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一度は訪れたい!最強、九州のパワースポット10選

2023 1/27

日本各地にあるパワースポット、九州には大自然の中に運気やご利益が期待できる場所が数多くございます。パワースポットと呼ばれる場所は、本来は信仰の場であって、自然崇拝が行われていた場所が多いです。視覚的だけでなく、身体全体で豊かな九州の自然を体験しませんか。

目次

上色見熊野座神社【熊本県】

上色見熊野座神社(撮影:ユーラシア旅行社)

上色見熊野座神社は熊本県高森町に位置する神社です。読み方は、「かみしきみくまのいます」。まるで、異世界への入り口とSNSでも話題になった、神秘的な神社です。神殿に続く参道沿いには、97基の石灯籠が並び、苔生した緑色の世界に陽が差し込む光景はとても幻想的です。農耕関連の金運の神にもなっている上色見熊野座神社は、主に商売繁盛と縁結びのご利益があることで知られています。

神社の御神木は、熊野権現の御神木になっている「梛の木」です。「凪」という文字にかけて、「波風を穏やかになる」ということから、古くより梛の葉には魔除けのパワーがあるとされています。こうした理由で、旅の道中の守護に持ち歩く人も昔から多くいました。また、梛の葉には葉脈が無く、縦方向に繊維があるので、横に引きちぎることが非常に難しいことから、縁結びのご利益の象徴にもなっています。恋愛成就はもちろんのこと、ビジネスなどに関しても良いご縁に恵まれるという商売繁盛のご利益があることでも知られています。

穿戸(うげと)岩(撮影:ユーラシア旅行社)

神殿を抜けると、伝説が残る巨大な縦横10mの大風穴“穿戸(うげと)岩”に触れると、必勝、商売繁盛、合格祈願、学力向上などのご利益があると言われています。また、常に心地よい風が吹き抜けており良い気に恵まれているこの岩の風穴では、どんな困難をも打ち破ることができる力強いパワーを授かれるとのことです。

天安河原【宮崎県】

天安河原(撮影:ユーラシア旅行社)

「天安河原」は、宮崎県高千穂町に位置する大洞窟です。読み方は、「あまのやすかわら」。天安河原の洞窟は、幅40m、奥行き30mほどの仰慕窟(ぎょうぼがいわや)と呼ばれている巨大な洞窟で、まわりには訪れた参拝者が願いを込めて積んだ 積み石がたくさんあります。神話では、素戔鳴尊 (すさのおのみこと )の乱暴に怒った 天照大神(あまてらすおおみかみ)が 天岩戸に隠れ、世界が闇に包まれたといいます。このとき困った八百万の神がみが集まり 話し合いをした場所がこの天安河原だと言われています。

太鼓橋(撮影:ユーラシア旅行社)

洞窟の奥にある「天安河原宮」の御祭神は 思兼神(おもいかねのかみ)  八百萬神(やおよろずのかみ)です。天安河原への道中には、岩戸川に架かった「太鼓橋」があり、この橋を堺に俗世界と聖域が隔てられた「結界」 となっていると言われています。清らかな岩戸川が流れるこの太鼓橋の上は、 天安河原エリアの中でも1番清らかなエネルギーに満ちた パワースポットともいわれています。

高千穂峡【宮崎県】

高千穂峡(撮影:ユーラシア旅行社)

高千穂峡は、宮崎県高千穂町に位置する、平均80mの断崖が7キロに渡って続いており、昭和9年に五箇瀬川峡谷として国の名勝天然記念物に指定された、日本を代表する景勝地の一つです。数万年かけて侵食され、約7kmにわたる柱状節理と滝がつくりあげる景色が神秘的です。真名井の滝は、新高千穂峡の代名詞ともいえる有名な滝で、日本の滝100選に選定されています。天孫降臨の際、この地に水がなかったため、天村雲命(あめのむらくものみこと)が水種を移した「天真名井」の水が滝となって流れ落ちているとされています。

鬼八が投げたと言われる鬼八の力石(撮影:ユーラシア旅行社)

高千穂峡を形成する柱状の渓谷を「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と言います。かつて阿蘇山の火山活動によって火砕流が噴出して、それが帯状に流れ出してから冷却したことで現在の美しい岩肌を造りあげたのです。高千穂峡のご利益はストレス解消や浄化、苦悩払拭、美容、健康、恋愛や金運など数多くあります。

高千穂については、下記動画もご覧ください。

みそぎ池【宮崎県】

みそぎ池

江田神社のみそぎ池は、宮崎県宮崎市阿波岐原町に位置します。日本神話に登場する国生みの神、伊邪那美命(いざなぎのみこと)が、亡くなった伊邪那美命(いざなみのみこと)を追って行った黄泉の国の穢れを祓うために、みそぎを行った場所と伝えられます。日本最初の夫婦と言われる伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と 伊邪那美命(いざなみのみこと)を祀っており、別名では国生みの神としても知られていて「産母(やぼ)二柱大明神」と呼ばれてもいます。この神社はまさに日本発祥の地の神社と言っても過言ではないかもしれませんね。

