トリニダーとは
キューバ中央部の南側に佇む古都トリニダー。1514年、キューバを植民地化したスペインのディエゴ・ベラスケスによって建設されました。18-19世紀にかけては、一大産業になった砂糖貿易の中心地となり、町が大きく発展して今日まで残るコロニアルな街並みが誕生しました。現在ではたばこ産業と観光業も町の大きな柱になっています。
トリニダーへの行き方、アクセス
キューバには鉄道や国内線航空機もありますが、エネルギー不足やその他事情によって運航が不安定なため、バスでの移動が一般的です。首都ハバナからは約6時間かかり、乗り替えが必要な場合が多いです。
近郊には、サンタクララやシエンフエゴス等のみどころもありますので、ツアーの利用が特にお勧めの国の一つです。
トリニダーのみどころ4選
マヨール広場
トリニダーの中心でその歴史を見守り続けてきた広場。ヤシの木が立ち、南国らしい雰囲気が漂います。奥には19世紀に建造された大聖堂が建ち、古き良きトリニダーの趣きをよく残しています。
旧市街
マヨール広場の周囲にトリニダーの歴史地区が広がっています。道は石畳、家並みはパステルカラー、所々にクラシックカーが駐車され、道沿いには陽気な人々が佇むというキューバらしい雰囲気漂う中を歩く事ができます。写真にも最適なフォトジェニックな風景がどこまでも広がる場所です。
ラ・カンチャンチャラ
旧市街の北側に位置する「ラ・カンチャンチャラ」はトリニダーの名物バーです。店名と同じ「カンチャンチャラ」というサトウキビの蒸留酒にハチミツとレモンを混ぜたカクテルが看板メニューです。赤い陶製の専用グラスで提供されるのも人気の秘密です。トリニダーの歴史の中に埋もれた飲み物を現代に復活させたドリンクなので、是非お試しください。
配給所やたばこスタンド
キューバは社会主義で配給制度が今も続いています。配給は基本的には食料品や薬など生活に最低限必要なものを国が安価で国民に提供している形が主流です。また、トリニダーではかつての砂糖産業に変わって台頭したたばこ生産の一コマとして、葉巻屋さんも見かけます。キューバらしいですね。
キューバと言えば音楽も欠かせません。街中を歩いていても様々な音楽が耳に飛び込んでくる事でしょう。