MENU

ポルトガル発祥の地、ポルト

2021 9/29
目次

ポルトとは

ポルトは、ポルトガル北部の港湾都市で、首都のリスボンに次ぐ同国第二の都市です。周辺地域を含めた人口は約160万人。ローマ時代にはポルトゥス・カレ(カレの港)と呼ばれ、貿易で栄えました。そして、ポルトガルの国名の由来にもなった、ポルトガル発祥の地と言われる都市でもあります。「ポルト歴史地区」としてユネスコの世界文化遺産に登録された旧市街地、ドウロ川の両岸に広がる、鮮やかなオレンジ色の屋根と白い壁の家が並ぶ風景が、ポルトガルらしい風景として知られています。大航海時代に活躍したエンリケ航海王子の生誕の地でもあり、鮮やかな町の風景は、彼の栄光の証とも言われています。また、この場所は、魔女と宅急便の舞台なのではないか、と噂されていることでも知られています。大通りから少し離れると、洗濯物を干しているお母さんや外に出て遊ぶ子供たちの、穏やかな生活感のあるポルトを感じる事も出来ます。さらにポルトは、ポルトガルの宝石とも呼ばれるポートワインの積出港であり、ポルトガルは西ヨーロッパで一番物価が安い国としても知られています。

ポルトの街並み(撮影:ユーラシア旅行社)
ポルトの街並み(撮影:ユーラシア旅行社)

ポルトへのアクセス、行き方

日本の空港からの直行便がないため、ヨーロッパの主要都市に飛んでからの乗り換えが必須です。その場合、マドリッドからの直行便にて約1時間20分で移動できます。もしくはスペインからバスにて移動することも出来ますが、その場合、サンティアゴ・デ・コンポステラからは約3時間の距離です。

ポルトの訪れたい観光地4選

ドン・ルイス一世橋

ポルトの旧市街と中心部とを繋ぐドン・ルイス一世橋。橋の構造は二重になっていて、歩行者はどちらも通行することが出来ますが、上層部は鉄道用、下層部は自動車用と分かれています。この橋の設計は、公募で寄せられたデザインをもとに、エッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルの弟子であったテオフィロ・セイリグによって手がけられました。ドン・ルイス一世橋の名は、当時のポルトガルの王であったルイス1世に由来しています。橋の上からは、ポルトの街中の坂によって、重ならずに綺麗に広がるポルトの街を見渡すことが出来ます。また、夜には橋がライトアップされ、幻想的な景色をお楽しみいただけます。橋の下を流れるドウロ川に浮かぶポルトワインの樽を乗せたボートにもポルトの歴史を感じることが出来ます。

ドン・ルイス一世橋(撮影:ユーラシア旅行社)

カルモ教会

カルモ教会は、国内最大級の大きさを誇る美しいアズレージョを持つ、バロック・ロココ様式で建てられた教会です。カルモ教会は、2つ教会が並んでいるうちの、正面から見て右側の、上に4人の伝統師の彫刻が乗った教会です。2つの教会の間には、幅1メートルほどの大変細く、狭い家がありますので、ぜひ注目してご覧ください。かつて実際に人が住んでいたそうです。カルモ教会の側面を彩るアズレージョには、イスラエルにそびえる、カルメル山が描かれています。また、1歩教会の中に足を踏み入れると、キラキラと輝く豪華絢爛な金色の装飾が広がっています。

カルモ教会(撮影:ユーラシア旅行社)

世界一美しい駅 サン・ベント駅

世界で一番美しい駅の一つとして知られているサン・ベント駅。フランスのボザール様式の影響を受けた設計で、ポルトガル人建築家のジョゼ・マルケシュ・ダ・シルバによって手がけられました。美しさの理由は、壁一面に貼られた、2万枚ものポルトガル伝統の装飾タイルのアズレージョです。サン・ベント駅構内のアズレージョは、1930年に製作されたもので、ポルトガルの歴史的な出来事が描かれています。アズレージョは、スペインのセビリアから入ってきたムーア人のタイルが起源です。また、一般の家や教会の壁や床、天井の装飾にも使われていて、装飾目的のほか、室温管理の目的としても使用されています。

サン・ベント駅(撮影:ユーラシア旅行社)

世界一美しい本屋 レロ書店

世界遺産に登録されているポルト歴史地区の中に位置し、世界で最も美しい書店の一つとも称されるレロ書店。ハリーポッターの世界観を彷彿させる書店としても知られています。レロ書店は、1869年創業の老舗書店で、1906年より現在の場所に店を構えています。中に入ると、書店とは思えない豪華絢爛で宮殿のような内装に驚かされます。中に入るとすぐに現れる螺旋階段は、「天国への階段」と呼ばれています。天井のステンドグラスから、隅々まであしらわれた繊細な装飾がとても美しいです。

世界一美しい本屋 レロ書店(撮影:ユーラシア旅行社)

