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インド仏教美術が眠る、アジャンター石窟寺院

2024 6/28
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アジャンタ石窟寺院とは

アジャンタ石窟寺院(撮影:ユーラシア旅行社)

1819年、マドラスに駐留していたイギリスの軍人ジョン・スミスが偶然発見したアジャンタ石窟寺院は、紀元前2世紀から6世紀にかけて建設されたインドの仏教寺院で、壁画や仏像が豊富に残る遺跡群です。世界遺産にも登録されており、美しい洞窟寺院として知られています。

アジャンタへの行き方、アクセス

航空便も多く飛ぶ拠点の街オーランガバードから車で約3-4時間で到着します。

アジャンタで訪れたい、見学したい石窟4選

第1窟:アジャンタ石窟寺院の代名詞的存在

アジャンタ石窟寺院の第1窟(撮影:ユーラシア旅行社)

アジャンタ石窟寺院の第1窟には、釈迦涅槃図や仏教の教えを描いた美しい壁画があります。また、大きな仏像や装飾的な彫刻が見どころとなっています。第1窟は、アジャンタ石窟寺院の中でも最も古い部分であり、その歴史的な価値も高いです。

第10窟:木造建築の面影が残る前期チャイティヤ窟

アジャンタ石窟寺院の第10窟(撮影:ユーラシア旅行社)

アジャンタ石窟寺院の第10窟の洞窟内には豊富な装飾彫刻が施され、神話や物語が描かれています。また、天井の木製装飾や柱の彫刻も見どころの一つとなっています。また、第10窟はアジャンタ石窟寺院の中でも大規模な洞窟であり、歴史的な価値を備えた洞窟として訪れる価値が高いです。

第10窟の柱に残る仏画(撮影:ユーラシア旅行社)

第17窟:アジャンター石窟寺院屈指の芸術的価値を誇る

アジャンタ石窟寺院の第17窟

アジャンタ石窟寺院の第17窟は、美しい仏像や壁画が特徴です。壁画には、仏教の教えや物語が描かれており、その技術や表現力は目を見張るものがあります。特に「舎利宝塔」や「仏涅槃」などのシーンが印象的で、緻密な描写が見どころです。また、洞窟内には細やかな装飾彫刻や柱頭に施された精巧な彫刻も魅力的です。

第19窟:ファサードの大きなチャイティヤ窓と、壁面の仏像が魅力的

アジャンタ石窟寺院の第19窟(撮影:ユーラシア旅行社)

アジャンタ石窟寺院の第19窟の壁画には、仏教の教えや物語が緻密に描かれており、その美しさと表現力に魅了されます。中でも「マーラの誘惑」や「仏の説教」など、宗教的なメッセージを含んだ作品が印象的です。また、彩色や筆致の繊細さも際立ち、古代の芸術技術の粋が凝縮された洞窟として、第19窟はアジャンタ石窟寺院の中でもひときわ注目される見所となっています。

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