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心癒されるラオスの古都ルアンパバーン 女子旅のススメ

2022 3/10
目次

ルアンパバーンとは

ルアンパバーン(撮影:ユーラシア旅行社)

中国、ミャンマー、カンボジア、タイ、ベトナムの五カ国と国境を接し、インドシナ半島にひっそりと位置する内陸国ラオス。ラオスにはアンコールワットのような壮大な遺跡や美しいビーチリゾート、バンコクのような都会の華やかさはないものの、ゆったりとした時の流れとのんびりと素朴な人々の暮らしぶりはどこか懐かしく、心が癒されることから、近年、人気の旅行先となっています。
ルアンパバーンはラオスの首都ビエンチャンから北に約340km離れたメコン川とカーン川の合流地点に位置する緑豊かな町で、14世紀以降、ランサーン王国、ルアンパバーン王国の首都として栄えた古都です。現在、旧市街には歴史的な寺院やフランス統治時代のコロニアル様式の建物が立ち並び、2つの異なる文化の融合が稀有なるものである等として、1995年にはユネスコの世界遺産に登録されました。

ルアンパバーンへの行き方、アクセス

ルアンパバーンへは空路でのアクセスが便利ですが、残念ながら日本からの直行便はありません。
ビエンチャンやパクせー等からの国内線または近隣のバンコクやハノイ等、国外都市からの国際線を利用することとなります。日本から効率良く同日乗継が可能となるのはハノイ(ベトナム)からの便を利用することとなります。
(但し、新型コロナウィルス感染症による入国制限が始まる前の航空便の運航スケジュールを基にしています。)

女子旅にルアンパバーンををおすすめする理由とは

ルアンパバーン旧市街(撮影:ユーラシア旅行社)

旧市街は長閑でこぢんまりとした大きさながら、「観る・食べる・泊まる・買う」の女子旅に欠かせない要素が揃っています。フランス統治時代のコロニアルな建築様式とラオスの伝統建築の立ち並ぶ町並は歩いてまわるだけで楽しめますし、ランサーン王国時代の繁栄を物語るかつての王宮や細やかな装飾が施された寺院など必見の観光スポットもあります、そしてメコン川沿いのカフェや、素敵なレストランでのひととき、銀細工や織物などのショッピング、雰囲気のあるホテルでの滞在など、日本での忙しい日常を忘れてのんびりと楽しみ、リフレッシュする、そんな旅がルアンパバーンで実現することができます。
こちらでは、ルアンパバーンを楽しむ為のホテルやレストランをメインにご紹介します。

ルアンパバーン旧市街に泊まる!おすすめのホテル

Maison Dalabua(メゾン・ダラブア)

ホテル外観

「睡蓮の王女」という意味のホテル名通り、蓮池のある庭とトロピカルガーデンの緑が美しいブティックホテルで、中心部のナイトマーケットや旧王宮へも徒歩約10分程の町の西側に位置する静かなエリアにあり、ゆったりとリラックスして滞在を楽しむことができます。
スパやプールも備え、設備面は勿論、スタッフのホスピタリティでも利用者の評価が高い人気のホテルです。客室は、全40室、内装はモダンなスタイルやラオスの伝統様式を取り入れたものなど客室のカテゴリーによって異なりますが、スタンダードなクラシック・ルームでも27㎡とと広めで快適に過ごせます。予算が許せば、木のぬくもりが感じられ、池を望むバルコニー付のオーバーウォーター・バンガロールーム(43㎡)がオススメ!

オーバーウォーター:バンガロールーム(宿泊一例)

Villa Santi Hotel(ヴィラ・サンティ・ホテル)

ヴィラ・サンティ・ホテル本館外観(撮影:ユーラシア旅行社)

旧市街の中心にあり、ロケーション抜群なスーペリアクラスの老舗ホテル。
ルアンパバーンのカムパー王女の邸宅を改装したフレンチコロニアル様式の本館と通りを挟んだ向かいにある別館の2棟があります。スイートルームとフロント、レストランが本館にあり、その他の客室は別館となるものの、朝食会場となる本館2階のレストランはお屋敷に招かれたような趣ある雰囲気で1日をスタートすることができます。なんといってもこのホテルの「売り」は、その立地!メインストリートのサッカリン通りに面し、町の西側のナイトマーケットや王宮博物館へ徒歩約10分、東側のワット・シェントーンへ徒歩約7分と東西に延びる旧市街の街歩きにとても便利です。

ホテル別館客室(一例)
ホテル本館内レストラン

Avani+ Luang Prabang(アヴァニ・プラス・ルアンパバーン)

ホテル内プール

植民地時代の建築様式とスタイリッシュさをあわせもつデラックスクラスのホテルで、贅沢にゆったりと過ごしたい場合におすすめ。王宮博物館へは徒歩約6分程度、ナイトマーケットの入口はホテルの目の前という街歩きにも便利な立地ながら、
25mのプールや中庭があり、町中にありながらリゾート気分も味わえます。
客室はベーシックなデラックスルームでテラスまたはバルコニー付で35㎡と広くゆったりとしており、洗面台が2台あるのは女子旅に嬉しいポイントです。

