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極北に轟く大瀑布、グトルフォスの滝(アイスランド)

2023 2/15
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グトルフォスの滝とは?

グトルフォスの滝(撮影:ユーラシア旅行社)

アイスランド南西部、クヴィータアゥ川が流れる渓谷に現れる大瀑布。滝は二段になっており、上段の落差が10mを越え、下段の落差が約20mを越えます。水量は夏の方が少し大きく、毎秒約140立方メートルにも達し、轟音を上げて谷底に注いでいます。二段の滝が注ぐ正面、そして上段と下段の間に飛び出す岩場の展望台からその迫力ある姿を見学する事が出来ます。太陽の光によって黄金色に輝く姿から現地語で”黄金の滝”を意味するグトルフォスと名付けられました。

グトルフォスの滝への行き方、アクセス

アイスランドの首都で観光の拠点となるレイキャビックから車で約2時間で到着します。グトルフォスの滝と並んで人気のシンクヴェトリル国立公園、ゲイシールのゴールデンサークル三大ハイライトをまとめて周るツアーが人気です。

グトルフォスの滝の歴史とシグリズル・トマソン

シグリズル・トマソンの碑(撮影:ユーラシア旅行社)

アイスランドの名所であったグトルフォスですが、20世紀に入って水力発電所の建設計画が持ち上がりました。グトルフォスの土地を領有していたトマス・トマソンは間接的に領有権を発電所建設を目指す投資家グループに渡す形になり、計画が実現されると見られていましたが、投資家グループの資金不足、そしてトマスの娘のシグリズル・トマソンの反対運動によって発電所計画は挫折します。中でもシグリズル・トマソンは、「発電所計画をあきらめなければ、自ら滝に身を投げる」というややもすると過激な反対運動を展開し、アイスランドでも最初の環境保護活動家として、現在もグトルフォスの滝に記念碑にその功績を讃えられています。

グトルフォスの滝の見学、絶景ポイント

グトルフォスの滝(撮影:ユーラシア旅行社)

グトルフォスの滝は駐車場から遊歩道を下り、上段と下段の間にせり出した展望台の岩まで歩きます。

滝の下段側(撮影:ユーラシア旅行社)

滝の下段側の方が落差が大きい為、水煙も大きく上がっています。風が強い日には吹き付けて来るので、撥水できる上着をお持ちになると便利でしょう。

グトルフォスの滝の展望台(撮影:ユーラシア旅行社)

展望台は柵もなく、上段と下段の間の急流に間近まで迫る事が出来ます。

上段部分を眺める(撮影:ユーラシア旅行社)

展望台の正面には滝の上段部分が広がっています。幅は約70m。大自然の力を肌で感じる事が出来ます。

下段部分を眺める(撮影:ユーラシア旅行社)

展望台から下段方面は、滝が注ぐ谷底を覗く事ができ、凄まじい水のエネルギーがもたらす水煙が一面に上がります。

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