清津峡とは
黒部峡谷(富山県)・大杉谷(三重県)とともに日本三大峡谷の一つとして知られる「清津峡」。
川を挟んで聳え立つ巨大な岩壁は、長い年月をかけ見事な大峡谷をつくりあげ、国の名勝天然記念物にも指定されています。
雄大な柱状節理の岩肌と清流・清津川の急流は、ダイナミックで素晴らしい景色を見せてくれます。
清津峡はどこ?
清津峡は、新潟県中越地方の十日町市に属し、十日町市役所がある中心地から南に車で約35分(国道利用で約23㎞、直線距離で約19km)の場所にあります。
◆車移動の場合:関越自動車道で、東京からは約2時間30分、新潟からは約1時間30分移動し、「塩沢・石内IC」を降り、国道を約25分移動で「清津峡入口」に到着。そこから清津公園線で奥まで移動すると第1~3駐車場があります。清津峡温泉街や清津峡渓谷トンネル入り口の近い第1駐車場はバス専用のため、乗用車は第2~3駐車場に停めましょう。
◆公共交通機関移動の場合:JR上越新幹線「越後湯沢駅」で下車。その後公共バスに乗り換えて約25分で「清津峡入口バス停」に到着。そこから徒歩約30分(約2km)で「清津峡入口」に到着。
清津峡のみどころ「清津峡渓谷トンネル」
日本三大峡谷のひとつとして有名な清津峡。昔から多くの観光客が訪れる人気の観光地でありましたが、1988年の落石発生以来、安全が保証できないという理由で立ち入ることができなくなりました。しかし近年、地元の人たちや観光客の要望もあり、安全に通行ができるよう考慮され1996年10月に完成したのが「清津峡渓谷トンネル」。さらに、2018年の第7回・大地の芸術祭で、中国の建築ユニット「マ・ヤンソン/MADアーキテクツ」によるアート作品「Tunnel of Light」としてリニューアルオープンしました。洞窟をイメージしたトンネル内では、光の演出や空間利用により、自然を別の視点から見る仕掛けも施されています。
全長750mの清津峡渓谷トンネルは、3ヵ所の見晴所とトンネルの終点となるパノラマステーションがあり、素晴らしい峡谷美を堪能することができる絶景ポイント。なかでも一番の見どころは、トンネル最奥にあるパノラマステーション。壁にはステンレス板、床には水が張られており大峡谷が映り込みます。この美しい景色がインスタ映えするということで、近年SNSで話題となっています。
清津峡の紅葉
清津峡の紅葉の時期は、10月半ばころから始まり、10月末から11月初め頃が見頃。寒暖差の激しい清津峡の紅葉と岩肌とのコントラストが織りなす景色は、どんな絵具でも表現できないほど見事な景色となります。
オールハイシーズン!四季折々の季節が楽しめる!
豊かな自然の景色が魅力の清津峡。四季折々の自然景観が楽しめます。
<春>新緑の時期はゴールデンウィーク頃から。清津川山には雪解け水が流れ、水量も豊富。
<夏>夏でもひんやりとした風が吹き抜ける清津峡渓谷トンネルがお勧め。
<秋>10月中旬ごろから木々が色づき、美しい景色が広がります。気温がぐんっと下がるので、暖かい上着等の準備が必須。
<冬>12月中旬ごろから雪が降り始め、あっという間に雪景色に。積雪は例年2メートル以上。4月まで雪が残ります。