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空間が世界遺産認定!マラケシュのジャマ・エル・フナ広場(モロッコ)

2022 8/17
目次

広場の空間が世界無形遺産、ジャマ・エル・フナ広場とは

ジャマ・エル・フナ広場(撮影:ユーラシア旅行社)

世界一賑やかな広場とも言われるマラケシュの名物広場であるジャマ・エル・フナ広場。中世以来市場として、また様々なイベントの場として常にマラケシュの歴史と共に歩んできました。現在でも周囲にはスーク(商店街)が並び、昼は大道芸人やジュース屋さんなど、夜はエスニックな香りに満ちた大屋台街として常に活気に溢れ、世界一賑やかとも言える様相を呈しています。観光客はもちろん、地元の人にとっても集いの場であり、人々の談笑が絶える事はありません。是非訪れたら、日中と夜、時間帯によって変わりゆくジャマ・エル・フナ広場の姿をお楽しみください。

旧市街全体が登録された世界遺産マラケシュの一部であると共に、2009年には単独で『ジャマ・エル・フナ広場の文化空間』が世界無形遺産に登録されています。

ジャマ・エル・フナ広場への行き方、アクセス

ジャマ・エル・フナ広場があるマラケシュへは、モロッコの玄関口となる事が多いカサブランカからは鉄道、車、バスで約3時間で到着する事ができます。鉄道は本数も多く、日本人にも利用しやすいです。但し、アトラス以南のサハラや北東のフェズやシャウエンと一緒に巡る場合には車のチャーターやツアーの利用をお勧め致します。

ジャマ・エル・フナ広場の観光、屋台、大道芸の楽しみ方

午前中の閑散としたジャマ・エル・フナ広場(撮影:ユーラシア旅行社)

午前中から昼にかけてのジャマ・エル・フナ広場は、屋台も建っていないので、本来の広場としての空間が広がっています。周囲のスークに出勤する人や街の他地区に出かける人など、四方八方へ人が交錯して行きます。この時間帯で見られるのは、名物オレンジジュースの屋台や小規模な音楽隊、演奏家、蛇使いなどの大道芸人です。

名物オレンジジュースの屋台

オレンジジュースの屋台(撮影:ユーラシア旅行社)

マラケシュの特産でもあるオレンジ。街中や周囲にもオレンジの木がたくさん見られます。そのオレンジを生絞りしたジュースを買う事ができます。屋台は一杯ありますが、どこも値段は一緒で4ディルハム(≒40-50円)です。マラケシュは気温も高いので、ぎゅっと飲むとオレンジの甘みが喉に染みわたります。屋台によっては他のフルーツとのミックスジュースを出してくれる所もあります。

ミックスジュースも出す屋台(撮影:ユーラシア旅行社)

大道芸-演奏家-

音楽を鳴らす大道芸人(撮影:ユーラシア旅行社)

ジャマ・エル・フナ広場と音楽は切っても切り離せません。音楽の本番は夜ですが、日中も変わった楽器を演奏する大道芸人たちに出会う事ができたりします。衣装も含めて目を楽しませてくれます。

大道芸-蛇使い-

ジャマ・エル・フナ広場の蛇使い(撮影:ユーラシア旅行社)

蛇使いと言えばインドを思い浮かべる方が多いと思いますが、混沌の町マラケシュにも出没し、ジャマ・エル・フナ広場の一つの名物になっています。

夕方から夜への移り変わり

夕方のジャマ・エル・フナ広場(撮影:ユーラシア旅行社)

夕方が近くなると、ジャマ・エル・フナ広場は一気に忙しくなります。どこからともなく屋台の機材を持った人が続々と広場に集まり、手際よく屋台を組み立てて行きます。

夕方のジャマ・エル・フナ広場(撮影:ユーラシア旅行社)

屋台に電気が灯り、その屋台を目指して多くの人がジャマ・エル・フナ広場に集まってきます。観光客にとっては幻想的とも言える異世界のような風景が見られますが、地元の人にとっても特別な場所で心躍らせながらやってくる人も少なくありません。

ジャマ・エル・フナ広場で記念撮影(撮影:ユーラシア旅行社)

ジャマ・エル・フナ広場のボルテージは最高潮

ジャマ・エル・フナ広場の屋台群(撮影:ユーラシア旅行社)

陽が沈むと、いよいよジャマ・エル・フナ広場の夜本番です。あちこちからエキゾチックな音楽が鳴り、スパイシーな香りが屋台から漂い、そして人々の談笑が漏れて来ます。ただ歩いているだけでもわくわくさせてくれる空間です。

音楽隊(撮影:ユーラシア旅行社)

ジャマ・エル・フナ広場の周囲には2-3階のテラスでお茶(ミントティー)やその他ドリンクを飲みながら広場の雰囲気を見渡せるカフェレストランもありますので、おすすめです。

テラスから望むジャマ・エル・フナ広場(撮影:ユーラシア旅行社)

ジャマ・エル・フナ広場の屋台で食事

屋台の種類

ドライフルーツやジュースの屋台(撮影:ユーラシア旅行社)

ジャマ・エル・フナ広場の屋台には、日中からも営業しているスパイス、ドライフルーツ、ジュース等の屋台に加え、様々な料理を出す屋台があります。各屋台は、それぞれ番号が付けられているので、最近はインターネット上で各店舗の口コミをチェックする事も可能になっています。ポイントとしては、どの国でもある事象ですが、地元の人も利用している屋台がやはり美味しい傾向があるようです。尚、客引きも多いので、ご注意ください。

料理を出す屋台(撮影:ユーラシア旅行社)

屋台の利用法

羊肉を出す屋台(撮影:ユーラシア旅行社)

客引きも多いので少しでも興味ある素振りを見せると店にそのまま誘われる事も少なくありませんが、もちろん自ら入る事も可能です。基本的には椅子が空いていれば、そこに直接入って食事を始める事ができます。

ふらっと立ち寄りやすい屋台(撮影:ユーラシア旅行社)

屋台によってはカウンターだけでなく、団体でも利用できそうなテーブル席を用意している屋台も結構ありますので、落ち着いて食べたい方にはお勧めです。イスラム教国でも比較的寛容なモロッコなので、女性だけで入る事もできます。但し、お酒はどの屋台でも売っていませんので、ご注意を。

イカや白身魚のフライなど海鮮が売りの屋台(撮影:ユーラシア旅行社)

屋台の料理と相場

肉の串焼きとパン、オリーブ(撮影:ユーラシア旅行社)

マラケシュのスークでお買い物をすると、定価というものが存在しない事に気付きます。ジャマ・エル・フナ広場の屋台はそこまでではないですが、少し油断すると高額料金が請求される場合もあります。
とは言え、全般的には価格は良心的で、1000円程度でおなかいっぱいになるはずです。

料理は屋台によっても異なり、屋台独自の名物を持つお店もありますが、基本的なメニューはパン、モロッカンサラダ、魚介類のフライ、ハリラと呼ばれるトマトベースのスープ、羊肉の串焼き等です。あと名物はカタツムリのスープです。スパイシーなスープとカタツムリの相性は良く、エスカルゴと同じように殻から身をほじくり出して食べると美味しいです。

名物カタツムリのスープ(撮影:ユーラシア旅行社)
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