マルサシュロックとは?
マルタ島を旅するなら一度は訪れてみたい場所の一つが、マルタ本島最大の漁師町であるマルサシュロック。エメラルドブルーの海にカラフルなボートが浮かぶ、フォトジェニックな風景が楽しめる町です。日本のスーパーなどで、マルタ、マルサシュロック産のマグロを見かけたことがある人もいるのではないのでしょうか。そうなんです!マグロの養殖所がここマルサシュロックにあり、そのマグロが日本にも輸出されています。
また、マルサシュロックはマルタ会談が開催された場所としても知られています。1989年 12月2日~3日、ソ連のゴルバチョフとアメリカのブッシュ大統領による会談が沖合の船上で開かれ、冷戦の終わりを告げる歴史的な合意が成されました。
マルサシュロックへの行き方、アクセス
マルタには鉄道がないので、移動は車に限定されます。ホテルが多いスリーマやサンジュリアン、首都のヴァレッタからはバスや車で約40分でマルサシュロックに到着します。
マルサシュロックのみどころ5選
伝統的なカラフルな船ルッツ
「ルッツ」と呼ばれるマルタの伝統的な木製の小舟。赤、緑、青、黄色を使った鮮やかな配色が目立ちます。「ルッツ」の先端に「目」がついているのをお気づきでしょうか?これは、「オシリスの目」と呼ばれ、悪天候や不漁から漁師たちを守る魔除けの意味があります。二千年以上もの昔からフェニキア人から伝えられたともいわれ、その伝統が今も息づいています。どんな「顔」をしている船なのか、眺めるのも面白いですね。船乗りの町であるからか、村の聖母教会の屋根の上にはルッツに乗った聖母像がたたずんでいます。湾沿いの歩道には、漁師の銅像もあるので、見つけてみてくださいね。
はちみつ色のライムストーン(石灰岩)の街並み
写真の中で目につくのは真っ赤な電話ボックス。マルタが1964年に独立する以前は、イギリス領であった名残が赤い電話ボックスです。電話ボックスの左側にあるのは、緑色の木製バルコニー。行政の色ともいわれている緑色のバルコニーと光があたるとはちみつ色に輝くマルタ産の石灰岩、ライムストーンの建物をみながらマルタの街並みの散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
地元の住民、観光客からも大人気!サンデーマーケット
日曜日は、マルタ島近郊で採れた魚やたくさんの露店が並ぶサンデーマーケットが開かれ、地元の住民で賑わいます。漁村なだけあって、新鮮な魚介類を使った料理も絶品。マルタ産の日用品もリーズナブルな価格で売られています。ゴゾ島の塩やオリーブオイル、マルタ産ワインやはちみつのリップクリーム、手作りのレースなどなど。。。お土産にもできるので、お気に入りのものを見つけてはいかがでしょうか。
マーケット散策の動画もありますので、合わせてお楽しみください。
シーフード料理
漁師町だけあって港沿いには、シーフードを提供するレストランが並んでいます。マルタでも随一と言われるシーフードを是非お楽しみください。マルタワインやビールも合わせるとよりいいですね!
猫の楽園マルタ
一説によると、人口の約2倍もの猫が暮らすとも言われているマルタ。マルタの人々は、餌やりや健康管理など、猫を大切に扱ってきました。運が良ければ、テラス席の足元にやってくるマルタ猫に遭遇できるかも!?