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横須賀の猿島、かつて要塞、今は東京湾の無人島で公園(神奈川県)

2022 2/22
目次

猿島とは

猿島にて(撮影:ユーラシア旅行社)

猿島は、自然林のある東京湾に浮かぶ最大の無人島です。最大といっても、周囲は約1.6km、南北の長さは直線距離で約450m。手つかずの森に隠れた、旧日本軍の要塞跡地巡りが徒歩圏内でできるとあって、なんと年間15万人もの人が訪れる人気のレジャーアイランドでもあります。ここの要塞は2015年に近代軍事施設として初めて「国史跡」に指定され、「日本遺産」にも指定されています。苔や木々の間に差し込む太陽の光は神秘的で、「ラピュタの世界」ともいわれているほど!写真映えすること間違いなしです。

猿島への行き方、アクセス

猿島は神奈川県横須賀港の沖合に浮かぶ島です。京浜急行横須賀中央駅から徒歩15分の三笠桟橋へ、そこから約10分の船旅で行ける、日帰りでも訪れられる島です。

猿島の桟橋(撮影:ユーラシア旅行社)

「猿島」という島名の由来

猿島空撮

猿島ってサルがいるんでしょ?と思いがちですが、サルはいません!1253年、日蓮上人が千葉の房総から鎌倉へ海を渡る途中、嵐にあい行き先が全く分からなくなってしまいました。その時、白いサルに導かれ、この島にたどり着いたという伝説から、猿島といわれています。

猿島の歴史

要塞建造に使用された東洋組煉瓦の刻印(C)栗原 岳(CC BY-SA 4.0)

猿島の歴史は古く、縄文・弥生時代の石器、土器も発見されています。1847年には、江戸幕府が外国の軍艦から日本沿岸を守るために、無人島猿島に石垣を築いて大砲の台場を造り、明治時代になると、洋式砲台が備えられた要塞として整備され、東京湾の守りにつきました。第二次世界大戦が終わると、猿島は世間から忘れ去られた地域となってしまい、結果として、台場や要塞時代の建造物が今に残りました。

猿島のみどころ4選

要塞跡の切通し

要塞跡の切通し(撮影:ユーラシア旅行社)

切通しは、かつて軍隊が使用し、高さ5~6mの壁ができるよう、山を切り開いて空から軍が発見されないよう道を作りました。切通し沿いには、実際に使われていた兵舎や弾薬庫がそのまま残っています。もうここは要塞の一部!遺産と植物が融合している景観は、なんとも神秘的な世界を創り出しています。

愛のトンネル

愛のトンネル(右)(撮影:ユーラシア旅行社)

全長90m、幅4m、高さ4.3mの総レンガ造りのトンネルは、中に入ると暗闇の状態になります。攻めてきた敵から出口付近がみえないように内部を傾斜させていることから、灯りがなく、暗いのです。あまりに真っ暗で、カップルが自然と手を取り合うことから「愛のトンネル」とよばれています。上の写真では、右が愛のトンネル、左が展望台方面へと続きます。もっとも有名な写真スポットで、三方トンネルが交わることから、三叉路ともよばれています。

フランス積みのレンガ建造物

猿島要塞の兵舎跡(撮影:ユーラシア旅行社)

兵舎や長いトンネルは、「フランス積み」とよばれる方式で建造された、レンガ造りの建造物で、日本に数か所しかない貴重なものです。レンガの長手と小口が交互に積み上げられた美しい外観が特徴です。

砲台の跡

砲台の跡(撮影:ユーラシア旅行社)

要塞を抜けると、砲台の跡が出現。大きな大砲を360度、回転させられるスペースで,合わせて3台の砲台跡があります。ここから飛来する飛行機を狙っていたのだとか。

猿島周辺の観光スポット

三笠公園

戦艦みかさ(撮影:ユーラシア旅行社)

フェリー乗り場に隣接してある三笠公園は、「日本の都市公園100選」「日本の歴史公園100選」にも選ばれた横須賀を代表する公園です。1904年からの日露戦争で東郷平八郎司令長官が乗っていた軍艦「三笠」が記念艦として保存されています。現存する世界最古の鋼鉄戦艦で、日本遺産の重要文化財に認定されています。船内も見学できます。

軍港めぐり

軍艦が並ぶ横須賀港(撮影:ユーラシア旅行社)

アメリカ海軍や海上自衛隊の艦船を一度に間近で見たい方は、YOKOSUKA横須賀軍港めぐりの45分間のクルーズを楽しむのがおすすめです!JR横須賀駅から徒歩15分の所にYOKOSUKA軍港めぐりの乗船場所があります。横須賀港は1853年、ペリー艦隊の黒船が浦賀に上陸して以来、海軍港として発展してきました。日米どの艦船も任務があって今も稼働しているため、停泊している数や種類がいつも同じではなく、毎日違う景色を楽しめます。案内人が徹底解説してくれるので、船舶のことがまったくわからなくても、安心です!

第二海堡ツアー

第二海堡空撮(写真提供:東京湾湾口航路事務所トライアングル)

猿島からさらに東京湾中央部に向かったところに位置するのが第二海堡です。明治、大正、昭和と東京湾の入口で重要な防衛施設として使われていた為、長らく非公開だったのが、2019年に一般見学が解禁となりました。中央砲塔、灯台、掩蔽壕等かつての基地時代の面影を伝えるものが島の随所で見られます。
2022年1月現在個人の見学は解禁されておりませんので、旅行会社のツアーをご利用ください。(当社でツアーが設定される場合は、下部リンクからツアーがご覧いただけます。)

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