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ボカープ地区とは
南アフリカ南部のケープタウン中心部に位置するボカープ地区はカラフルな家並みで人気のスポットです。ボカープ地区は、元々18世紀後半にヨーロッパ人達が東南アジアから強制的に連れてきた奴隷たちが住まわされ他地区です。マレー半島出身者が多いことからマレー地区とも呼ばれて来ました。その頃は家は全て白かったのですが、奴隷たちが自由を勝ち取り、家を所有して自由に暮らせるようになると、その喜びの象徴として家をカラフルな色で塗装したと言われています。現在でも何代にも渡って住んでいる人が多く、苦難の歴史を乗り越えてきた人々の想いがカラフルな家並みに滲んでいるのです。
ボカープ地区への行き方、アクセス
ボカープ地区は、展望台でも知られるシグナルヒルの東側の麓に位置し、大型ホテルが多い市内中心部やウォーターフロントからも徒歩圏ですが、治安が悪い場所や時間帯もありますので、十分ご注意ください。
(2023年7月現在弊社添乗員付きツアーでボカープ訪問が含まれる場合は、大事を取って車窓観光でご案内しております。)
ボカープ地区のカラフルな家並み
ボカープ地区のカラフルな家が並んでいる一帯は広くないので、コンパクトに巡る事が出来ます。
近年ボカープ地区はケープタウンを代表する名所の一つになりましたが、依然人は住んでいる場所でもあるので、各建物は遠めに眺めるだけで必要以上に近づく事は避けましょう。
よく見てみると、同じ建物が二つの家に分割され、塗装もきれいに境界の所で成されている事に気付きます。また、隣接する家は必ず異なる色を用いるというルールがある事も分かります。
青空の下に映えるボカープ地区の家並みから、苦難の歴史を乗り越えて来た人々の力と希望が確かに感じられる事でしょう。
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