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空海が眠る仏教の聖地、高野山への旅(和歌山)

2022 10/05
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高野山とは?

高野山は、9世紀に中国の密教を学んだ弘法大師・空海が帰国後に密教の教義を広めるために真言宗を開いた日本仏教の聖地の一つです。今多くの修行僧が山に籠り修行を行っています。和歌山県の北側に位置し、2016年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録され、空海が即身仏として今もなお高野山で眠っております。高野山は山全体が境内となっており、境内には高野山金剛峰寺を始め、100以上の寺院が点在しています。それでは。それでは、その中からいくつか代表的な見所を紹介いたします。

高野山への行き方、アクセス

電車の場合:なんばから出発している南海高野線で極楽橋駅下車、南海高野山ケーブルで高野山駅へ。所要時間約1時間50分。高野山駅の先は徒歩又は南海りんかんバス(奥の院行または大門行)を利用。

高野山のみどころ4選

奥の院

高野山の信仰の中心である奥の院には、空海が今もなお念仏を唱えています。空海が眠る御廟までは一の橋から約二キロに及ぶ参道が続き、その道中には、有名な大名や武将の墓石などが並んでいます。

伊達政宗の墓(撮影:ユーラシア旅行社)
石田三成の墓(撮影:ユーラシア旅行社)

また、空海が眠るお堂には、住職でも限られた者しか入れません。一般の方は入ることができませんが、住職が空海の眠る御廟に毎日一日二回食事を届ける生身供の様子を見学することはできます。肉や魚を使わない精進料理で、使用できる食材は限られていますが、現代的な料理の要素を加えるなど空海を飽きさせないような工夫を凝らした食事が届けられます。

生身供(撮影:ユーラシア旅行社)

壇上伽藍

壇上伽藍(撮影:ユーラシア旅行社)

弘法大師・空海が高野山を開山した際、真っ先に造営に取り組み、奥之院とともに高野山の二大聖地の一つである壇上伽藍です。密教思想を分かりやすく図式化した曼荼羅の世界観が表現されているエリアで、高野山のシンボルともいえる朱色が映える、高さ48.5mの「根本大塔」や高野山全体の総本堂である「金堂」など19もの堂が建ち並んでいます

蛇腹道

蛇腹道の紅葉(撮影:ユーラシア旅行社)

また、壇上伽藍へ向かう途中に、上から見ると蛇のような形に見えるということから名付けられた蛇腹道があり、秋には色鮮やかに色づく紅葉に包まれます。

宿坊体験

宿坊一例(撮影:ユーラシア旅行社)

高野山には100以上の寺院がありますが、そのうち50以上もの寺院で、僧侶や参拝者のための宿泊施設「宿坊」に泊まり、宿坊体験をすることができます。実際に修行層が摂る精進料理や密教ならではの護摩木をたいて祈願する護摩法など火飲んで初めて密教が開かれた高野山の文化や歴史に触れられるため、貴重な体験になること間違いないでしょう。また、夜には蛇腹道や根本大塔などライトアップされ、昼間には見れない違った雰囲気を感じることができます。

精進料理一例(撮影:ユーラシア旅行社)

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