客室(一例)

ルアンパバーンのおすすめレストラン

Manda de Laos(マンダ・デ・ラオス)

おすすめホテルでご紹介したMaison Dalabuaに併設された、蓮池の畔にあるオープン・エアの姉妹レストラン。昼は蓮池を眺めながらのんびりランチ、夜はライトアップされた雰囲気満点の優雅なディナーをお楽しみ頂けます。
ラオス各地の家庭料理をモダンにアレンジ・盛り付けしたお料理はどれを食べても外れなし!と口コミでも高評価です。こちらのレストランの看板メニューは、「Do it yourself Laap」(DIYラープ)と「Ping Dook Moo」(スペアリブのジャングルハニー焼き、ハーブサラダ添え)。
ラープはミンチにした肉または魚を加熱し、煎った米粉、ハーブ、ライム、唐辛子や魚醤などを混ぜたラオスやタイ北東部の郷土料理ですが、こちらのレストランのDIYラープは、豚、鶏、水牛から選択し、材料別に盛り付けられてサーブされ、テーブルでそれぞれを混ぜて頂くスタイルです。
また、スペアリブのジャングルハニー焼きは、ジャングルで採取した蜂蜜を使ったラオスの山の恵みを味わえる一品です。
この看板メニュー以外にもルアンパバーン名物のカイペーン(味付け川海苔)やルアンパバーン・ソーセージなどご当地メニュー等もあります。
注文の際にはオーガニックの赤米「Kao Nieu」(カオニャオ、ラオスの主食のもち米)もお忘れなく!

「Do it yourself Laap」(DIYラープ)
「Ping Dook Moo」(スペアリブのジャングルハニー焼き、ハーブサラダ添え)

3 Nagas(トロワ・ナガ)

レストラン(撮影:ユーラシア旅行社)

築100年を超える建物3棟を利用したソフィテル系列のホテルに併設され、町の中心部にあるテラス席がメインのレストランです。メニューに「N」の印がついた看板メニューをアラカルトでオーダーするのも良いですし、1人前から注文可能なセットメニュー(約2300円~3000円程度)から選ぶのも良いでしょう。
ラオス料理に定評のあるこのレストランでは、「Oua Si Khai Moo」(レモングラスの茎にひき肉を巻いて揚げたもの)や「Ping Sine Kwai」(水牛肉のグリル)、「Mhok Paa」(魚のバナナの葉包み蒸し)などの看板メニューがあり、水牛肉のグリルは筆者もイチオシの一品です。

水牛肉のグリル(撮影:ユーラシア旅行社)

Blue Lagoon(ブルー・ラグーン)

レストラン店内

王宮博物館近くにある高級レストランでラオス料理以外のものも食べたい、またはラオス料理と西洋料理を組み合わせて食べたい、そんな時にお薦めのレストランです。
ラオス人シェフはスイスで修業をした経験もあることから、ラオス料理と西洋料理の両方、そしてそれぞれをミックスさせたフュージョン料理を提供しており、看板メニューはスイス料理のロスティ(スイス風ハッシュドポテト)とツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテス(薄切り肉を生クリームとワインで煮込んだもの)やチーズ・フォンデュとのことですが、エビのビスクやカボチャのポタ-ジュなども塩加減も丁度良く、ちょっとラオス料理に疲れた時に胃が落ち着きます。前菜はラオス料理、メインは西洋料理といった当日の気分でオーダーするのも良いでしょう。
レストランのウェイターはさんは若い方が多いのですが、人材育成の為に現地の学生アルバイトを多く採用しているそうです。

カボチャのポタージュ(撮影:ユーラシア旅行社)
料理一例

ルアンパーン旧市街での買い物も楽しい!おすすめのお土産

織物(一例)

ルアンパバーンではバラマキ用から自分へのご褒美まで、ショッピングも楽しめます。
バラマキ用には朝市で売っているバナナやジャックフルーツ、タロイモなどのフルーツチップスやタマリンドキャンディーを。また、ハーブティーがお好きな方はマトゥーム茶も話の種に良いかもしれません。
ベールフルーツはミカン科の果物で、不要な脂肪排出、消化促進、ほてりの冷却効果やガン予防などの効能があるとされています。王宮博物館から郵便局前にかけて開かれるナイトマーケットでは、ラオスらしい布製品やお手軽なお値段の織物類の他、お土産用のラオス産コーヒー、塩、スパイス類まで売られているので要チェックです。また、旧市街のメインストリート沿いやその近くには銀細工のアクセサリーや織物、お土産屋さんなどがありますので、街歩きがてら覗いてみては如何でしょうか。

なお、特産の織物は、シルクの手織り製品は非常に高価です。旅の記念に購入を考えている場合で、郊外にある紙漉きと織物で有名なバーン・サンコン(サンコン村)を訪れる予定があれば、旧市街のショップで先に下見をしておき、比較できるようにした方が良いでしょう。
旧市街には、おすすめホテルでご紹介したVilla Santi本館裏、別館前にあるKhinthong Lao Silkというお店が、質の高い絹織物を販売しており、見るだけでも目の保養になります。

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