伊邪那美尊が火の神、軻遇突智(かぐつち)を産んだことで大やけどを負って亡くなってしまい、その愛しい妻との別れに耐えられなくなった夫の伊邪那岐尊が黄泉の国にいる妻へと会いに行きます。しかし、黄泉の国での変わり果てた妻の姿に恐れをなした伊邪那岐尊は彼女と離縁して再びこの世に戻ってきます。そして、この江田神社のみそぎの池でその身を清めたとされています。そういった神話の由来により、このみそぎの池に願をかけると災難厄払いのご利益があるとされています。

また、みそぎの池にちなんだみそぎの碑というものがあります。黄泉の国から戻ってきた伊邪那岐尊が、この江田神社のみそぎの池で天照大御神、月読命、須佐之男命を産み出した様子、その様子をこのみそぎの碑にある「日」は天照大御神、「月」は月読命、「海」は須佐之男命として表しているようです。

宗像大社【福岡県】

宗像大社沖津宮遙拝所(大島)

宗像大社は、沖ノ島にある「沖津宮(おきつみや)」、大島にある「中津宮(なかつみや)」、田島にある「辺津宮(へつみや)」の3宮の総称です。天照大神の子供とされる宗像三女神を祀り、全国に約7000社以上ある宗像神社の総本社となります。
■沖津宮・・・長女神/田心姫神(たごりひめのかみ)
■中津宮・・・次女神/湍津姫神(たぎつひめのかみ)
■辺津宮・・・末女神/市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)

この宗像三女神は、日本書紀の中で「道主貴(みちぬしのむち)」と記され、「道」を司る最高神として、崇敬を集めてきました。日本書紀によると、宗像大社は天孫降臨に先立ち、御親神である皇祖天照大神の神勅(命令)により、宗像の地に降臨されました。神勅には【宗像三神、あなたたち三女神は、大陸との要衝である玄界灘である宗像の地に降臨し、歴代天皇を守護奉しなさい。そうすれば、歴代天皇があなたたちを祀るでしょう】という意味で、国家鎮護・皇室守護を旨とする宗像の祭祀の根幹を成しています。

宗像大社、中津宮拝殿・本殿

また、中津宮と沖津宮は、どちらも離島にあり、特に沖津宮は女人禁制です。一説によると、田心姫神が、女人禁制と深く関係しており、「女人が島に上陸すると嫉妬するから」というものです。伝わるところによると、田心姫神はとても嫉妬深い女神で、女性が島に足を踏み入れるだけで、怒ってしまうとされています。そのため、ずっとこの掟が守られてきたとされています。※女人禁制の理由は諸説あります。実際は、神職以外は原則、男性も入島禁止という掟があります。階段をのぼった高台にあるのが、宗像大社で最もパワーが強い場所が高宮祭場(たかみやさいじょう)です。

宗像大社、辺津宮本殿・拝殿(撮影:ユーラシア旅行社)

かつて市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)が降臨した「宗像大神御降臨の地」とされる神聖な場所で、古代の祭祀場とされています。日本で最古の祈りの場所であると言われています。この原型が斎場の始まりと言われており、まさに日本の儀式の始まりです。非常に強いエネルギーを感じる場所で、訪れた人の中には感激の涙を流す人もいるほどです。毎月1日と15日に月次祭(つきなみさい)が執り行われています。そして、10月3日からは高宮神奈備祭が始まります。また、辺津宮の境内に二本の幹から伸びた枝が仲睦まじく結ばれた樫の木の御神木があります。その姿から「相生の樫」と名付けられ、恋愛成就や夫婦円満のパワースポットとなっています。

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宇佐神宮【大分県】

宇佐神宮(撮影:ユーラシア旅行社)

大分県北部に位置する宇佐神宮は、全国4万以上を数える八幡様の総本宮です。725年に応神天皇のご神霊である八幡大神(はちまんおおかみ)を祀るためにこの地に創建されました。創建後よりその名は全国に知れ渡り、日本書紀にも登場します。神託によって比売大神(ひめおおかみ)を祀る二之御殿、神功皇后を祀る三之御殿も増築され、また、その神託が称徳天皇継承問題に利用されたりもしました。

同じ奈良時代には、九州南部の隼人征伐における殺生を悔いた八幡様が、仏教に救いを求めたという故事により、隣に位置していた仏教の弥勒寺と共に神仏習合の先駆けとなりました。また、同じ隼人征伐において八幡様の移動に神輿という乗り物を利用したのが、日本における神輿の発祥でもあります。その他にもご神木、夫婦岩、呉橋等のパワースポットや数多くの神様が祀られているので、一度は必ずお参りしたい神社です。

