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龍が舞い降りた水墨画の世界・世界遺産ハロン湾(ベトナム)

2020 9/30
目次

ハロン湾とは

ハロン湾(撮影:ユーラシア旅行社)

ハロン湾とは、水墨画のような幻想的な景観から“海の桂林”の異名を持つ、ベトナム随一の景勝地。面積1553平方キロメートル(東西約30km、南北約23km)に及ぶ広大な海域には、約3,000もの石灰岩の島々が点在しています。
ハロンとは、ハ(降りる)・ロン(龍)=「龍が降りる」の意。ハロン湾沿岸に伝わる伝説があります。昔々、ハロン湾沿岸の村々を海賊が侵入し、襲撃や略奪行為を繰り返し、困った村人が天に祈りを捧げると、龍の親子が舞い降りてきました。龍の親子は、尾っぽと口から吐き出した宝玉によって海賊船を次々と沈めていきました。宝玉は、岩山へと姿を変え、海上の砦として湾を囲みました。こうしてハロン湾には無数の島々ができ、沿岸の村を守り続け、村人は、このことを忘れないようにとここを「ハロン湾」と名付け、語り伝えていきました。
1994年に世界遺産登録され、2000年に登録範囲を446平方キロメートルに拡大登録しました。ハロン湾の美しい景観は、映画のロケ地にもなり、映画『キングコング』や『レッドクリフ』の撮影舞台にもなりました。

ハロン湾の場所は?

ベトナムの国土は、南北の長さが約1,650km、タツノオトシゴが横を向いたような、緩いS字にもみえる形をしています。ベトナムの首都ハノイは、ベトナム北部にあります。首都ハノイから車で約2時間40分~3時間かけ、約170㎞の距離を西へ移動するとハロン湾に至ります。

ハロン湾の日帰りクルーズおすすめ 3選

首都ハノイを起点に、日帰りでハロン湾を楽しむことができるよう約3時間または約6時間日帰りハイライトクルーズがあります。ハノイからの往復送迎バス付ツアーで行く場合は、予約時に好きなコースを選べます。クルーズの船会社によってクルーズルートや観光箇所などは多少異なりますが、美しい鍾乳洞で有名なティエンクン洞窟や、闘鶏岩(鶏が向かい合ったような奇岩)など、ハロン湾の名所をハイライトで周っていくものが多いです。

日帰りクルーズ船は大小さまざま(撮影:ユーラシア旅行社)

ティエンクン洞窟(ダウゴー島)

ティエンクン洞窟(撮影:ユーラシア旅行社)

ティエンクンとは、「天宮」の意。鍾乳洞内部の高さは、約20mあり、その名のとおり、美しい宮中を思わせるような鍾乳洞。カラフルなライトアップが幻想的でもあり、なによりも鍾乳石自体も見応えがあります。長い年月がつくりあげた迫力ある鍾乳石、仙人やクラゲにみえる鍾乳石や石筍などを発見しながら進んでいくと洞窟探検気分を味わえちゃいます。道もしっかり舗装されていますので、足元も安心です。

撮影:ユーラシア旅行社

ダウゴー洞窟(ダウゴー島)

ティエンクン洞窟の約300メートルほど離れた場所に、ダウゴー洞窟があります。島の名前にもなっているダウゴーとは、直訳すれば「木の頭」の意。13世紀に元から大軍が襲ってきたときに、この洞窟に隠しておいた杭を打ち立てて、元の船を立ち往生させ、退けさせたことが由来であり、ベトナムの歴史上でも重要な場所です。そのとき戦ったベトナム側の将軍はチャン・フン・ダオ(元の襲撃以前にもベトナムを襲ってきたモンゴル軍を3回退かせた英雄)。ホーチミンには、チャン・フン・ダオ通りと名前がついた場所もあります。
ダウゴー洞窟も鍾乳洞で、見学が可能。道も整備され、大きさはティエンクン洞窟よりは小さめですが、鍾乳石の迫力はティエンクンに負けず劣らずのもので見応えがあります。

闘鶏岩

闘鶏岩(撮影:ユーラシア旅行社)

ニワトリに見える奇岩が、向かい合わせになっているので「闘鶏岩」と呼ばれています。雄鶏と雌鶏が仲良く向き合っているように見ると、これは「鶏夫婦岩」?!そう思うと微笑ましくなりますね。

遭遇できたら嬉しい!現地の人がフルーツを売りにくることも(撮影:ユーラシア旅行社)

ワンナイト(船中泊)クルーズ観光 おすすめ 5選

ハロン湾をめーーーいっぱい堪能するなら、ワンナイト(船中泊)クルーズがおすすめ!1泊すれば、ハロン湾の奥地まで船が進んでいくことができ、ハロン湾の絶景を眺める時間が当然長くなり、同じ景観がひとつもないハロン湾を心ゆくまで堪能できます。船会社ごとによって内容は異なりますが、シーカヤックやバンブーボートで遊んだり、船内で催される体験教室などで、さらに充実したクルーズ船での旅を楽しめちゃいます。新造船の船室にはエアコン設備も整っていて船中泊も快適!ワンナイトするから目にすることができる船上からの夕日、星空、日の出、そして時間とともに景色が変化していく幻想的な情景は、旅のハイライトとなる思い出になることでしょう。

ワンナイトクルーズの船は?

