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天国のような色彩のグアダぺと昇れば極楽?!悪魔のタワー(コロンビア)

2022 3/10
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グアタペとは

カラフルな街並みが写真映えするグアダペ(撮影:ユーラシア旅行社)

南米大陸の北西端、国土の西側、北はカリブ海、南は太平洋、その間はパナマとの国境に面しているコロンビア。首都ボゴダに次ぐ大都市で、アンティオキア県都であるメデジンから西に80㎞ほどの場所に位置する街グアタペ。人口約6,500人のこじんまりとした街で、1811年にスペイン人によって造られました。元々は農業を営んでいましたが、ダム建設で畑が水没し、人口の半分が移住をしたり、治安が悪くなり、ついにはゴーストタウンと化しました。その後、観光客を呼び込むため、街をカラフルに彩色し、再起をはかりました。ピンク、緑、黄色、青・・・カラフルで可愛い街並みは、まさにメルヘンの世界。いまでは治安も落ち着いており、カラフルな街並みを見に多くの観光客が訪れるようになりました。また、郊外にはグアタペダムが1970年代後半に造られ、現在では周辺に多くの別荘が立ち並ぶリゾート地となりました。

グアタペまでのアクセスは?

グアタペまでは、メデジンからバスで片道約2時間。メトロのカリベ駅直結のメデジン北バスターミナルからグアタペ行きのバスに乗ります。毎日少なくとも30分に一本はバスがでています。
メデジンからピエドラ・デル・ペニョールへ行く場合も、同じバスターミナルから同様にバスに乗ります。
グアタペ~ピエドラ・デル・ペニョール間は約4㎞。バスを利用するか、少々割高ですが、タクシー、トゥクトゥクも走っています。徒歩の場合は約1時間の距離です。

グアタペ観光の必見スポット

グアタペの街並み

色々なソカロを見ながらの散策も楽しい(撮影:ユーラシア旅行社)

グアタペの街並みには特徴的なソカロ(家の壁の立体装飾のこと)があります。元々は幾何学模様のみだったのを次第にキリスト教の信仰心を表す「羊」にしたり、その家の歴史や生業、家の持ち主の好きなもの、その店の商品などの絵があちこちに描かれるようになりました。そのデザインは住人が各自で描いている場合がほとんどで、たくさんの色が好き放題使われているのにも関わらず、均整がとれているのが不思議なところ。素人の方が多いからこそ、素朴で味のある色合いになるのでしょう。中心部には、1811年に建てられた木造教会ヌエストラ・セニョーラ・デル・カルメン教会があります。白い壁に鷹や牛の彫刻があり、カラフルでポップな街並みとは裏腹にシンプルで落ち着いた印象の教会です。

ヌエストラ・セニョーラ・デル・カルメン教会(撮影:ユーラシア旅行社)

ピエドラ・デル・ペニョール

〝悪魔のタワー″は、名前とは裏腹に人気の観光地!(撮影:ユーラシア旅行社)

グアタペの近郊に〝悪魔のタワー″とも呼ばれる高さ220mもある巨大な一枚岩ピエドラ・デル・ペニョールが、圧倒的な存在感を持って立ちはだかっています。石英、長石、雲母などで構成されているこの巨岩は、約7000万年前に形成されたと言われていますが、隕石によって出来たという説もあり、謎に包まれています。見えているのは氷山の一角で、この岩塊は地中2.5㎞の深さまで続いています。「ピエドラ」とはスペイン語で「大きな岩」、「ペニョール」はこの辺りの地名を意味します。先住民であるグアタペ族は聖地として崇めていたため、決して登らずにいたといいます。1954年6月16日ルイス・ビジェガス・ロペスは友人の2人とともに、クラックに木の足場をかけ、3日間で初登頂に成功しました。1970年~1978年のダム建設後、観光名所にしようということで、1978年に木の階段を設置、その後コンクリートの階段に造り替えられました。現在はロッククライマーの登山ルートも20か所以上あります。頂上からは、約25年前に造られたグアタペ湖と緑の大地の織りなす絶景が360度広がっています。

約740段の階段で頂上へ(撮影:ユーラシア旅行社)

では早速登ってみましょう。観光客は靴紐のように張り巡らされた約740段の階段で頂上へ向かいます。25段ごとに数字で表示があり、あとどのくらい登ればいいかわかるようになっています。中腹にはマリア様の像があり、登る人を見守っています。階段の幅は広めなので、休むスペースや後続の人に追い越してもらうことも可能です。標高は約1900m。頂上は2000mを超えます。景色を楽しみながら、無理をせず、ゆっくり登っていくのが安心です。頂上には息をのむ絶景が待っています。

頂上までたどり着いた人が望める絶景!(撮影:ユーラシア旅行社)

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