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世界一象が集まる聖域、チョベ国立公園(ボツワナ)

2023 8/14
目次

チョベ国立公園とは?

チョベ国立公園のアフリカゾウ(撮影:ユーラシア旅行社)

チョベ国立公園は、ボツワナの北部に位置する国立公園で、同国で一番の人気観光地です。面積は約1万平方キロメートルを越え、チョベ川沿いに広がるサバンナを中心に野生動物の宝庫として知られています。特にアフリカゾウの頭数は5万~10万頭(周囲の保護区や国立公園との間を行き来する為、一年の中でも数が常に変動)にも及び、その生息密度は世界一と言われています。

他にライオン、ヒョウ、サイ、バッファローのもいるのでいわゆる”ビックファイブ”を見る事は可能です(但しサイは頭数が少なくかなり運が良くないと見られません。)。また、ワニ、カバ、イボイノシシ、シマウマ、ヌー、インパラ、チーター、リカオンなど、約500種以上の野生動物が生息しています。

チョベ国立公園への行き方、アクセス

ボツワナで国際線が多く乗り入れる首都ハボローネから遠い為、アフリカ主要都市からの便が多いザンビアのリビングストン、ジンバブエのビクトリアフォールズからアクセスするのが一般的です。両都市からは車で約1時間の距離にあるのでり、世界三大瀑布のビクトリアの滝の近くに泊まりながら、日帰りでチョベ国立公園のサファリを楽しむ事も可能です。

チョベ国立公園のみどころ

チョベ国立公園のサファリはオープンジープに乗って陸上から動物たちを追うドライブサファリとチョベ川から動物たちに迫るリバークルーズ(ボートサファリ)の二通り楽しむ事ができます。

リバークルーズ(ボートサファリ)

チョベ国立公園のリバークルーズ(ボートサファリ)にて(撮影:ユーラシア旅行社)

リバークルーズ(ボートサファリ)の醍醐味は、水上から動物たちに間近に迫れる事です。チョベのシンボルであるアフリカゾウ、カバ、バッファロー、ワニ等が見やすいです。チョベ川は川幅の割には水深が浅いので、ゾウ達が川渡りしている姿もよく見られます。船は中規模のサイズで動物に合わせて移動もでき、飲み物を飲みながらゆっくりアフリカらしい雄大な国立公園の眺めも堪能する事ができます。

チョベ国立公園リバークルーズ(ボートサファリ)にて(撮影:ユーラシア旅行社)

ドライブサファリ

チョベ国立公園のドライブサファリの様子(撮影:ユーラシア旅行社)

ドライブサファリでも目玉はアフリカゾウです。川辺で食事をしていたり、河岸の水たまりで泥浴びしていたりするかわいらしい姿を見せてくれます。また、インパラ、スプリングボック、アンテロープ等のレイヨウ類、イボイノシシの群れも草を食んでいる姿もよく見られます。運がよければ、ライオン、さらに運がよければヒョウやチーターを発見できる事も。
尚、もし日程に余裕があれば、チョベ国立公園に宿泊して早朝や夕方のドライブサファリを行うとレアな動物の発見率が少し高まります。

チョベ国立公園のドライブサファリにて(撮影:ユーラシア旅行社)

チョベ国立公園に生息する動物たち

アフリカゾウ

チョベ国立公園のゾウの群れ(撮影:ユーラシア旅行社)

チョベ国立公園のシンボルでもあるアフリカゾウ。水と草を求めて周囲の国立公園や保護区との間を移動している為数は変動しますが、世界一生息密度が高い5-10万頭のゾウが国立公園内に生息しており、アルファメスを頂点に数十頭の群れを構成しています。大きな群れには常に子象の姿もあり、撮影チャンスです。川を渡ったり、泥浴びをしている姿もよく見られます。

チョベ国立公園のゾウの親子(撮影:ユーラシア旅行社)
チョベ国立公園の川を渡るゾウ(撮影:ユーラシア旅行社)
ゾウの泥浴びの動画(撮影:ユーラシア旅行社)

ライオン

チョベ国立公園のライオン(撮影:ユーラシア旅行社)

チョベ国立公園には複数のライオンのプライド(群れ)が暮らしており、運がよければ見る事ができます。早朝や夕方は移動や狩り、日中は木陰で涼んでいる事が多いです。単独か兄弟のオスが頂点にたち、複数のメスたちが共同で狩りや子育てを担います。

ヒョウ

チョベ国立公園のヒョウ(撮影:ユーラシア旅行社)

ヒョウは一日の大半の時間を樹上で過ごし、群れを形成する事もない単独行動の為、なかなか発見にしにくい動物です。時折地表に降りて移動や狩りをする事があり、その時にうまく当たれば見る事が出来ます。

バッファロー

チョベ国立公園のバッファローの群れ(撮影:ユーラシア旅行社)

数百頭にも及ぶ巨大な群れを形成し、水辺を移動しながら草を食んで暮らします。気性は荒く、その巨体も相まって一対一ではライオンにも負けません。

キリン

チョベ国立公園のキリン(撮影:ユーラシア旅行社)

灌木地帯では、キリンも暮らしています。キリンの生態は多用ですが、チョベ国立公園では複数の母親が子キリンを一頭のメスに預けて遠出する「保育園方式」を行っている場面が見られる事もあります。

イボイノシシ

チョベ国立公園のイボイノシシの家族(撮影:ユーラシア旅行社)

イボイノシシは大きな牙を持ち、日中は外で草を食み、夜間は地中の巣穴に潜って休みます。多産で母子が一緒に食事している風景がよく見られます。

シマウマ

チョベ国立公園のシマウマ(撮影:ユーラシア旅行社)

シマウマは数百頭に及ぶ巨大な群れを形成し、季節に応じてチョベ国立公園の内外を草を求めて移動しながら暮らしており、比較的見られる可能性の高い動物の一つです。

カバ

チョベ国立公園のカバ(撮影:ユーラシア旅行社)

カバもアルファオスを中心にしたハーレムの群れを構成して、チョベ川沿いに生息しています。日中は主に水中に佇み、涼しくなると陸上に上がって草を食みます。ただ比較的安全な中州では、日中でも陸上に上がるカバの姿がよく見られます。性格は狂暴なので刺激はしないようにする事が大切です。

ワニ

チョベ国立公園のワニ(撮影:ユーラシア旅行社)

チョベ川に生息するワニは、体長5m、体重1000kgに及ぶこともある世界最大級のナイルワニ。ボートサファリで河岸や中州で佇んでいる姿が見られます。

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