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摩訶不思議?!マダガスカルのバオバブ

2023 1/30
目次

バオバブとは

ムルンダバのバオバブ並木(撮影:ユーラシア旅行社)

バオバブと聞いて、思い浮かべるのは有名な童話『星の王子様』ではないでしょうか。
バオバブとは、アオイ目アオイ科、バオバブ属の総称される落葉高木。アフリカ大陸、オーストラリア大陸、そしてマダガスカル島でしか原生種をみることができません。バオバブの種類は9種類(8、10、12種類という説もあり)ですが、そのうちの7種類をマダガスカルで見ることができます。童話『星の王子様』のなかで、王子様の星に根付いたバオバブを根っこが星を破壊するからと引っこ抜かれていますが、実際は大きな巨体に対してバオバブの根っこは1ⅿほどしかなく、根を張る地面がぬかるんだりすると倒れてしまうので、降雨量の少ない乾燥した地域に生息します。乾燥した地域でも生きられるのは、雨期の時期にスポンジのような繊維質の幹や枝の内側に大量の水を貯えられるからです。なんとバオバブは幹でも光合成ができるので乾季には葉を落として水分の蒸発を防いだりもします。
バオバブは、現地の人たちの生活に欠かせないもので樹皮は家屋の建材、葉と実は食用や薬用、種からは油をとったりして使われてきました。

バオバブを見ることができるマダガスカルはどこ?

マダガスカルは、アフリカ大陸の東に約400km離れたインド洋に浮かぶ島。
バオバブで有名なマダガスカルですが、バオバブを見ることができるのは島の乾燥した地帯である西側のみです。

ムルンダバ近郊のバオバブ

マダガスカルで一番有名なバオバブスポットのムルンダバは、島の中央西側、モザンヴィーク海峡に面した場所にあります。首都アンタナナリブから陸路移動の場合、車で約12時間、距離にして704kmの移動となります。
海に面したムルンダヴァの町から東の内陸へ20km(車で約40分)ほど移動すると「バオバブ並木」があります。周囲に高層ビルも高い山も丘もない場所で、朝陽や夕陽に照らされたバオバブの光景が見られることで有名です。特に、夕暮れ時には赤く染まるバオバブとだんだんとシルエットになっていくバオバブの光景が、まるで夢の世界のような絶景で夕陽鑑賞に多くの観光客が訪れます。

夕暮れのバオバブ並木

夕暮れのバオバブ並木(撮影:ユーラシア旅行社)
夕暮れ時、シルエットがとても絵になる(撮影:ユーラシア旅行社)

朝陽とバオバブ並木

日の出時のバオバブ並木(撮影:ユーラシア旅行社)
雲があって幻想的な光景に(撮影:ユーラシア旅行社)
朝陽で赤く染まるバオバブ(撮影:ユーラシア旅行社)

夕暮れ時はたくさんの観光客でバオバブ並木は混みあい、賑やかな雰囲気ですが、朝陽の時間は観光客が少なめで静かな雰囲気のなかでバオバブ並木を見ることができるのがポイント。

愛し合うバオバブ

愛し合うバオバブ(撮影:ユーラシア旅行社)

