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フィレンツェに並ぶトスカーナの美しき古都、シエナ(イタリア)

2021 5/13
目次

シエナとは

シエナは、イタリア中部のトスカーナ州に位置し、中世の街並みを色濃く残す古都です。現在の人口は約5万3000人。中世には都市国家として商業・金融業で栄え、同じトスカーナ州のフィレンツェと中部イタリアの覇権争いを繰り広げていました。赤褐色のレンガで造られた建築物の街並みが特徴で、シエナ色の名の由来ともなっています。城壁で囲まれたシエナ歴史地区は、1995年に世界遺産に登録されました。

シエナへのアクセス

シエナへは、フィレンツェからバスまたは鉄道で移動することができます。シエナの駅は旧市街中心地まで約2kmと少し離れているため、少しでも旧市街中心地近くに到着したい場合はバス移動がおすすめです。
バス利用の場合:フィレンツェの鉄道駅から、BUSITALIA/SITA社の快速バスで約1時間15分で到着します。バスはシエナのグラムシ広場に到着し、そこからシエナの中心地カンポ広場までは、約700m(徒歩10分ほど)です。
鉄道利用の場合:フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅からシエナ駅まで、各駅停車(REG)利用・直通で約1時間半。シエナ駅の目の前のショッピングモールにある長いエスカレーターに乗ると、旧市街近くまで行くことができます。エスカレーターの終着点からカンポ広場までは、約2km(徒歩20分ほど)です。

ローマから電車(途中で乗換えが必要)でシエナ駅まで、約3時間〜3時間45分で行くことができます。

シエナのオススメ観光地4選

 カンポ広場

マンジャ塔から見たカンポ広場(撮影:ユーラシア旅行社)

シエナの街の中心部にあるのがカンポ広場です。扇形に広がっており、中心が低く、弧に向かうにつれ緩やかに傾斜していくユニークな形が特徴。市庁舎をはじめとする中世の建築物に囲まれており、世界一で最も美しい広場と言われています。日中は人々がくつろぐ、シエナ住民にとっての憩いの場となっています。

プッブリコ宮

カンポ広場で目を引くプッブリコ宮(撮影:ユーラシア旅行社)

カンポ広場の一角に建つプッブリコ宮は、13世紀末~14世紀初頭に建てられたゴシック建築の建物。現在でも1階は市庁舎として使用されており、2階は宗教画や絵画などを展示する市立美術館として使用されています。建物内には様々なテーマのフレスコ画がありますが、それらのなかに、政治の行いによる都市や田舎の様子のフレスコ画「善政の効果」と「悪政の効果」が描かれていることが、中世時代から市庁舎であったことを物語っていますね。プッブリコ宮の左側には、シエナのランドマークとも言える高さ102mの「マンジャの塔」がそびえ、階段で上までのぼることが可能。塔の上からはカンポ広場の全貌を見ることができ、シエナの美しい旧市街の街並みを一望することができます。

シエナ大聖堂(ドゥオーモ)

ゴシックのファサードが美しいシエナ大聖堂(撮影:ユーラシア旅行社)

シエナ歴史地区の中心的建築物であるシエナ大聖堂(ドゥオーモ)は、12世紀に着工され、14世紀末に現在の姿になりました。フィレンツェに対抗し、世界一の大聖堂を目指して建築が進められていましたが、黒死病の流行により建設資金が行き詰まり、未完のままで終わってしまっています。白と黒の大理石の縞模様が特徴の外壁が存在感を放ち、大理石とモザイクで装飾された西正面のファサードは、イタリアで最も美しいと言われています。内部の床に描かれた56の宗教場面は、大理石の象嵌で描かれています。

大理石の象嵌装飾の床も必見(撮影:ユーラシア旅行社)

ピッコロミニ図書館

ピッコロミニ図書館(撮影:ユーラシア旅行社)

ピッコロミニ図書館は、ドゥオーモの一角にあるピッコロミニ家の書庫。ピッコロミニ家とは、中世から近代にかけて栄えたシエナの名門貴族の家系。貴族の図書館とだけあり、内部は非常に豪華絢爛で、天井や壁を覆い尽くすフレスコ画や装飾に目を奪われます。

シエナのオススメグルメ

トスカーナ州の主要産業が農業であり、豊かな自然のなかで営まれる牧畜、ジビエの食材を使った料理は、どれも美味しく、それらの食材をつかった料理は、シエナを訪れたのなら味わわずには帰れません。

ピチ

もちもち触感もおいしさのひとつ(撮影:ユーラシア旅行社)

シエナ発祥の郷土料理ピチ。まるで日本のうどんのように太く、もちもちした食感が特徴のパスタ。豊かな大地で太陽の光をいっぱい浴びたトマトから作られるトマトソース、イタリア版松茸ポルチーニソースと絡めたピチは、味も触感も最高です。ジビエ料理とあわせて食べるのもおすすめです。

パンフォルテ

伝統菓子パンフォルテ(撮影:ユーラシア旅行社)

シエナの伝統菓子であるパンフォルテ。アーモンドなどのナッツ類やドライフルーツの入った生地を、オーブンで焼き上げてつくられます。ナツメグや胡椒、シナモンなどのスパイスが使用されているので、ふわっと鼻腔をくすぐり、食べたときも口の中に広がるスパイスの香りも楽しめます。

伝統的な競馬の祭典、パリオ祭

シエナのパリオ祭(撮影:ユーラシア旅行社)

パリオとは、「美しい刺繍が施された旗」という意。シエナのカンポ広場で催される地区対抗の競馬大会と、シエナ旧市街の17地区の人たちが中世の衣装を纏い、自分たちの地区の旗を掲げパレードを行う世界的にも有名なシエナのパリオ祭。起源は12世紀まで遡り、聖母マリアの被昇天を讃える行事として始まりました。毎年7月2日と8月16日に行われ、約4万人を動員するほどの盛り上がりをみせます。騎士たちが裸馬に乗り、広場を周回する勢いがある競馬レースは、圧巻の光景です!

撮影:ユーラシア旅行社

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