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南インドの神々が織りなす極彩色の世界、ドラヴィダ人(族)によるドラヴィダ文化のヒンドゥー寺院

2024 4/19
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ドラヴィダ文化とは?

ドラヴィダ文化とは、紀元前4000年から3500年前頃にインダス文明を築いたと推定されるドラヴィダ人(族)による文化を指します。ドラヴィダ人(族)はインド先住民の人々で、南インドを中心に生活しておりました。その伝統は今日まで残っており、カラフルで極彩色のヒンドゥー寺院はドラヴィダ文化の象徴の1つです。現代では、南インドのチェンナイやマドゥライなどの都市がドラヴィダ文化圏に入っています。

チェンナイ・マドゥライの行き方

ドラヴィダ文化で有名な都市チェンナイへは、日本(成田)からの直行便もしくは、インドのデリーやタイのバンコク等の都市にて乗り継ぎ便を利用します。所要時間は、直行便で約10時間、乗り継ぎ便では、約14〜15時間で到着です(デリー乗り継ぎの場合、乗り継ぎ時間含む)。さらに、南インド最大のドラヴィダ建築がある聖地マドゥライへはチェンナイから飛行機やバス、電車等で移動可能であり、飛行機では約1時間半、電車、バスでは約6〜8時間で到着です。

ドラヴィダ文化のおすすめ観光5選

チェンナイ南部 カパーレシュワラ寺院

チェンナイ市内では最大級の典型的なヒンドゥー寺院。ヒンドゥー三大神のうち、破壊を司るシヴァが祀られています。カパーレシュワラはサンスクリット語で頭蓋骨を意味します。5つの頭を持つブラフマー(ヒンドゥー三大神で創造を司る)は頭が多いからシヴァより偉大であるという考えを持っていたそうですが、ブラフマーに謙遜と言う心を教えるためにシヴァがブラフマーの頭の一つを取ったと言う伝説が寺院の名前の由来です。

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クンバコーナム  サーランガパニ寺院

高さ45メートルにも及ぶ塔門(ゴープラム)が美しい寺院。ヒンドゥー三大神であり、維持を司るヴィシュヌ神が祀られています。苦行を行った賢人ヘマ・リシの元にヴィシュヌの化身であるサランガパニが現れたという伝説があります。サランガパニ(「手に弓を持っている人」)という名前は、サンスクリット語でヴィシュヌの弓を意味するサランガムと手を意味するパニに由来しています。

ティルチラパッリ ラグナータスワーミ寺院

7重の壁と21の塔門に囲まれるインドでも最大級の寺院。4番目の壁までは街になっていて、とても活気があります。塔門は最大で72メートルという巨大さです。ヴィシュヌ神が祀られています。ヴィシュヌを祀る主要寺院は108あると言われる中でも最も重要である寺院です。一説では、7重の壁はヨガの中で人体に7つあるとされているチャクラの数を意味しています。寺院と共に発展した街並みと共にドラヴィダ文化を味わえます。

カンチープラム エーカンバラナータル寺院

カラフルな色彩が多い寺院の中で、クリーム色の塔門が美しい寺院。西暦600年程から存在しているエーカンバラナータル寺院は、インドの中でも非常に古い寺院です。樹齢3500年のマンゴーの木があることも有名です。木には4種のマンゴーがなると言われ、伝説によると、マンゴーの木の下で、マンゴーの木の下でシヴァの配偶者である女神パールヴァティーが祈りを捧げました。主祭神としてシヴァが祀られています。

マドゥライ ミナークシーアンマン寺院

古都マドゥライにあるドラヴィダ人の信仰世界から生まれた女神ミーナークシーが祀られる寺院。東西南北に建つ4つ塔門は圧巻です。伝説では、シヴァの化身であるスンダレスワラルが寺院のあるでミナークシー(パールヴァティー)と結婚をしました。また、土着の女神ミナークシーとパールヴァティーは習合され、同一視されますが、寺院の名前と祀られている神様からも土着のドラヴィダ文化をより感じることができます。

ドラヴィダ文化をもっと知りたい方へ、世界遺産の街マハーバリプラムのおすすめ4選

チェンナイからバスで約2時間で行ける世界遺産「マハーバリプラムの建造物群」とその付近のおすすめをご紹介します。ドラヴィダ文化をより深く知りたい方にもおすすめです。

アルジュナの苦行

アルジュナの苦行は、古代インドの叙事詩マハーバラータの一場面であり、世界最大のレリーフとも言われています。

ラタ寺院

5つの石造寺院からなるラタ寺院は一枚岩から彫られ、初期のドラヴィダ建築を知る上で重要な建造物です。牛や象など、ヒンドゥー寺院で良く見られる彫刻も見られます。

海岸寺院

ドラヴィダ建築の特徴が見られる初期の寺院の1つであり、8世紀に建てられました。マハーバリプラムビーチの砂浜にあり、独特の雰囲気を持っています。

クリシュナのバターボール

岩山の上に絶妙なバランスで静止した直径10m程の巨大岩。ヒンドゥー教の神であるクリシュナ神の好物はバターボールであると言われています。

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