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東京の南国、八丈島の旅のおすすめ観光、みどころ10選

2022 8/29
目次

八丈島とは

宇喜多秀家と豪姫像(撮影:ユーラシア旅行社)

東京の南方約290kmの海上に浮かぶ火山島である八丈島。東京都と伊豆諸島に属し、東京に最も近い南国と呼ばれたりもします。島の面積は約70平方kmで、北西側の八丈富士(標高:850m)と南東側の三原山(標高:700m)が聳えるひょうたん型の形をしています。

歴史上は流刑地としても利用され、特に豊臣秀吉に重用され、関ヶ原の戦いでも西軍の主力を担った宇喜多秀家が流され、生涯を送った場所としても知られています。(尚、上部画像に秀家とその妻豪姫の夫婦像が建てられていますが、豪姫自身は八丈島には流されていません。)
本州とは異なる南国の雰囲気漂う八丈島は戦後、ハワイや沖縄に行くのが容易でない中で観光や新婚旅行などの行先として人気を博しました。その後海外が身近になると、訪問者の数も減少しますが、自然が織りなす絶景やノスタルジックな島内風景など、現在でも観光目的で訪れる人は後を絶ちません。

八丈島への行き方、アクセス

空路:羽田から約1時間、全日空便が1日に3往復運航しています。
海路:東京の竹芝桟橋から三宅島、御蔵島を経由し、約10時間。東海汽船が1日1往復運航しています。

八丈島観光のおすすめみどころ10選

八丈富士と大坂トンネル展望台

大坂トンネル展望台からの眺め(撮影:ユーラシア旅行社)

島の西側にある大坂トンネル展望台は、八丈島を代表する絶景ポイント。上部写真のように八丈富士(右)、沖合に浮かぶ八丈小島(左)の姿と美しい海岸線を望む事が出来ます。西側にあるので、夕陽鑑賞ポイントでもあります。

名古の展望台

名古の展望台より(撮影:ユーラシア旅行社)

島の南端に近い場所にあるのが、名古の展望台です。こちらも絶景ポイントとして知られており、海に向かって断崖が連なる八丈島南部の大地を眺める事ができます。

登龍(のぼりょう)峠展望台

登龍(のぼりょう)峠展望台(撮影:ユーラシア旅行社)

八丈島南東部、峠を上ったところに位置する登龍(のぼりょう)峠も絶景ポイントとして知られ、島で唯一「新東京100景」にも選ばれました。眼下には島の町並みと港、奥に八丈富士や八丈小島を望む事もできます。

南原千畳岩海岸

南原千畳岩海岸(撮影:ユーラシア旅行社)

南原千畳岩海岸は、火山から流れ出した太古の溶岩が海に接して固まった黒色の岩の海岸。尖形の岩が海に向かって連なる奇景が広がります。奥には八丈小島を望む事もできます。冒頭の写真にあった宇喜多秀家と豪姫の像もここに位置しています。

南原千畳岩海岸と八丈小島(撮影:ユーラシア旅行社)

ヘゴの森

ヘゴの森(撮影:ユーラシア旅行社)

太古の森を思い起こさせるヘゴシダが生い茂る”へゴの森”。約2時間で周回できるハイキングコースを歩き、貴重な生物も息づく森の雰囲気を満喫する事ができます。

陣屋跡(大里の玉石垣)

陣屋跡(大里の玉石垣)(撮影:ユーラシア旅行社)

八丈島を治める為の出先機関として建てられた陣屋には、玉石を積んだ玉石垣が用いられていました。陣屋がなくなった後も玉石垣は今日まで残り、八丈島の歴史を静かに伝え続けています。

宇喜多秀家住居跡

宇喜多秀家住居跡(撮影:ユーラシア旅行社)

関ヶ原の戦いで西軍の主力として戦いながら敗れた宇喜多秀家。1606年に八丈島に流され、以後1655年に亡くなるまでの約50年をこの島で過ごしました。島での暮らしは決して楽な物ではなかったようですが、忍耐を持って暮らし続け、明治に入るまで家督が継がれて一部は本州に戻り、一部の子孫は今も八丈島に暮らし続けています。

八丈島の中心部、大賀郷地区には、宇喜多秀家の住居跡、そしてお墓が残されています。秀吉の五大老にまで上り詰め、関ヶ原の戦いでも西軍の主力として奮闘した大名の晩年に思いを馳せる事が出来ます。

宇喜多秀家の墓(撮影:ユーラシア旅行社)

八丈植物公園

八丈植物公園(撮影:ユーラシア旅行社)

空港にもほど近い位置にある約22ヘクタールの植物公園。八丈島が持つ固有の気候の中で育まれた熱帯・亜熱帯植物が展示されています。

服部屋敷跡

服部屋敷跡(撮影:ユーラシア旅行社)

八丈島南部、かつて幕府への御用船預かりの役にあった服部家の屋敷跡。現在は八丈島の伝統文化を後世に引き継ぐ役割を担っており、伝統芸能を観賞する事が出来ます。

黄八丈めゆ工房

黄八丈めゆ工房(撮影:ユーラシア旅行社)

黄八丈は、日本三大袖にも数えられる絹織物。島の植物から染料を作り、黄色、樺色、黒色の南国らしい雰囲気を醸し出しています。江戸時代には既に技術が確立されており、年貢米の替わりに幕府に納められていました。
めゆ工房では、黄八丈生産の歴史から生産過程まで、工房を見学する事ができます。

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