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メコンデルタクルーズでメコン川の自然を堪能!(ベトナム)

2022 5/17
目次

メコンデルタとは

東南アジア最長の川、メコン川(撮影:ユーラシア旅行社)

メコンデルタとはメコン川河口の湿地帯で、ホーチミンとカンボジアの間にある三角州一体のことで、ベトナム南西部に位置します。面積はおよそ4万㎢で、中央直轄市のカントーと12の省が属しており、2000万人程の人々が生活しています。メコンデルタの土地の大きな特徴は肥沃になっており栄養が豊富であることです。そのため新種の生き物が多く発見されています。また、メコンデルタは稲作に適した土地であることから、ベトナム産の米の代表的な地域ともいえます。そんなメコンデルタで観光客に人気なのが、メコン川で楽しむメコンデルタクルーズです。

メコン川とは】
メコン川は幅約3㎞、全長約4450㎞を誇る東南アジア最長の川です。中国のチベット高原を源とし、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムを通り、東シナ海へと流れます。6カ国に及ぶ国々を水が移動しているため、川の色は濁っています。ベトナム語では「ソン・クーロン」と呼び、「九龍川」という意味になります。
メコンデルタでは土地を持たず船の上で生活する人々がおり、その多くは魚を採って生計を立てています。土地を持つ人々は稲作や果物の栽培をして暮らしています。メコンデルタで生活する人々にとって魚を採るのにも、作物を育てるのにも、メコン川の水はとても重要な役割を果たしているのです。

メコンデルタへの行き方、アクセス

メコンデルタクルーズの発着地は、ティエンザン省にあるミトから対岸に渡った先、タイソン島です。ミトとは「美しい街」という意味を持っています。ベトナム最大の都市であるホーチミンからミトへは、バスで行くのが便利です。ホーチミン郊外にあるミエンタイバスターミナルよりミト行きのバスに乗り、所要時間は1時間30分から2時間程度です。ミトの船乗り場からタイソン島までは、エンジン付きの中型ボートで10分程で到着します。

ミトとタイソン島を渡す中型ボート(撮影:ユーラシア旅行社)

メコンデルタクルーズとは

メコンデルタのジャングルクルーズ(撮影:ユーラシア旅行社)

メコン川のクルーズには船中泊をしてじっくり楽しむものもありますが、メコンデルタで最も人気があるのは日帰りで楽しめるジャングルクルーズです。

乗る際に渡されるのは「ノンラー」と呼ばれるラタニアの木の葉でできた、ベトナム伝統の円柱型の葉笠です。この葉笠を被り、手漕ぎの小舟に乗ります。船の前方と後方には船頭が乗っており、その間に4人ほどの乗客を乗せることができます。狭く、ヤシの木が生い茂る川をぐんぐん進んでいくメコンデルタクルーズを是非体験してみてください。

メコンデルタのジャングルクルーズ(撮影:ユーラシア旅行社)

メコンデルタのおすすめ観光3選

タイソン島

タイソン島のはちみつ農園(撮影:ユーラシア旅行社)

メコンデルタクルーズの発着地であるタイソン島は、メコン川支流に浮かぶ長さ11km、幅1kmほどの小さな島で、約6000人の人々が暮らしています。タイソンとはユニコーンを意味します。 島には、はちみつ農園、ココナッツキャンディ工房、果樹園があり、試食やお土産の購入ができます。クルーズや農園などへの訪問を通して、タイソン島の人々の暮らしを感じることができます。

水上マーケット

メコンデルタの水上マーケットにて(撮影:ユーラシア旅行社)

メコンデルタには、大小様々な水上マーケットも点在しています。もし滞在に時間が取れる場合は、水上マーケット訪問もお勧めです。メコン産の新鮮な魚や周囲から運び込まれてきた青果類など、様々な商品が船の上に並び、活気を呈しています。特にカントーのマーケットが有名ですが、それ以外の町でも見学する事ができます。

メコンデルタの水上マーケットにて(撮影:ユーラシア旅行社)

【名物】エレファントフィッシュの食事

名物エレファントフィッシュの唐揚げ(撮影:ユーラシア旅行社)

メコン川で採れる川魚の唐揚げで、鱗ごと揚げられているのが特徴です。象の耳のように大きい魚であることから、エレファントフィッシュと呼ばれています。ライスペーパーで野菜と一緒に春巻きのように包む食べ方が定番です。サクサクした鱗の食感も良いアクセントになります。

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