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南イタリアのおすすめふわとろチーズ、ブッラータとは?

2022 5/17
目次

ラータチーズとは?どこの国?

ブッラータチーズ(撮影:ユーラシア旅行社)

ブッラータとは、イタリア南部プーリア州生まれのフレッシュタイプのチーズのことです。見た目は一見ただのモッツアレラチーズのように見えますが、袋状になっており、中には繊維状の割かれたモッツアレラチーズと生クリームが入っています。保存食としての役割が大きいチーズですが、生クリームを使用しているため鮮度が命で他のチーズとは異なり保存がしづらく、日本ではあまり見かけない大変珍しいチーズです。

ブッラータチーズの作り方

南イタリアの水牛農場にて(撮影:ユーラシア旅行社)

チーズは水牛や牛、羊などの乳に牛や羊の胃から発見されたレンネットと呼ばれる酵素を混ぜ、乳をホエイという液体とカードという個体に分離させます。そして、乳からホエイを取り除いたカードという個体がチーズの原料となります。
ブラータはこのカードをお湯で練って大きな塊にし、こぶし大に引きちぎりながら袋状にし、中に繊維状にちぎったモッツアレラチーズと生クリームをいれて巾着のように縛り完成です。

チーズ工場にて(撮影:ユーラシア旅行社)
チーズ工場にて(撮影:ユーラシア旅行社)

ブッラータチーズの食べ方

カプレーゼサラダ(撮影:ユーラシア旅行社)

チーズには様々な種類の物があり、熟成期間や製造方法によって、独特な風味などがありますが、ブラータは熟成期間を経ないため癖のない味が特徴で、様々な食べ方で楽しむ事ができます。
代表的な料理はカプレーゼでトマトとバジルを添えて頂きますが、その他にも生ハム、モッツァレラやブルスケッタとの盛り合わせ、オリーブと胡椒と塩のみの味付けや、はちみつやフルーツなど様々な方法で楽しむことができます。

ブッラータと前菜盛り合わせ(撮影:ユーラシア旅行社)

しかしせっかくだからお勧めしたいのが、「そのまま食べる」です。絶妙なチーズの酸味とクリームの甘みのバランスを単独でご堪能ください!

ブッラータチーズ(撮影:ユーラシア旅行社)

ブッラータとその他のチーズの違い(チーズの種類について)

南イタリアのチーズ盛り合わせ(撮影:ユーラシア旅行社)

ひとえにチーズといっても実は作り方や原料の違いで何百種類ものチーズがあります。まず思い浮かぶものが、熟成、発酵させることによって完成する少し黄色味がかったような物だと思いますが、作ってから直ぐに食べるブッラータのような種類のチーズも存在しています。ブッラータはこの熟成期間を経ずにカードに分離させた後、直ぐに加工しますが、このような熟成期間を経ない生のチーズをフレッシュタイプと呼びます。そして、フレッシュチーズには他にカッテージチーズやモッツァレラチーズなどがあります。

チーズの盛り合わせ(撮影:ユーラシア旅行社)

その他のチーズには、例えば、表面に白カビを繁殖させ中身がやわらかいカマンベール、青カビを繁殖させて味が濃厚で風味が強く癖のあるゴルゴンゾーラ、その他表面を酒や塩水で洗って3~4週間ほど熟成させるウォッシュタイプのチーズ、熟成期間が3か月から6か月ほどの癖が少ないセミハードタイプのゴーダ、熟成期間が6か月以上のとても固く濃厚なうまみがあるハードタイプに分類されるパルミジャーノ・レッジャーノやチェダーなど製法や熟成期間によって様々なチーズがあります。

対して、普段スーパーなどでよく見かけるような、スライスチーズや割けるチーズはプロセスチーズといいます。こちらは、上記のナチュラルチーズに熱を加えたり、添加物を加えたりするなどの加工を施し、発酵を止めることで、味が一定に保たれ保存がしやすい特徴があります。

ブッラータのまとめ

最近、日本国内でもブッラータを手作りしているお店が増えてきており、ブッラータはひそかに注目を集めています。今までは、現地で食べるか、冷凍したものを輸入するなどでしたが、徐々に新鮮な出来立てブッラータを食べることのできる環境が整いつつあります。まずは国内でふわとろなとても珍しいチーズ、ブッラータを召し上がってみてはいかがでしょうか。そして、イタリアに行き現地の雰囲気を感じながら現地の食材や職人の手によって造られた本場のブッラータを食べるのもよいでしょう。

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