近年、ワンナイトクルーズで使用される船に、豪華客船が続々導入されていき、快適な船上ライフも楽しめるようになりました。各クルーズ会社で使用される船の客室設備や航行ルート、船上アクティビティ、料金が異なりますので、事前にいくつか比較検討してみるとよいでしょう。

一例として2013年就航した「ゴールデンクルーズ号」をご紹介。客室には、シャワー、トイレ、洗面台、エアコン、電源が設置され、快適に過ごすことができます。シャワーからでる水(お湯)は、真水を利用しているので安心です。客室の内装も設備も、地上にあるホテルと大差がありません。お食事もビュッフェ形式で、好きなものを好きなだけ食べることができます。

客室(一例)
西洋料理からベトナム料理のビュッフェ

また、ハロン湾に浮かんでいる姿は、とても絵になるジャンク船(木造帆船)もワンナイトクルーズ船として人気があります。特に、伝統的なジャンク船の雰囲気を持つ新しく造られたクルーズ船だと、客室にシャワー(またはバスタブ)、トイレ、洗面台、エアコン、電源が設置されているので快適に過ごすことができます。昔ながらのジャンク船は、船体自体古いので、清潔さや設備に不足を感じることがあるかもしれません。

昔ながらのジャンク船(撮影:ユーラシア旅行社)
ジャンク船の雰囲気をもつ最新設備搭載のクルーズ船「バーヤ号」

ハロン湾の絶景 “海の桂林” 撮影をするならココがお勧め!「ティートップ島」

ティートップとは、ガガーリンの次に宇宙に行ったソ連の宇宙飛行士ゲルマン・チトフのことです。1962年、当時の首席・ホーチミンとチトフが一緒にハロン湾を訪れ、両国の友情の証として、チトフを意味するティートップと島に名前を付けました。ティートップ島の船着場近くには、宇宙飛行士ゲルマン・チトフ氏の像があります。
この島に上陸したら、424段の階段をがんばって登り、頂上を目指しましょう!辿り着いた頂上の展望台から眺めるハロン湾の絶景「海の桂林」は見ずして帰れません!階段の中間あたりにも展望台がありますので、疲れたらここで一息休憩をいれましょう。それでも424段をあがるのは大変・・・という方は、船着き場の近くにビーチとカフェがありますので、ここでのんびりした時間を過ごしましょう。

晴天時に展望台からみるハロン湾の絶景(撮影:ユーラシア旅行社)
霧が立ち込めると、まさに水墨画の世界(撮影:ユーラシア旅行社)

必見!ハロン湾最大の鍾乳洞「スンソット洞窟(ボーホン島)」

スンソット洞窟(撮影:ユーラシア旅行社)

ハロン湾最大の鍾乳洞スンソット洞窟。スンソットとは「驚異的」または「すばらしい」という意味。約500万年もの年月がつくりあげた洞窟内部の広さは、なんと約10,000平方メートル(約3000坪=東京ドーム1個分)、天井の高さは約30m(=マンションの10階相当の高さ)!

撮影:ユーラシア旅行社

約130段の階段をあがって鍾乳洞内に入ると、名前のとおりの大きな空間を実感することができ、冒険気分も盛り上がってきます。洞窟内には、布袋様、マーライオン、猿、観音様などに見える鍾乳石や石筍を眺めながら、整備された遊歩道を歩いていきます。入り口から洞窟内に差し込む光、カラフルなライトに照らされて浮かびあがる鍾乳石は、とっても幻想的。

ワンナイトクルーズだから見ることができる絶景「ハロン湾のサンセット&サンライズ」

撮影:ユーラシア旅行社

シルエットになる岩島、海上の船、光と闇、刻々と変わっていく幻想的な世界を目にすることができるハロン湾のサンライズ&サンセット。ハロン湾に船泊しないとみることができない時間や太陽の動きで変化していくハロン湾の絶景は必見。旅の予定に時間があるなら、ワンナイト(船中泊)クルーズを、お勧めします。

早起きをして静かなハロン湾を眺めてみましょう(撮影:ユーラシア旅行社)

ハロン湾クルーズで挑戦!船上で「太極拳」

クルーズ船会社によって、様々な船内アクティビティを催してもくれますが、お勧めは「朝の太極拳」。涼しい朝の時間に、静寂なハロン湾を眺めながら、呼吸に意識を向け、体を動かす。心身すっきりした気分で、一日がスタートすれば、その後の旅もより一層楽しめますよ。

太極拳の講師もいるから安心(船内アクティビティの一例)
生春巻きつくり体験(船内アクティビティの一例)
ハロン湾でカヤックを楽しむ(アクティビティの一例)

☑ ハロン湾クルーズは、天候・波の状況などにより予定していた航行時間やルート、観光箇所が変更・割愛になる場合があります。
☑ 船会社によって、船の設備やルート、アクティビティが異なるので、詳細を確認して申し込みましょう。
☑ 鍾乳洞見学、展望台見学では、歩きやすい運動靴がおすすめ。鍾乳洞内部の見学コースは舗装されて歩きやすい道ですが、場所によっては階段の昇り降り(約100段前後)があります。

☑洞窟内の状況や季節によって、湿度が高くて蒸し暑かったり、涼しかったりします。

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