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ニュージーランド南島 絶景の星空と美しい町々

2022 11/02
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ニュージーランド南島とは

絶景が広がる自然の宝庫 ニュージーランド南島はニュージーランドを構成する2つの島のうち南に位置する島です。面積は北島より大きい157.373k㎡、約120万人が暮らしています。

自然が魅力の南島では、世界一美しい星空と呼ばれるテカポ湖の星空やミルフォードサウンドやアオラキ/マウントクックなど地形に富んだ絶景をご覧頂けます。またイギリスの宗教都市カンタベリーをモデルにしたクライストチャーチやスコットランドの入植者によって築かれた町ダニーデン、湖と山に溶け込む美しい町クイーンズタウンなど魅力的な町が点在しています。

テカポ湖(撮影:ユーラシア旅行社)

ニュージーランド南島への行き方

ニュージーランド南島への日本からの直行便はない為、一度北島のオークランドへ行く必要があります。オークランドで国内線に乗り換えクライストチャーチまたはクイーンズタウンへと向かいます。

テカポ湖

テカポ湖はクライストチャーチとクイーンズタウンの間にある湖です。

ニュージーランドでは9番目に大きな湖で、氷河が動く時に削り出すロックフラワーと呼ばれる細かい岩石が溶けて、湖の色はミルキーブルーと呼ばれる青みがかった乳白色をしています。テカポ湖は晴天率が高く、空気も澄んでいること、また周りに大きな街もないという好条件から、その星空の美しさで知られています。澄み切った空気の中、空を見上げると思わずため息が溢れ出るほどの星空が広がっています。

テカポ湖(撮影:ユーラシア旅行社)
テカポ湖の星空©Paul Furborough

良き羊飼いの教会

満点な星空の中にぽつんと佇む建物は善き羊飼いの教会。

この教会はテカポ湖があるマッケンジー地区を開拓した家族の為に、1935年に建てられました。教会の背景には壮大な南アルプス山脈と湖があり、素朴な教会とのコントラストがなんとも言えない造形美を創り出します。

良き羊飼いの教会(撮影:ユーラシア旅行社)

クイーンズタウン

クイーンズタウンは南島の南に位置した小さな町です。

ワカティプ湖に面し、周囲を山々に囲まれた町はその美しさから「女王にふさわしい町」としてクイーンズタウンと名付けられました。1862年金鉱が発見され、ゴールドラッシュによって栄えたこの町は急速に発展しました。現在はスキーやカヤックなどのアクティビティを楽しむリゾート地でもあり、フィヨルドランドやマウントクックへのトレッキングへの玄関口として知られています。またクイーンズタウンはコンパクトな町で、街歩きをお楽しみいただけます。湖の近くをゆっくり散歩したり、レストランではこの地で作られたワインを堪能したり、落ち着いた街並みを散策してみてはいかがでしょうか。

クイーンズタウン(撮影:ユーラシア旅行社)

クライストチャーチ

クライストチャーチは南島の中部に位置しており、南島で最大の都市です。

1840年代にヨーロッパからの入植が本格的になったニュージーランドは、ワイタンギ条約により、事実上イギリス直轄の植民地となりました。その後、1856年ニュージーランドで一番最初の都市として誕生したのがクライストチャーチです。初期入植者の多くが、イギリス・オックスフォード大学のクライストチャーチカレッジの出身だったために、この名が付けられました。その後、クライストチャーチはイギリス国教会の総本山がある宗教都市カンタベリーをモデルとした街づくりが行われ、街には、ヴィクトリア朝時代のネオゴシックの建物が並び、イギリスよりもイギリスらしい町として知られるようになりました。またガーデンシティとも呼ばれ、緑豊かな町には600ヶ所を超える公園があります。

街のシンボル、クライストチャーチ大聖堂

2011年2月22日に起こったマグニチュード6.3の地震は、町に甚大な被害をもたらし、町の中心に位置しシンボルでもあった大聖堂の塔を含める70%近くが崩壊しました。再建に10年を要するということで、仮設として建てられたのが、日本人建築家・坂茂氏によって設計された紙の大聖堂です。元の大聖堂と同じく、この仮設大聖堂にも正面には鮮やかな三角形のステンドグラスが施され、建物の中は、ステンドグラスから穏やかな光が差し込み神聖な空間が作られています。

クライストチャーチ大聖堂(撮影:ユーラシア旅行社)
クライストチャーチ大聖堂(撮影:ユーラシア旅行社)

ダニーデン

ダニーデンは南島南東部に位置しており、19世紀半ばスコットランドからの移民が開拓した町です。

そのスコットランド文化を反映したヴィクトリア朝様式とエドワード朝様式の歴史的建造物が多数並んでおり、その街並みから、「南海のエジンバラ」とも呼ばれています。

ダニーデン(撮影:ユーラシア旅行社)

世界一急な坂

ダニーデンは坂の多い町として知られており、世界一急な坂としてギネスブックに掲載されている坂があります。その坂はボールドウィン・ストリートと言い、勾配はなんと35%。数字ではぴんと来ないですが、その坂はまるで目の前に立ちはだかる壁のよう。体がひっくり返ってしまいそうな程急な坂です。なぜこのような坂が生まれたのかというと、19世紀半ばのダニーデン開拓時、実際の地形を見ていないスコットランドの建築家が地図に一本道を引いたところこのような急な坂になってしまったそう。今では一風変わったダニーデンの観光場所となっています。

ボールドウィンストリート(撮影:ユーラシア旅行社)
ボールドウィンストリート沿いの家(撮影:ユーラシア旅行社)
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