おすすめグルメ

ポルトガル料理は日本人の口によく合うと言われています。その理由はいくつかありますが、1つ目は、米文化が根付いているということ。肉料理や魚料理の横にお米が添えられている事が多くあります。2つ目は、シーフードがよく食べられているということ。ポルトガルはEUの中で最も魚を食べる国であり、実にポルトガル人1人当たりの魚の消費量は、日本人1人当たりの魚の消費量の2倍以上です。3つ目は、肉類には下味をつけて寝かせる、出汁を使うなど調理法が似ていることです。他にも、金平糖やカステラなど、ポルトガルから入ってきて日本に根付いた食べ物が多くあることからも、ポルトガル料理が日本人の口に合うことが想像できます。

撮影:ユーラシア旅行社

エッグタルト

お菓子大国、ポルトガルを代表するスイーツのエッグタルト。ポルトガルでは、パステル・デ・ナタと呼ばれています。軽くてサクサクの生地に甘くてとろけるカスタードクリーム、そしてほんのりと香るシナモンのコラボレーションはまさに絶品です。パステル・デ・ナタは、ポルトガルでは、カフェやパン屋さん、スーパーマーケットに至るまで、どこでも簡単に手に入れることができます。温かいうちに食べるとより、とろける、甘いカスタードクリームを楽しむことが出来ます。そんな国民的スイーツ、パステル・デ・ナタが誕生したのは、リスボン西部のジェロニモス修道院だと言われています。外に出ることの出来なかった修道士、修道女たちの唯一の楽しみは厨房でこっそりとお菓子を作ることでした。そこでパステル・デ・ナタは誕生しました。ポルトガル自由主義革命が起こった際に、修道院は閉鎖され、修道士、修道女は追放されてしまいました。そこで彼らが生活費を稼ぐためにパステル・デ・ナタを売り出したことで、ポルトガル中に広がりました。一つ当たり120円〜150円ホドで手に入るため、食べ比べをするのもおすすめです。

エッグタルト(撮影:ユーラシア旅行社)

タコご飯

日本はタコを世界一消費している国である、一方、タコを「デビルフィッシュ」と呼び、タコを食べる文化の無い国も多くあります。しかし、ポルトガルは日本同様タコを食べる国の一つで、ポルトには日本人の口によく合う、タコご飯という名物料理があります。タコの炊き込みご飯、リゾットといったところでしょう。日本でよく口にするタコはプリプリ、とした食感ですが、ポルトガルのタコは、柔らかい食感なのが特徴です。旅行中の普段と違う食事で疲れてしまった胃腸にも嬉しいお食事です。多くの場合、タコの天ぷらとともに提供されます。日本の天ぷらは、ポルトガルから入ってきたものなのでよく似ていて、こちらも日本人の私たちの口によく合います。

タコご飯(撮影:ユーラシア旅行社)

フランセジーニャ

ポルト発祥の大人気B級グルメと言えばフランセジーニャ。フランセジーニャとは、「フランスの女の子」という意味で、フランスのクロックムッシュのポルトガル版として誕生しました。食パンにステーキやハム、ソーセージなどの肉を挟み、その上にチーズを乗せて焼き、そこにトマトソースをかけたとってもボリューム満点なお料理です。ポルトガルの現地の方々の多くは、これにフライドポテトとビールを合わせて召し上がるそうです。

フランセジーニャ(撮影:ユーラシア旅行社)

イワシの塩焼き

ポルトのレストランで度々目にする、ポルトの人たちの大好物がこちら、イワシの塩焼きです。日本の焼き魚ととってもよく似ていて、旅中に恋しくなる日本食を少しでも感じられるのではないでしょうか。ポルトでは毎年6月にイワシ祭りが開かれ、街のあちらこちらでイワシを焼き、イワシを焼いた煙と匂いにポルトの街が包まれます。また、イワシの缶詰や、イワシがモチーフのキーホルダーなどもポルトのお店ではよく目にするほど根付いた、国民に愛されるソウルフードです。

イワシの塩焼き(撮影:ユーラシア旅行社)

ポートワイン

ポルトの名産品であるポートワイン。甘いデザートワインとして人気があります。ポルトを流れるドウロ川の上流には、葡萄畑が広がっていて、「アルト・ドウロ・ワイン生産地域」として世界遺産にも登録されていて、この地域でとれたブドウを使ったもの以外は、ポートワインと名乗ることは許されていません。ポートワインの特徴は、発酵途中にアルコール度数の高いブランデーを加えることで、それにより濃厚で甘く、アルコール度数の高いワインができます。別名、酒精強化ワインとも呼ばれていて、スペインで作られているシェリー酒と同じ部類にあたります。

ポートワイン(撮影:ユーラシア旅行社)
ワイン樽(撮影:ユーラシア旅行社)

ポルトガルへのご旅行はこちらから

目次
閉じる