青の街シャウエンとは
モロッコ北部の丘陵地帯に佇むシャウエンは、中世以来一帯の中心として街が栄え続けて来ました。現在でも多くの市が開かれ、周囲で作られた手工業製品や農産物等が店頭に並んでいるのがその名残でもあります。
かつてはフェズ、マラケシュ、サハラ等に隠れていましたが、ここ10年の間に旅人たちの間でも話題の絶景として知名度が急上昇し、今ではモロッコの旅では外せない観光地になりました。
シャウエンの街が何故青いのかは諸説あり、はっきりした起源は定かではありませんが、生まれた理由はどうあれ、その青の絶景が旅人を魅了し続ける事に変わりはありません。
シャウエンへのアクセス、行き方
シャウエンは、飛行機や鉄道のゲートウェイとなる主要都市から遠く、アクセスは決してよくありません。ジブラルタル海峡の南側にあるタンジェや迷宮都市フェズから車やバスで向かうのが一般的です。(所要時間3~4時間)
モロッコ内で複数観光地を周遊する場合には、ツアーを利用するのも便利です。
青の街シャウエンの絶景写真
さあ、お待ちかね、シャウエンの絶景タイムです!絶景に言葉はいりません。どうぞ写真でお楽しみください!
お店のディスプレイが秀逸です。
モザイク装飾にも目を奪われます。
路地に吸い込まれます。
夜の街も素敵です。
主要な道はアスファルトむき出し、路地は下まで青く染める傾向があります。
シャウエン番外編
シャウエンの猫
かつて預言者ムハンマドもかわいがった事から、イスラム教徒にとって猫は敬愛されている動物でモロッコに限らず、どこにも行っても大切にされています。しかし、青の街シャウエンではことさら、猫がいる風景が絵になりますね。
シャウエンの遠望
丘陵地帯の谷間にある事がよく分かります。遠目から見ると、「半分、青い。」というところでしょうか。
シャウエンの夜景
上の遠望と同じ角度から見た夜景です。こちらも絵になりますね。
青の街シャウエンのメイキング
青い顔料を白壁に塗っていきます。どうやら女性がよく行う仕事のようです。観光客の増加と共に、シャウエンの青みも年々深まっているという噂もあります。
シャウエンの宿泊
シャウエンは他都市から日帰りで訪れる事も可能ですが、折角行くなら、昼間の絶景と共に、夜景や夜の街の散策、静かな朝の風景も堪能したいところなので、絶対宿泊する事をおすすめします。街の周りにはある程度設備も整った少し大きめのホテルもあり、旧市街の内外には邸宅を改装したリアドもあります。