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五島列島のおすすめグルメ・スイーツ~名物には歴史と伝統がある~(長崎)

2021 1/12
目次

五島列島とは

五島列島とは、139の島で構成され、そのうち18島が有人島です。主な有人島は、中通島・若松島・奈留島・久賀島・福江島の5島。長崎県に属し、県庁のある長崎市から西約50kmの海上に、まるで日本列島のように南西から北東に島が連なっています。

五島列島観光の魅力とは

魅力のひとつが素朴な教会群。約250年の禁教時代を終えた後、五島列島のあちこちに教会が建てられました。信徒さんたちが、こつこつと資金を貯め、建設費用にし、ときに信徒さんたちも建設に携わることもしました。そのため五島列島でみる多くの教会は、地域ごとに特徴があり、こじんまりとして温かみがあります。今なお信徒さんが通う現役の教会であるところもあります。現地の人と教会が如何に密接に関わっているのかを、訪れると強く感じることができます。

頭ヶ島教会(中通島)撮影:ユーラシア旅行社

五島列島にある教会のほとんどが、「内部での写真撮影禁止」「靴を脱いであがる(土足禁止)」というルールがあります。現在も信徒さんがミサで通われる教会には、個人所有物である聖書やクッションがイスに置いてあることもありますが、触れないようにお気を付けください。そのほかにも注意事項が各教会ごとでありますので、必ず見学の際は、注意事項の確認マナーを守ることを忘れずに。

五島列島は、海にかこまれ、内陸には緑がふんだんにあります。ドライブの際は、海を見渡せる岬、展望台などに休憩がてら立ち寄り、海と山の自然美を楽しむことができます。また空気が澄んでいるので、夜には星空観賞もおすすめです。

五島列島旅行・観光特集はこちら

五島列島のお勧め料理

自然の恵みをたっぷり含んでいる食材でつくられた五島グルメを、食べずに帰ることはできません!自然あふれる五島列島。海の幸、山の幸、放し飼いで育てられた牛や豚のお肉から作られる料理は、どれも絶品。野菜好き、肉好き、魚好きと食の好みにあわせて五島グルメを楽しめるというのも嬉しいポイント。

きらきら光るきびなごの刺身。かつて信徒さんたちは、これを売って教会建設資金を貯めた(撮影:ユーラシア旅行社)

美しい海、豊かな自然のなかで育った食材を活かしたお料理が美味しい五島列島は、まさに“美食の島”といってもよいでしょう。近年ではマグロの養殖が盛んになり有名となりましたが、上五島の若松港近くでは、はまちの養殖も盛んでした。イワシにメジナ、さわら、そして教会建立の資金源となったキビナゴ。季節の魚がとれ、それがそのままレストランで提供されます。さらに五島の自然の中でのんびり育った五島牛や五島ブランドの豚肉=美豚(ビトン)といったお肉料理も絶品!

(撮影:ユーラシア旅行社)

五島列島の立地上、活発だった海上貿易によって大陸から伝わり、そうめんが変化したものではといわれているのが五島うどん。そうめんが起源だったことを思わせる細麺であるのが特徴。最近では五島うどんと、つゆに欠かせない“あごだし”が五島列島の特産品として県外でも見かけるようになりましたが、本場で是非味わっていきたい一品。

あごだしが効いてる五島うどん(撮影:ユーラシア旅行社)
五島うどんをグツグツ煮て食すのを「地獄炊き」といいます(撮影:ユーラシア旅行社)

五島列島のおすすめスイーツ&土産 6選

かんころもち

かんころもち一例(撮影:ユーラシア旅行社)
かんころもち作りの行程のひとつ(サツマイモを天日干しする)撮影:ユーラシア旅行社

かんころもちとは、サツマイモともち米を混ぜて作った冬季の保存食。五島列島では各家庭でよく作られたというお菓子、すなわち五島の人にとってはソウルスイーツ!
いまでは通年で五島列島の土産屋、スーパーで購入することができます。その味は、まるで スイートポテトのよう。最近では、プレーン以外にヨモギや紫芋、抹茶味など様々な味のバリエーションもでてきました。金の延べ棒状で売っていますので、食べたい大きさに切り、そのまま食べることもできますが、すこし温めて食べるとお芋のホコホコさが感じられ更に美味しくなります。

かんころもちは、原料がサツマイモであることからも、かるく温めて食べるのがお勧め!
フライパンなどで軽く表面を焼いてもよし。もしくはレンジで温めることもできますが、温めすぎるとスライムのように溶けますので温め時間には注意。しかし、溶けても美味しさは変わりませんのでご安心を。溶けたら溶けたでお餅のような食感でたのしめますよ。

五島ワイン(福江島/五島コンカナ王国ワイナリー&リゾート)

撮影:ユーラシア旅行社

長崎県で初めてのワイン醸造所『五島ワイナリー』では、醸造所見学やワインの試飲、買い物ができます。
日本最西端の五島列島・福江島(下五島)にて造られたワインは、どのような味なのか。ご興味のある方は、是非お試しを。五島コンカナ王国ワイナリー&リゾートに併設してありますので、ここで宿泊してお食事と一緒に楽しむこともできます。

堂島マドレーヌ(福江島/堂崎教会)

堂崎教会の内部は、現在博物館(撮影:ユーラシア旅行社)

福江島(下五島)の堂崎教会敷地内に入る手前にある『巡礼カフェOratio』(水曜休み)で作られている堂崎マドレーヌは、<五島列島のお土産5選> <おとりよせスイーツ100選>にも選ばれています。堂崎教会を訪れ、時間があればカフェに立ち寄り、堂島マドレーヌとドリンクを注文し、休憩をとるのもお勧め。時間がなければ、お土産として買って帰ることもできますよ。

撮影:ユーラシア旅行社

堂崎教会は、1879年(明治12年)に建てられた最初の聖堂を、1908年(明治41年)に現在の赤レンガ、ゴシック様式へ建て替えました。施工には、鉄川与助さんも携わっています。現在、教会内部は隠れキリシタン関連の資料を展示する博物館になっています。

にがりソフトクリーム(福江島/五島椿物産館)

塩づくりの様子(撮影:ユーラシア旅行社)

福江島(下五島)にある、昔ながらの海水を釜で煮つめて塩造りをする様子を見学できる「塩工房つばき窯」(食事処「椿茶屋」敷地内)。そのすぐそばにある「五島椿物産館」で販売されている、塩造りの行程で生じる“にがり”をつかった“にがりソフトクリーム”は、おススメです。にがりソフトクリームは、他ではなかなか見かけないので、ここを訪れたら、是非お試しを。にがくなく、甘いのでご安心を!そこからは香珠湾ビーチを見下ろすこともできるロケーションでもあるので、景色とご一緒にお楽しみください。

塩ソフトクリーム(中通島/屋堅目の駅)

中通島(上五島)でも海水を釜で煮つめて塩造りをする様子を見学できる休憩所「屋堅目の駅」があります。ここでは“塩ソフトクリーム”が販売されています。

屋堅目の塩も、ミネラルを含んだ美味しい塩です(撮影:ユーラシア旅行社)

五島椿油、椿飴、椿茶

五島の椿(撮影:ユーラシア旅行社)

五島は、椿の産地として有名です。資生堂「TSUBAKI」の原料にも五島椿が使われています。椿製品というと“椿油”を想像しますが、最近では“椿茶”や“椿飴”などの商品もでき、かるくてお土産として持ち帰るのに人気です。

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