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十和田八幡平国立公園(青森県・秋田県・岩手県)

2025 3/28
目次

十和田八幡平国立公園とは

十和田湖付近(撮影:ユーラシア旅行社)

十和田八幡平国立公園は、本州北部の青森県、秋田県、岩手県にまたがる山岳地帯にあり、山と湖と渓流の自然美がみどころです。また、国立公園の周辺には名湯が多数点在しています。

十和田八幡平国立公園への行き方、アクセス

十和田八幡平国立公園は、3県にまたがり、広大で見どころが点在していそうですが、見どころを大きく2つの地域にわけて旅行計画をたてると、主要観光地を効率よく巡ることができます。

【十和田・八甲田地域】青森県にある「八甲田山」と青森県と秋田県にまたがる「十和田湖」、十和田湖を水源に流れる「奥入瀬渓流」が主要観光地となります。旅の起点は、青森県の青森市または八戸市がよいでしょう。

【八幡平地域】秋田県と岩手県にまたがる「八幡平」と「秋田駒ヶ岳」そして岩手県北西部に位置する「岩手山」が主要観光地となります。旅の起点は、岩手県の盛岡市がよいでしょう。

十和田八幡平国立公園の見どころ6選

十和田湖×奥入瀬渓流

水量豊富な奥入瀬渓流(撮影:ユーラシア旅行社)

約20万年前の火山活動により形成された珍しい二重カルデラの十和田湖から流出する水は、全長67㎞の奥入瀬川によって陸上自衛隊八戸駐屯地近くまで流れ、太平洋へと注がれます。その奥入瀬川の十和田湖から流れ出る地点から約14.5kmの区間が奥入瀬渓流と呼ばれ、新緑や紅葉、流れる水の音、滝などの自然美を堪能できる遊歩道が渓流沿いに設けられています。

十和田湖(撮影:ユーラシア旅行社)

十和田湖は、日本屈指の透明度を誇る水質のよさと周囲の木々、鳥のさえずりなど、閑静な自然を堪能することができます。十和田湖は一周約50㎞。湖周辺の少し高い場所に設けられた展望台や休憩所から眺めることで巨大なカルデラ湖であることが実感することができます。

奥入瀬渓流の氷瀑(撮影:ユーラシア旅行社)

秋には紅葉、冬には雪化粧が施され、季節ごとの美しい景色を楽しむことができます。

八甲田山×夏のハイキングと冬の樹氷鑑賞

田茂萢岳ゴードライン遊歩道(撮影:ユーラシア旅行社)

八甲田山とは、青森県青森市と十和田市にまたがり、青森市の南側にそびえる大岳(標高1,585m)を主峰とする18の山々からなる複数の火山群の総称です。標高1,324mの田茂萢岳(たもやつだけ)山頂に至る八甲田ロープウェイが通年運航しており、夏から秋の時期には山頂駅から延びる30分コースと60分コースの遊歩道から湿原や高山植物を気軽に楽しむことができます。また、初級者と上級者のための3~4時間の登山ルートもあります。

スノーモンスターと呼ばれる樹氷(撮影:ユーラシア旅行社)

冬の時期は、樹氷鑑賞や山頂駅から初級者から上級者までレベルごとに分かれたスキーコースで、スキーを楽しむこともできます。

岩手山×小岩井牧場と焼走り溶岩流

小岩井農場から見た岩手山(撮影:ユーラシア旅行社)

岩手山(いわてやま)には、7つの登山道がありますが、いずれも気軽にハイキングというコースではなく、しっかり登山装備や準備が必要になります。そのため、登山をせず岩手山を眺めて楽しむには、岩手山南麓に位置する「小岩井牧場」、岩手山の北東斜面の山腹から山麓にかけて広がる冷え固まった溶岩原が残る「焼走り熔岩流」がおすすめ。岩手山の眺望を楽しめると同時に、小岩井農場では動物とのふれあいを楽しんだり、焼走り熔岩流では1700年代の岩手山噴火の痕跡をみることができます。

八幡平×ハイキング

ニッコウキスゲとコバイケイソウが咲く八幡平(撮影:ユーラシア旅行社)

八幡平は、名前の通り山頂部に平坦地が広がる特徴があります。八幡平山頂登山口までは車もしくは公共バスで行くことができます。夏から秋の時期には、アオモリトドマツの樹林や火山活動の痕跡である湖沼、高山植物を山頂にある整備された遊歩道を歩きながら見ることができます。
※冬期(11月上旬~4月下旬)は、八幡平山頂への道路は閉鎖されます。

八幡平のドラゴンアイ(撮影:ユーラシア旅行社)

5月下旬~6月中旬の雪解け時期限定で、八幡平山頂付近にある鏡沼は、まるで龍の眼のようにみえる神秘的な自然現象を私たちに見せてくれます。その年の降雪量や雪解け状況等によって、毎年見え方が変わります。

秋田駒ヶ岳×ハイキング

秋田駒ヶ岳ハイキング(撮影:ユーラシア旅行社)

秋田駒ヶ岳とは、十和田八幡平国立公園の南端に位置し、秋田県と岩手県に跨る、男女岳(おなめだけ)や男岳(おだけ)などの総称名です。八合目までは車で行くことができ、そこから8つのトレッキング・登山コースが敷かれ、目的や体力、脚力に合わせてコース選びができるようになっています。

火山の博物館×温泉

玉川温泉自然研究路(撮影:ユーラシア旅行社)

十和田八幡平国立公園では、カルデラ湖、溶岩原、泥火山、噴気孔など活動する火山を感じられる場所が所々にあります。また火山といえば温泉!十和田・八甲田地域では酸ヶ湯温泉や蔦温泉、八幡平地域では乳頭温泉が地ありますので、立ち寄ったり宿泊して、温泉も楽しむことができます。

蔦温泉旅館から歩いて行ける蔦沼の紅葉(撮影:ユーラシア旅行社)
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