2本のバオバブが見事にねじれ絡み合っています。熱烈ですね。

聖なるバオバブ

ムルンダバ近郊の聖なるバオバブ

樹齢700年ほどと言われ、長寿のバオバブゆえに神木として近くの村人たちに大切にされています。

マダガスカルの秘境!南部アンドンビリーとアンダヴァドアカのバオバブ

南部のバオバブ絶景ポイントは、ムルンダバの南、マンジャからアンダヴァドアカ間にあります。しかし、ここまでの道のりは未舗装の悪路や道なき移動していかなければなりません。ムルンダバから移動の場合、ところどころで休憩をいれながら約190㎞の距離を約7時間でマンジャに到着。ムルンダバからの移動でしたら、ここで一泊していくとよいでしょう。
翌日、マンジャからアンドンビリー経由、アンダヴァドアカまで再び悪路の道なき道を約200㎞移動していきます。マンジャからアンドンビリーへの移動の間、川にさしかかりますが、川を渡るための橋がありませんので木製のいかだに車を乗せて渡ります。いかだに乗ることができる車は3~4台。混みあっている場合は、いかだに乗る順番待ちで時間がかかることもあります。また、時々いかだのエンジンが故障し、近くの村人たちを雇って人力でいかだを動かしてもらうようなこともあります。そのような川渡りや途中休憩をいれてアンドンビリーまでの所要時間は約6時間とみていくとよいでしょう。アンドンビリーでバオバブ見学をしてアンダヴァドアカまで約3時間の移動で到着します。
Googleマップでのマンジャからアンダヴァドアカまでの移動時間は・・・現地の道の悪さ、川渡りの時間などが含まれていないでしょうからあてにしないほうがよいでしょう。

川渡りのいかだ(撮影:ユーラシア旅行社)
ときに川渡りは人力になることも・・・(撮影:ユーラシア旅行社)

アンドンビリーのバオバブハウス(バオバブの洞窟)

入り口も窓もあるバオバブハウス!(撮影:ユーラシア旅行社)

バオバブ内部が空洞になっていて入ることができます。なかはひんやりして気持ちいい~。絵本の世界に入り込んだかのような体験ができちゃいます。

アンドンビリーのイボイボバオバブ

イボイボのバオバブ(撮影:ユーラシア旅行社)

ちょっと不気味な姿をしたバオバブ。じつは病気なんです・・・。雨や風の影響で樹皮が病気になってしまうと、こうしたイボイボができてしまうのです。

アンドンビリーの妊婦のバオバブ(太っちょバオバブ)

妊婦のバオバブ?太っちょバオバブ?(撮影:ユーラシア旅行社)

まるでお腹がポコッと出ているかのような姿をしたバオバブ。丸みがあって愛らしいですね。

アンダヴァドアカの入れ墨バオバブ

入れ墨バオバブ(撮影:ユーラシア旅行社)

不思議な文様が樹皮に浮かび上がったバオバブ。まるで入れ墨のよう?これも実は樹皮の病気で生じてしまったものです。

アンダヴァドアカの家族のバオバブ(バオバブダンス)

枝を天に伸ばしてまるで踊っているよう(撮影:ユーラシア旅行社)
夢の世界のような光景(撮影:ユーラシア旅行社)

アンダヴァドアカ、バオバブの夕景

夕暮れ時もやはり絵になる(撮影:ユーラシア旅行社)

いまはなき、アンドンビリーの聖なるバオバブ

アンドンビリーの聖なるバオバブ(撮影:ユーラシア旅行社)

世界一巨大なバオバブといわれていたアンドンビリーの聖なるバオバブ!幹の周囲は約30m。樹齢は約3000年といわれていましたが、残念ながら2018年のサイクロンによる落雷を受け、2019年の大雨で根元から倒れてしまいました。

倒壊してしまった聖なるバオバブ(撮影:ユーラシア旅行社)

聖なるバオバブのように倒れてしまったバオバブを所々で見かけることもあります。落雷をうけてしまったり、病気の進行、気候変動、根腐れなど様々な原因があります。愛くるしいバオバブを見てきて情がわいた頃に、こうしたバオバブをみると、ちょっと悲しい気分になっちゃいますね。

倒れてしまったバオバブ(撮影:ユーラシア旅行社)

バオバブの実

バオバブの実は固い外殻で、そのなかには白い繊維質の果肉と種が入っています。バオバブは幹に数千リットルもの水分を蓄えることができるので、幹に水分をとられてしまった果肉は、殻の中で乾燥した状態になります。果肉はビタミンCとカルシウムが非常に豊富で食用、調味料とされます。乾燥した果肉は粉上にして水に溶いて飲んだりします。レストランによってジュースにバオバブの果肉パウダーをいれて「バオバブジュース」として提供していたりするので、レストランで見かけたら是非飲んでみましょう!

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