日間賀島とは
愛知県にある日間賀島(ひまかじま)は中部国際空港のある知多半島の先端から約2キロ、伊勢湾口に浮かぶ有人島です。面積0.77平方キロメートルの小さな島で、徒歩でも2時間くらいで島を一周することができます。風光明媚な景色と絶品の海の幸を求めて年間を通じて多くの観光客が訪れています。春は白ミル貝、夏はハモ、秋はトラフグ、冬は絶品のフグが味わえ、年間を通じて楽しめるタコは島のシンボルともなっています。
日間賀島への行き方、アクセス
日間賀島にわたる場合、知多半島の師崎(もろざき)港もしくは河和(こうわ)港から定期高速船もしくは海上タクシーを利用します。師崎港からは15分から30分間隔で、河和港からは1時間間隔で定期高速船が出ています。また、渥美半島の伊良湖(いらご)港からも定期高速便が出ています。
高速艇は便によって日間賀島の東港か西港、あるいは両方に停泊します。カーフェリーは北港に着きます。途中隣の篠島に寄る船もありますので、降り間違いのないようにご注意ください。
電車でのアクセス
名古屋駅から名鉄特急を使い45分ほどで河和駅へ。駅から河和港までは5分くらいで歩いて行けます。河和港からは定期高速船を利用して20分程度で日間賀島につきます。
車でのアクセス
名古屋中心部から知多半島の先端、師崎港まで知多半島道路と南知多道路を通って、師崎港へ。カーフェリーもありますが、師崎港に公営駐車場にクルマを置いて、本数の多い定期運航線を利用するのがおススメです。師崎港からは10分ほどで日間賀島につきます。
空港からのアクセス
中部国際空港(セントレア)から、電車の場合は名鉄で神宮前駅や太田川駅で乗換をし河和駅まで1時間~1時間半。タクシーやレンタカーなどの場合は師崎港まで40分ほどです。
日間賀島を訪れたら絶対したい4つのこと
日帰りでも観光できる日間賀島ですが、ぜひ島内に一泊してその魅力を味わいましょう!歩いて回れる小さな島ですが、お泊りになる宿と利用される船の港が近くなるようにしましょう。
タコだらけの島?!日間賀島
フェリーから日間賀島に降りると出迎えてくれるのは東西タコのガッシー君とニッシー君。東港に降りるとガッシー君、西港に降りるとニッシー君と出会うことができます。島の散策を始めるといたるところにタコが…通りの装飾だけでなく、マンホールに、さらには駐在所までタコをモチーフにしています。
名産のタコを食べる
様々な海の幸が楽しめる日間賀島、そのなかでも通年味わえるタコは日間賀島グルメの主役です。日間賀島のタコは茹でても固くならず、柔らかいのが特徴です。丸茹でに、しゃぶしゃぶ、刺身に唐揚げと存分にタコを楽しんでください。
お寺までタコ?日間賀島随一のパワースポット・安楽寺
安楽寺は古くから地元の人々が海上安全と大漁、良縁を願ってきたお寺です。ご本尊は蛸阿弥陀如来、ここにもタコが登場するんですね。昔々、地震によって海中に失われた阿弥陀如来。漁師によって引き上げられた時、大きなタコが如来像を守るように抱きついていたと伝わっています。タコの吸盤はよく引っ付くので、良縁のご利益が期待できます!
歴史の島としての日間賀島
縄文時代後期にはすでに人が住んでいた日間賀島、6世紀の古墳なども見つかっており、歴史深い島でもあります。半島の先端という、海上交通の要所にあったことと豊かな漁場があったためです。江戸時代には将軍家や尾張藩に御用鯛を献上していたことがわかっています。
海と空に飛び出す!絶景「ハイジのブランコ」に乗る
東港にあるサンライズビーチ、夏になると海水浴客で賑わいます。ビーチから10分程歩いて行くと大きな木にブランコがかかっています。海の目の前にある「ハイジのブランコ」(恋人ブランコとも)にのって漕ぎだすと、海と空の中に身を投げ出すような絶景が楽しめます。
10月~3月限定‼本場のトラフグを食す
実はフグの島でもある日間賀島、伊勢湾口のこの海域はトラフグの好漁場となっています。近郊の名古屋だけでなく、近畿・中国地方にも輸出されています。たくさんのトラフグが取れる日間賀島だからこそ、絶品のフグをお手頃な値段で堪能することができます。
日間賀島の漁業の歴史を知りたいなら「日間賀島資料館」へ
古来からのサメ漁や、トラフグの延縄漁、タコ漁など日間賀島の漁業を知ることができます。様々な漁具が展示されているほか、6世紀の古墳時代の貴重な出土品も保管されています。