神輿発祥の顕彰碑(撮影:ユーラシア旅行社)

住吉神社【長崎県】

住吉神社の鳥居(撮影:ユーラシア旅行社)

住吉神社は壱岐島(長崎県壱岐市)に位置し、島内に式内社が20社以上ある中で、住吉神社はその中でも最も重要な位置にある神社だとされています。名前の由来は、三韓出兵を成し遂げた神功皇后が壱岐に立ち寄った際に、住吉三神(底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)を祀ったことから、日本最初の住吉神社とも言われています。境内にある神池には竹生島神社(ちくぶじまじんじゃ)が祀られ、神功皇后三韓出兵の陣鐘があるとの言い伝えがあり、明治期の発掘で神鏡17面(大陸系鏡12面、和鏡系5面)が発見されています。

住吉神社のクスノキ(撮影:ユーラシア旅行社)

住吉神社の境内には大きなクスノキがあり、なんと一つの根から2つの幹が延びています。一つの根から二つの幹が延びる様子からこれらは夫婦クスノキと呼ばれており、縁結びや長寿のパワースポットとして知られている様です。男性は左回り、女性は右回りに1周すると良いとされているので、住吉神社を訪れた際はぜひ願いを掛けて一周まわってみてはいかがでしょうか。島全体が神聖な場所とされるので、小枝の1本も持ち出してはならないといった風習もある様です。1日に数時間しか訪れることができない神聖な島です。

はらほげ地蔵【長崎県】

はらほげ地蔵(撮影:ユーラシア旅行社)

はらほげ地蔵は、長崎県壱岐市に位置しております。名前の由来は「お地蔵さんの腹に丸く穴があるため」とされています。6体あるお地蔵さんは六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天)における苦しみや悩みから救ってくれると言い伝えがあります。遭難した海女の冥福のため、また捕獲した鯨の慰霊のため、あるいは疫病退散祈願のためとも伝えられていますが、真実はいまだに謎に包まれたままです。干潮時には浜に降りて 拝むが満潮になると、頭上までかくれるので胸に穴をあけて、供物をあげたものであろうと考えられています。

この地蔵は春秋彼岸明けに加えて、旧盆の15日には各戸参詣し、また旧10月24日には浦中行事として供養が行われ浦中安泰海上安全大満足の祈願がされます。この地蔵が海中を好むと言い伝えられているので、八幡漁港整備に当たって現在地まで移動が行われました。

霧島神宮【鹿児島県】

霧島神宮(撮影:ユーラシア旅行社)

鹿児島県と宮崎県の境に聳える高千穂峰(1,573m)は、『日本書紀』や『古事記』にも天孫降臨の地として登場し、聖地として6世紀頃から山麓に社殿が建てられ、篤く信仰されていたと言われています。その後何度かの噴火を始めとする天災、そしてと再建を繰り返した後、火口から少し離れた南側の麓に本格的な社殿が建てられました。時は室町時代、1484年のことで、当時から薩摩を治めていた島津氏が主導しました。その後も火災に見舞われ、1715年に藩主になっていた島津氏が現在の社殿を造営し、今日に至っています。

国宝でもある本殿は、天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫で地に降臨した瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を祀っています。樹齢800年を越えると言われるご神木である『霧島杉』、神の霊を招く『招霊木(おがたまのき)』と国歌でもおなじみの『さざれ石』もパワースポットとして一緒に巡りましょう。

ご神木の『霧島杉』(撮影:ユーラシア旅行社)

屋久島の縄文杉【鹿児島県】

縄文杉(撮影:ユーラシア旅行社)

標高1,300m、山森の奥深くに佇むご神木である縄文杉。大きさは樹高25.3m、胸高周囲16.4mに及び、樹齢は7,200年とも言われています。縄文の名は縄文時代から生き続けている、或いは縄目模様に見える幹の姿のいずれかに由来しています。最大のヤクスギであり、その存在感は見る者を圧倒する、屋久島で絶対訪れたい場所です。古からの力が宿る最強のパワースポットの一つです。

また、縄文杉へ至るトレッキングルートの途中には、約400年前、豊臣秀吉の命によって切られたと言われる巨大な切り株であるウィルソン株があります。巨大な切り株の中には水が湧き、上部にはハート形の穴が開いていて幸運を招くと信じられています。

ウィルソン株(撮影:ユーラシア旅行社)

屋久島には他にも三代杉、夫婦杉、紀元杉の他、『もののけ姫』の世界が広がる白谷雲水峡などパワースポットが数多く点在しているので、大自然の神秘的な力に触れる為にも、一度は訪れたい島です。

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