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北欧建築デザインの祖、アルヴァ・アアルトの魅力と代表作5選

2021 9/10
目次

アルヴァ・アアルトとは?

アルヴァ・アアルト

アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto/1898-1976年)は、フィンランドが生んだ20世紀を代表する世界的な建築家、デザイナー。スウェーデンのアスプルンドと並び、北欧の近代建築デザインの第一人者。建築に加えて、家具、照明器具、食器など日用品のデザインを幅広く手がけています。

アアルト建築の魅力は?

ヴィープリ(ロシア)の図書館内部

北欧は日照時間が短く採光できる時間が限られるため、「日が出ているときは多くの光を取り入れる」ということが発想の元にあります。窓の大きさや配置の多さにもそれが表れています。自然と融合し環境配慮されていることも北欧建築の特徴です。ぬくもりを感じさせる木材、有機的な曲線デザインの形状を多用し、人にやさしい建築デザインがアアルトの魅力の一つと言えます。

アアルトが設計した代表建築5選

アアルトハウス/自宅兼事務所(ヘルシンキ)

アアルトハウス外観

アールト夫妻が建てた自宅兼事務所「アアルトハウス」は1936年、首都ヘルシンキ市内に完成。窓の配置など機能主義が取り入れられつつ、自然の素材を使って優しくシンプルなデザインにする事でアアルトらしさが表現された住宅建築です。内部は仕事場とプライベートな空間が分けられ、アルヴァ・アアルトは1976年に他界するまでこの家で暮らしました。現在、アアルト・アアルト財団が管理し、内部にミュージアムショップが設けられています。

アアルトのアトリエ(ヘルシンキ)

アアルトのアトリエ内部

アアルトのアトリエ(設計事務所)はヘルシンキ市内、アアルトハウスから約500mの場所にあります。設計事務所には、自由な形のアトリエと自然光の差し込む製図スペースを設計。円形劇場のような形状の建物が中庭を囲っています。現在は、アルヴァ・アアルト財団の本部オフィスとして使用され、アアルトが手がけた数々の名作椅子や照明、建築模型や図面が展示されています。

レストラン「サヴォイ」(ヘルシンキ)

レストラン・サヴォイ(Savoy)は1937年にオープン。ヘルシンキの中心部、ブランド店や百貨店が並ぶエスプラナディ通り沿いにある老舗の高級レストランです。アルヴァ・アアルトが妻アイノとともにデザインを手がけ、カーテンや食器などに合わせてインテリア全体が設計。また、室内ではゴールデンベルや各種チェア、ティーワゴンなど、アアルト家具の宝庫です。
中でも有名なのは「サヴォイベース」と呼ばれる透明な花瓶はこのレストランのためにデザインされたもの。上から見ると、フィンランドに数多くある湖のような形状です。

マイレア邸(ノールマルック)

マイレア邸の中庭

パイミオのサナトリウム(Paimio Sanatorium)は首都ヘルシンキから約150km、トゥルクという町の近郊にあります。結核患者の療養所(サナトリウム)として1933年に完成し、現在は、トゥルク大学付属の総合病院となっています。建物は森の中にあり、病室は南東を向いて朝日を浴びられる設計。

パイミオのサナトリウム

パイミオのサナトリウム外観

パイミオのサナトリウム(Paimio Sanatorium)は首都ヘルシンキから約150km、トゥルクという町の近郊にあります。結核患者の療養所(サナトリウム)として1933年に完成し、現在は、トゥルク大学付属の総合病院となっています。建物は森の中にあり、病室は南東を向いて朝日を浴びられる設計。

パイミオのサナトリウム内部(左側にパイミオチェア)

内部は患者にやさしい柔らかなカバーを被せたドアノブ、まぶしさを軽減した穏やかな照明、風を用いない暖房機能、心を明るくするカラフルな床など、人にやさしいアアルト建築ならではの工夫が凝らされています。木材を有機的なフォルムに曲げて作った「パイミオチェア」もここで生まれました。

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