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森林事業と林業鉄道のパイオニア!台湾・阿里山のおすすめ観光

2020 9/30
目次

阿里山とは

阿里山とは、台湾本島のほぼ中央、台湾最高峰の玉山(旧称:新高山)西方にある18連山の総称で、阿里山という単体の山はありません。18連山のなかで最高峰は標高2,663mの大塔山です。この阿里山と称される山群地域は、総面積3万2700haという巨大な阿里山国立公園(嘉義県)にあります。ここでは亜熱帯、温暖帯、温帯の植物がみられ、高所には台湾紅檜(ベニヒノキ)が群生し、神秘的な大自然が楽しめます。

阿里山と日本の繋がりとは

日本統治時代に阿里山の自然が注目され、山岳調査が始まりました。1904年、調査の為に林学博士の河合鈰太郎(雅号:琴山河合)が派遣され、阿里山森林資源の開発と1906年からは木材運搬のための阿里山森林鉄道の建設が進められました。このときに河合鈰太郎によって林業の機械化や環境に考慮した計画的な伐採と植林という先進的な林業事業が導入されたことは、現代においても高く評価されています。
台湾の良質なヒノキ、杉、扁柏(へんはく)は、日本にとって大切な資源となり、それら伐採された樹木は鉄道で嘉義駅まで運ばれました。とくに台湾ヒノキは、日本の寺社建築でつかわれ、有名な場所では靖国神社の神門、東大寺大仏殿の垂木、明治神宮の初代鳥居(後に埼玉県大宮の氷川神社へ移築)の建築材に用いられました。

八景に含まれる阿里山

台湾八景とは、台湾の名所や景勝地のなかで選ばれた8か所の総称。その歴史は古く、清朝の時代から台湾八景が選出されていました。時代ごとに台湾八景の名所などは変わっていきましたが、日本統治時代には「阿里山」、中華民国時代は「阿里山の雲海」、2005年から再び「阿里山」がランクインしました。

阿里山のおすすめ観光 3選

阿里山森林鉄道

阿里山開発に伴い林学博士の河合鈰太郎が鉄道路線を設計しました。嘉義から阿里山まで全長72kmの路線は、現在でも使われており、観光として乗車することが可能です。嘉義駅(標高30m)から沼平駅(旧阿里山駅・標高2,274m)まで登るため、線路は山肌に沿って3周し、4回のスイッチバックなど当時の近代日本技術が集結しています。

阿里山森林鉄道(撮影:ユーラシア旅行社)

阿里山森林遊楽区

ヒノキの原始林には2千年を超す巨木が数多くあり、マイナスイオンをたっぷり浴びながら散策できます。
保護区の中には、元神木で雷に打たれて倒れてしまったもの、現在の神木、河合博士の記念碑、象鼻木、三大木(巨木で面白い形をしています)など見所もたっぷりです。

撮影:ユーラシア旅行社
阿里山神木遺跡(撮影:ユーラシア旅行社)

阿里山から見る日の出

祝山展望台から見る台湾最高峰の玉山(旧称:新高山、標高3,952m)のパノラマとご来光は、阿里山を訪れたのなら絶対に見ておきたい光景!ここからの日の出を見るには、阿里山のホテルに宿泊する必要があります。
祝山展望台までは、阿里山森林鉄道の祝山線で、沼平駅(旧阿里山駅)からに祝山駅へ移動。日の出を見られるようにと、未明に始発が運行されます。
この祝山展望台から、向かいに見える玉山山頂から朝日が昇る光景は、神々しさを感じます。この世のものとは思えない感覚に導くご来光や、眼下に広がる雲海、植物の群生は必見です!

阿里山・祝山展望台から見る日の出(撮影:ユーラシア旅行社)

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