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話題の北欧サウナ、本場フィンランドでサウナ体験とその魅力

2022 6/15
目次

サウナの歴史

サウナ文化が育まれてきたフィンランドの大自然、アウランコ国立公園

サウナの発祥地として知られるフィンランド。その歴史は2000年以上も前に遡ります。食料を貯蔵したり、スモークしたりするための部屋がいつの間にか沐浴する場所へと変わっていきました。太陽の恩恵の少ない北欧の風土の中で、冬場の厳しい寒さを凌ぎ、労働の疲れを癒すために生活の知恵として生み出されたのがサウナなのです。2000年前には、サウナに似たものがヨーロッパの各地にあったとされていますが、考古学的には石器時代に遡るとも言われています。サウナという言葉自体もフィンランド語から生まれたぐらいですから、「北欧サウナ」とは言っても、ノルウェーやスウェーデンではなく、フィンランドのサウナに是非行くべきでしょう。

「サウナの都」タンペレ、フィンランドの看板(撮影:ユーラシア旅行社)

フィンランドへの行き方、アクセス

日本からフィンランド・ヘルシンキへは、フィンランド航空や日本航空が直行便を運航しています。直行便の所要時間は約9.5時間~10.5時間です。
(航空便の運航スケジュールにつきましては、各航空会社の公式サイトでご確認ください。)

フィンランドのサウナ文化

海辺のサウナ(撮影:ユーラシア旅行社)

フィンランドは人口約550万人に対して、約300万個のサウナがあると言われています。国民の約2人に1人がサウナを持っている計算です。サウナは、他のどんなものとも比べ物にならないほどフィンランド文化の大切な要素です。何世紀にもわたり、サウナは肉体的にも精神的にも浄化の場所であり、その言葉のあらゆる意味において裸になって、人間のコアの部分を感じるための場所として存在してきました。

サウナとトイレの場所は重要です(撮影:ユーラシア旅行社)

フィンランドにおいてサウナは日常的なもので、生後数か月で初めてサウナを経験し、そこから終わることない習慣が始まります。誰かと一緒にサウナに入るということは、単なるおしゃべりではなく、心のふれあいであり、本当の問題について心と心で話し合うことを意味します。フィンランドでは、重要なことは会議室ではなく、サウナで決定されるのです。

湖にそのまま飛び込めるラウハニエミのサウナの看板(撮影:ユーラシア旅行社)

機会あれば試したい!移動するボート型サウナ

気になるフィンランドサウナのQ&A

サウナの内部

Q1.裸で入るのですか?

A.フィンランド人は知らない人たちと一緒でも裸でサウナに入ります。裸の人は見慣れていて、特別なことではありません。しかし、裸に抵抗が強ければ、水着やタオルを着用しても大丈夫です。

Q2.混浴ですか?

A.基本的には男女別々ですが、家族は一緒にサウナに入ります。

Q3.持ち物は何ですか?

A.十分な飲料、水着、バスタオル(体を拭くだけでなく、お尻に敷いたりするのにも重用します)があると便利です。

Q4.サウナストーブに水をかける頻度は?

テント型サウナのストーブ(撮影:ユーラシア旅行社)

どのくらいの頻度でサウナストーブに水をかけたらいいのかについて、ルールはありません。もっとスチームを感じたいと思った時には、いつでも水をかけて大丈夫です。

Q5.サウナに入る際の注意点は?

A.公共サウナでは、大きい声での会話はなるべく控えましょう。
クールダウンで人目に付く場所に出るときはタオルなどで体を巻きましょう。
火傷の恐れがあるので、アクセサリーは外してから入浴しましょう。
サウナではたくさん汗をかくので、十分な水分を取るように心がけましょう。

サウナから湖へ!(撮影:ユーラシア旅行社)

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