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マルタ共和国第2の島ゴゾ島のおすすめ見どころ

2022 4/18
目次

ゴゾ島(Gozo)とは

ゴゾ島の入口、イムジャール港(撮影:ユーラシア旅行社)

ゴゾ島は、マルタ共和国の第2の島として知られる、マルタ島(本島)から北西6kmに位置する長さ14km、幅7kmの東西に細長い島です。面積は約67平方キロメートルでマルタ共和国の27%を占めますが、人口は僅か37,000人(マルタ共和国の人口は約52万人)しかいません。マルタ島は、長い歴史の中で様々な列強国に翻弄され続けてきました。そして、ゴゾ島は面積がマルタよりさらに小さいこともあり、中世から他国の船の通りかかる頻度が高く、マルタ本島よりも常に厳しい状況にさらされてきました。16世紀にはオスマン・トルコが、ゴゾ島の人口のほとんどを奴隷化し、島外へ連れ出してしまいました。これにより、ゴゾ島の人口は激減し、いろんな国へ散り散りになってしまったのです。

その後は少しずつ人口も回復し、独自の文化や伝統を守りながら今日に至っています。ゴゾの人自身、彼らはマルタ島の人々とは違うと自負しており、フェリーで僅か25分の距離ながら、あたかも別の国のようです。夏を中心に、より素朴で鄙びた環境を目指す観光客に人気があります。

ゴゾ島(撮影:ユーラシア旅行社)

ゴゾ島への行き方、アクセス

マルタ本当からフェリーで訪れるのが一般的です。マルタ島のチェルケウアからゴゾ島までカーフェリーで30分の距離です。途中、二つの島に挟まれたコミノ島の横を通ります。

ゴゾ島のおすすめ観光2選

ジュガンティーヤ神殿

ジュガンティーヤ神殿(撮影:ユーラシア旅行社)

マルタ語で「巨人の塔」を意味するジュガンティーヤ神殿は、ゴゾ島にあるマルタ共和国の巨石神殿群の中でも最古とされている巨石神殿複合体です。ジュガンティーヤの2つの神殿は新石器時代(紀元前3600年から2500年ごろ)に建設されたもので、5500年前からあり、世界的にも最古の宗教施設の1つです。周辺の類似の構造物と共に「マルタの巨石神殿群」として1980年にユネスコ世界遺産に登録されました。

チタデル(大要塞)とヴィクトリア

チタデル(撮影:ユーラシア旅行社)

島のほぼ中央に位置するゴゾ島の中心はヴィクトリア、そしてそこに建てられた大要塞、チタデル。ゴゾ島は地中海の中心という便利な場所に位置することから、17世紀の騎士団時代には幾度となくトルコ軍や海賊の標的となったためそれらの侵攻に備えてより強固に再建されました。島のほとんどどこからでも見える高い位置にあるため、ゴゾ島の美しい自然を一望できる人気のビューポイントになっています。

ヴィクトリアの街角にて(撮影:ユーラシア旅行社)

また、ヴィクトリアの街にはかわいらしいお店やお土産もあったりするので、是非散策もお楽しみください。

第3の島 コミノ島(Comino)

コミノ島のブルー・ラグーン(撮影:ユーラシア旅行社)

コミノ島は、ゴゾ島とマルタ島の間にある、面積3.5平方キロメートルの小さな島です。島の名前はかつて島に自生していたクミンにちなんで名付けられました。現在、コミノ島は野鳥と自然の保護区となっています。コミノ島周辺に広がる海は、透き通ったシアン色の海水からブルー・ラグーンと呼ばれており、大勢の観光客や観光船が毎日訪れます。ブルー・ラグーンは絵のような美しい湾で、光り輝くような白い砂質を持ち、ダイビングやスノーケリング、海水浴で人気があります。マルタ島からゴゾ島へのフェリーの道中にて、コミノ島を横切ります。

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