スコットランドの首都エジンバラとは
グレート・ブリテン島北部に位置するスコットランドの首都であり、数千年前から人々が暮らす古代から歴史のある街です。エジンバラ城は街のシンボルであり、中世の雰囲気を醸し出すロイヤル・マイルと呼ばれる歴史的な通りには、ショップやレストランが連なっています。エジンバラは歴史的で美しい景観だけではなく、毎年夏に開催されるエジンバラ・フェスティバルも有名で、開催時期には世界中から観光客が集まります。ホリールード・パークにある丘のアーサーズ・シートやホリルード公園など自然が美しい場所もあります。さらに、エジンバラは、美術館や博物館も充実し、伝統織物タータンやバグパイプを身近で目にすることができるなど、文化・芸術面においての見どころも多くあります。
エジンバラへの行き方
グレートブリテン島の北に位置するエジンバラへは、日本から飛行機で約17~20時間ほどかかります。日本からの直行便はありませんので、ヒースロー国際空港やヨーロッパ諸都市などで乗り継ぎして向かうことになります。
エジンバラ空港到着後に市内に向かう場合は、空港を出てすぐのところにバス停やトラム(路面電車)の駅があり、移動手段は多様です。エジンバラ空港からエジンバラ市内の中心に位置するエジンバラ城までの直線距離は約10km。バスやタクシー移動で約13~18Km、交通状況によりますが所要時間は約30分です。
絶対に行くべきエジンバラ観光5選
まるでホグワーツ城?古代から街を見守る「エジンバラ城」
エジンバラ城はスコットランドの首都エジンバラの中心にそびえ立つ、11世紀に建てられた歴史的な要塞です。ハリーポッターの作者、J.K.ローリングが作品の舞台としたホグワーツ城やダイアゴン横丁の着想は、エジンバラの魔法的な雰囲気や古い建物から得たものと言われています。そのため、ハリーポッターファンにとってエジンバラ城は聖地といえます。
エジンバラはユネスコ世界遺産に登録されているため、歴史ある古い街並みばかりかと思いきや、新旧都市のコントラストが美しい街として知られています。クイーン・ストリートを境目にして、海岸側が新都市、エジンバラ城側が要塞時代を彷彿とさせる街並みが残っています。城の頂上から、涼しい潮風に吹かれる街並みをお楽しみください。
エジンバラ城付近などは急な坂道があり、石畳の道もあるので、歩きやすい靴がおすすめです。
世界遺産の町を一望できる丘の公園「カールトンヒル」
カールトンヒルは、エジンバラ市内に位置する丘で、市街地を見下ろせる絶景が広がる公園です。丘の頂上には、高さ32メートルの石塔、ネルソン記念塔がそびえ立っています。1805年10月21日の「トラファルガーの海戦」で、ホレーショ・ネルソン提督率いるイギリス海軍がフランス・スペイン連合艦隊に勝利した記念に建てられました。そのほか、スコットランドを代表する哲学者を称えるダグラス・モニュメントや戦死者記念碑もあります。春や夏には、花が咲き誇る公園が訪れる人々を魅了し、緑豊かな風景が心を癒してくれます。エジンバラを訪れる際には、カールトンヒルからの素晴らしい景観を楽しんでください。
英国王室御用達「ホーリルード宮殿」
ホーリルード宮殿は、スコットランドの歴史的な王宮の一つです。12世紀に建てられたこの宮殿は、聖地であるホーリルード寺院に由来し、修道院の一部が宮殿として再利用されました。ホーリルード宮殿では、ジェームズ5世の戴冠式やメアリー女王の結婚式など、多くの重要なイベントが行われました。
宮殿内部には、王室の客室、展示室などがあり、歴史的な家具や絵画、装飾品などを見ることができます。広大な庭園をのんびり散歩するのもおすすめです。スコットランドの豊かな歴史と文化を是非ご体験ください。
ウイスキー博士になれる!?「スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンス」
エジンバラにある「スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンス(The Scotch Whisky Experience)」は、世界中のウイスキー愛好家にとっての聖地です。スコットランドのウイスキーの歴史や製造プロセスを楽しく学ぶことができます。まず、ツアーはウイスキーの誕生から始まり、ウイスキーがスコットランドの文化に与えた影響を探求できます。さらに、世界一小さいウイスキー樽、古くからあるウイスキーから現代のウイスキーまで展示されています。テイスティングもでき、アイラ島をはじめとした様々な地域や種類のウイスキーをご自身の舌で楽しむことができます。ウイスキー愛好家も初心者の方も楽しめますのでぜひ訪れ、ウイスキーの魅力に浸ってみてください。
毎年8月に開催される一大イベント!「ミリタリー・タトゥー」
エディンバラで夏に開催される祭典「ミリタリー・タトゥー」(The Royal Edinburgh Military Tattoo)は、エジンバラ城の前庭で行われる世界最大規模の軍楽と軍事パフォーマンス。1950年、第二次世界大戦の復興期に国民を元気づけるために始まりました。「タトゥー」とは入れ墨ではなく、軍隊の帰営ラッパを意味します。この祭典では、伝統衣装であるキルトやバグパイプの演奏もご覧いただけます。その歴史とスケールから、「ミリタリー・タトゥー」は世界中の軍事ファンや文化愛好家にとって必見のイベントとなっています。
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