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ミッション!ポーランドのヴロツワフに潜伏する小人(ドワーフ)を探せ!

2020 9/30
目次

ヴロツワフとは

欧州の小国ポーランドの首都ワルシャワから南西へ車で約3時間30分、古都クラクフから北西へ車で約3時間の場所にある街ヴロツワフは、ポーランド第四の都市。10世紀にボヘミア公爵によって街がつくられ、10世紀後半にはポーランド公国に属した歴史をもつ、ポーランドにおいて最も古い都市のひとつ。近郊には、世界遺産ヤヴォルの平和教会や、車で約1時間30分の場所には日本でも可愛らしい模様の陶器で有名なボレスワヴィエツがあります。

ヴロツワフのお勧め観光 3選

百年記念会館(世界遺産)

1913年に建造された多目的ホール。世界初の鉄筋コンクリートで造られた巨大建造物であり、当時としては先駆的なことでした。周辺は、市民憩いの公園になっていて、噴水や日本庭園もあり、自由に歩いて見学することができます。
また隣りには、動物園もあることから、家族で訪れる人たちの姿も多く見かけます。

鉄筋コンクリート造りの百年記念会館(撮影:ユーラシア旅行社)

洗礼者ヨハネ大聖堂

ポーランド第二の河川オドラ川の中州、旧市街からはオドラ川をはさんで北東にあるオストルフ・トゥムスキ地区にあります。ここに1000年ごろ最初の聖堂が建てられ、聖堂を中心に人々が集まりヴロツワフの町が形成されていきました。現在の大聖堂は、大戦後に16世紀に造られたゴシック様式の姿で再建されたものです。

ヴロツワフ旧市街と旧市場広場

旧市場広場とは、ポーランド第二の都市クラクフに次ぐ面積を誇る広場。13世紀当時と同じレンガ造りで再建された壮麗な旧市庁舎と60軒の商家が広場に面して建ち並んでいます。またパステルカラーの可愛らしい建物が並んでいるので、とても華やかな印象。おや・・・旧市街に入ってきたら、ところどころで、なにやら足元あたりにちらつく小さなものが。この正体は???

レンガ造りの旧市庁舎は、壮麗でとても絵になる(撮影:ユーラシア旅行社)

近年、ヴロツワフで多くの目撃情報が寄せられて、その数は年々増加する一方。
その正体とは、なんと小人(ドワーフ)!

旧市街・塩の広場にて小人(ドワーフ)発見!
(撮影:ユーラシア旅行社)

あちらにもこちらにも小人(ドワーフ)の姿

撮影:ユーラシア旅行社

小人(ドワーフ)たちは、ひとが多く行き交う広場だったり、ひっそりと人通りの少ない小路だったり、お店の窓や入り口など様々な場所で目撃されています。小人(ドワーフ)たちは、ひとりひとりが個性的で、働き者もいれば、のんびり屋もいて、多種多様な職業に就いてもいます。

小人(ドワーフ)探しには、アプリをダウンロードして利用もひとつ(android対応)

なぜ小人(ドワーフ)は、ヴロツワロフにいるの?

ファッション系の会社がスポンサーになり、衣装を着させてもらった小人
(撮影:ユーラシア旅行社)

小人(ドワーフ)の誕生と出現には、ヴロツワフだけではなく、ポーランドという国自体の歴史を知る必要があります。
ポーランドは、ドイツやロシアという大国に囲まれ、歴史上そのような大国からの侵攻、占領、国土分割などを繰り返してきました。第二次世界大戦後に誕生した国も社会主義・ポーランド人民共和国でした。その共産主義体制に反対する運動は、1980年グダニスクで労働者たちのストライキが起こり、全国へと広がりました。その波は、ヴロツワフ大学の学生たちにも届き、反共運動団体がつくられ、壁などに書かれた反政治スローガンを警察などが塗りつぶした後に、さらに上書きするように描かれたのが「小人(ドワーフ)」でした。民主化運動の先駆け“連帯”のような力強さではなく、パフォーマンスやメルヘンなど柔らかい表現で改革を訴えていこうとした学生たちの表われでしょう。またグラフィティアートは1960~1970年にアメリカで始まりましたが、ポーランドにおいても、学生たちによってこのときに行われていたことは、あまり知られていないと思います。学生たちによる運動は、大勢で小人の格好をしたり、その姿でパレードを行ったりもしました。
その後、ポーランドは1989年に非社会主義政権が成立、民主主義が定着し現在に至っています。

学生たちのたまり場だったレストラン(撮影:ユーラシア旅行社)

そのようなヴロツワフ大学の学生たちによる反共運動のメモリアルとして、2001年に美術大学の学生たちが小人(ドワーフ)第一号「パパ・ドワーフ」を設置。こうしてヴロツワフの街中に小人(ドワーフ)たちが続くように出現、増加していきました。

優しい笑みをたたえている、第一号の「パパ・ドワーフ」(撮影:ユーラシア旅行社)

小人(ドワーフ)は年々増え続け、2001年から2020年までに、なんと約380ほどに・・・。そのすべての小人(ドワーフ)たちが、ひとりひとり個性をもっているから、探索には熱が入ります。発見したときには、可愛らしさににっこりしてしまいます。愛らしく、人々を和ませてくれる小人(ドワーフ)たちは、いまや平和と自由のシンボルとして活躍しています。

ヴロツワフ近郊の見どころ

■世界遺産「クラクフ」
1038年~1596年まで、ポーランド王国の首都。
■世界遺産「ヤヴォルの平和教会」
17世紀に欧州の国々を巻き込んだ30年戦争終結後、ハプスブルク皇帝により、この地域にいたプロテスタント住民のための教会建設を条件付きで許可しました。1655年に完成。6000人収容可。
■可愛いポーランド陶器の故郷「ボレスワビエツ工房見学」
ボレスワビエツには、20を超える陶器工房があります。青地に白目玉の“ピーコックアイズ”の柄が伝統的。絵柄つけは全て手作業で、スポンジ素材のスタンプを押して色付けをしていきます。
工房併設店では、日本で買うよりもはるかに安いお値段で購入できちゃいますが、緩衝材などは工房併設ショップではつけてくれませんので、日本から用意していくように!

ボレスワビエツ陶器は、ひとつひとつ手作業で絵付けをしていく(撮影:ユーラシア旅行社)

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