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洗練された首都ストックホルム観光のおすすめ(スウェーデン)

2022 3/24
目次

ストックホルムとは

「世界一長いアートギャラリー」と称されるストックホルムの地下鉄

スウェーデンの首都ストックホルムは、メーラレン湖とバルト海のサルトシェーン入江との接点に位置し、大小様々な14の島から成っています。「北欧のヴェニス」「水の都」「ガーデンシティー」とも称され、水に囲まれた非常に美しい都市です。水が豊かなだけでなく、緑豊かな島もあり大自然も満喫できます。
市の起源は13世紀、フィンランド併合を目指したフォルクンガ王朝期に現ガムラ・スタンにあたる島の上に築かれた砦が始まりとされています。その後、砦の周囲に町が形成されハンザ同盟との結びつきにより、バルト海沿岸の交易中心都市として繁栄しました。
ストックホルムとは、stock(ストック)=丸太、holm(ホルム)=島で「丸太の小島」を意味します。これは、敵船からの侵入を防ごうと、島を囲むように丸太の柵が巡らされていたことに由来します。

ストックホルムへの行き方、アクセス

現在、日本からストックホルムへの直行便は運航されていないため、フィンランドのヘルシンキやデンマークのコペンハーゲンなどを経由して行くことになります。ANAやスカンジナビア航空は日本とスウェーデン・ストックホルムの直行便の就航を予定(現在は延期)していますので、今後はより便利になりそうです。
※航空機の運航スケジュールは、各航空会社のホームページをご確認ください。

ストックホルムのおすすめ観光7選

ストックホルム市庁舎

メーラレン湖に面するストックホルム市庁舎(撮影:ユーラシア旅行社)

メーラレン湖に面するナショナル・ロマンティシズム建築の市庁舎は、建築家ラグナル・エストベリの設計により1909~1923年に建設されました。塔の高さは106mで、壁は赤レンガ、屋根は銅板で造られています。この外観は、ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿をモデルに考案されています。

受賞記念晩餐会が行われる青の間(撮影:ユーラシア旅行社)
舞踏会が行われる黄金の間(撮影:ユーラシア旅行社)

この市庁舎では、例年ノーベル賞の受賞記念晩餐会が行われる青の間や舞踏会が行われる黄金の間などが見られます。

旧市街ガムラ・スタン

街の中心、ストールトルゲット広場(撮影:ユーラシア旅行社)

スウェーデン語で「古い街」という意味の旧市街地ガムラ・スタンにはヨーロッパの中でも歴史ある建物が多く残っています。中世の街並みを残すガムラ・スタンは映画『魔女の宅急便』の舞台にもなりました。

お洒落なカフェやお店が連なる(撮影:ユーラシア旅行社)

街の中心であるストールトルゲット広場には赤や黄、緑の建物が建ち並び、お洒落なカフェや雑貨屋さんが軒を連ねるなど、地元の人々の憩いの場になっています。

モーテン・トローツィグ・グレン通り

SNS映えしそうな場所としておすすめなのが、ガムラ・スタンで最も狭い路地である モーテン・トローツィグ・グレン通りです。その道幅はたったの90cm!両手を伸ばして写真を撮るのがおすすめです。

ストックホルム大聖堂

ストックホルム大聖堂(撮影:ユーラシア旅行社)

旧市街ガムラ・スタンのほぼ中心にある大聖堂は、1279年に建てられた市内で最も古い大聖堂で、王室の結婚式や戴冠式が行われます。大聖堂の時計塔の高さは66m、最初の時計は1471年に設置され、大きな現在の時計は1888年に作られました。

大聖堂内部

内部に入ると、正面に黒壇と銀による祭壇、バロック様式の玉座や説教台、1489年に制作された『聖ジョージと龍』の彫刻などがあります。

ストックホルム王宮

ストックホルム王宮(撮影:ユーラシア旅行社)

スウェーデンの正式名称は「スウェーデン王国」。その名の通り、今も君主制を保持しています。ガムラ・スタンにある王宮には、現国王であるカール・グスタフ16世の執務室が置かれています。600以上の部屋があり、一部の部屋は見学することができます。国の行事で使用される王冠は財務省の「宝物の間」に保管されており、500年前に遡る王室ゆかりの品々は王家武儀博物室に展示されています。

衛兵交代式の模様(撮影:ユーラシア旅行社)

正午頃には王宮の中庭で衛兵交代式が行われ、ブラスバンドが行進する華やかなパレードは必見です。

ノーベル博物館

ノーベル博物館(撮影:ユーラシア旅行社)

18世紀に建造されたノーベル博物館は、旧市街ガムラ・スタンのストールトルゲット広場に面しています。この博物館では、ノーベル賞の歴史や歴代受賞者などの展示があり、様々な資料を通してノーベル賞やアルフレッド・ノーベルについて詳しく知ることが出来ます。併設のレストラン「ビストロ・ノーベル」では、ノーベル賞の晩餐会で出されたデザート「ノーベル・アイスクリーム」が食べられます。また、館内のミュージアムショップで購入できる「ノーベル賞メダルチョコレート」はお土産にも人気です。

ヴァーサ号博物館

17世紀に建造されたヴァーサ号(撮影:ユーラシア旅行社)

王室の軍艦ヴァーサ号は1628年に処女航海に出ましたが、ストックホルム港で転覆し沈没しました。沈没から333年後、奇跡的に極めてよい状態で引き上げられました。今日ではヴァーサ号は世界で最も美しく保存されている17世紀の船であり、この博物館で見学することができます。

船の装飾品(撮影:ユーラシア旅行社)
 

98%の原型を留めた船体には、何百もの彫刻や装飾が施されており見応えがあります。

ABBA博物館

ABBA博物館(C)Dan-Lundberg(CC BY-SA 2.0)

1972年結成、1982年に解散し、2021年40年ぶりにアルバムを発表し再始動することを宣言したスウェーデンのミュージシャンABBA。

2013年にオープンしたABBA博物館では、メンバーが着用したステージ衣装や世界各国で発売されたLPレコード、メンバーが使用した楽器などが展示されています。また、最新の3Dテクノロジーを使ってメンバー気分をインタラクティブに体験できるようになっています。結成からグループ解散までの歴史や音楽活動の様子を様々な角度から知ることができます。

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