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美食の街サンセバスチャンでバル巡りにおすすめの店選びと外せないピンチョス(8店17品紹介)

2023 9/25
目次

美食の街サンセバスチャンとは

サンセバスチャンの旧市街(撮影:ユーラシア旅行社)

大西洋のコンチャ湾に抱かれたサン・セバスチャンは、海の保養地であり、バスクでも指折りの美食の街です。街を一望するモンテ・イゲルドの丘に登ったり、海辺のプロムナードで椰子を揺らす風を感じましょう。小腹が空いたら旧市街へ。立ち飲み屋バル文化が盛んなサンセバスチャン。海の幸、山の幸を取り入れた創作料理など腕自慢の店主が軒を連ねていますからバルの梯子も楽しみです。この街の美食ブームは現在世界中から注目を浴びており、世界各国の人々が美味しいものを求めてこのサンセバスチャンにやってきます。

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サンセバスチャンでは外せないバル巡りのポイント

バルの店内(撮影:ユーラシア旅行社)

バル=居酒屋、というイメージが強いですが、朝食や仕事の合い間のコーヒーブレイク、宝くじやタバコを買ったり、スロットでおじさんがひまをつぶしていたり、夕食前の一杯をひっかけ、女性たちだけではなく男性たちもおしゃべりに花を咲かせる場、家族でお買い物の途中でちょっと軽食をとりに立ち寄る店、それがスペインのバルです。私たち旅行者にとっては、道を聞いたりお手洗いを借りたりできる頼もしい存在。そんなバルで、スペイン語を知らない旅行者の強い味方がバゲットにハムやサラダ、マリネなどが載ったオープンサンド「ピンチョ(ス)=爪楊枝の意味」や、小皿料理「タパ(タパス(ス)=小皿の意味」。カウンターにずらっと現物が並んでいますので目で見てほしいものを指差しで頼めばOK、言葉ができなくても問題ないのです。
ピンチョスはだいたい一つ3~5ユーロから。微発泡性の地元ワインであるチャコリと共に色々お試しください!

発泡性のチャコリと共にどうぞ!(撮影:ユーラシア旅行社)

Gandarias(ガンダリアス)

ガンダリアスの外観(撮影:ユーラシア旅行社)

数多くのバルが林立するサンセバスチャン旧市街の中でもガンダリアスは、街を代表するバルの一つとして常に訪れる人が絶えない人気店です。レストランスペースもあるので座ってゆっくり食べる事も可能です。

うなぎの稚魚(蒲鉾)/Gandarias

うなぎの稚魚(撮影:ユーラシア旅行社)

うなぎの稚魚のピンチョはサンセバスチャンの名物ですが、日本同様に近年高騰するウナギの稚魚の流通量は少なく、現在は蒲鉾風のすり身で提供される事がほとんどです。(でも美味!)

マッシュルームのチーズソース/Gandarias

マッシュルームの三段焼き(撮影:ユーラシア旅行社)

こちらのマッシュルームはガンダリアスの看板メニュー。串に三連マッシュルーム、さらに生ハムとチーズソースの組み合わせは絶品で絶対外せません。

牛フィレ肉のミニステーキ/Gandarias

牛フィレのミニステーキ(撮影:ユーラシア旅行社)

マッシュルームと並ぶもう一つの看板メニューが牛フィレのミニステーキです。サイコロより一回り大きい牛フィレがパンの上にどかんと載っています。

Bar Sport(スポルト)

スポルトの店内(撮影:ユーラシア旅行社)

直訳すればスポーツバーですが、実際には料理に定評があるサンセバスチャンを代表するバルの一つです。ブレチャ広場のすぐ近くにあり、ここからスタート或いはゴールにするバル巡りルートも多いのでは。

フォアグラ/Bar Sport

フォアグラ(撮影:ユーラシア旅行社)

スポルトの看板メニューと言えば、フォアグラです。バケットの上にフォアグラなんと2枚載せの豪華版。濃厚でジューシーな味わいに舌鼓を打たずにはいられません。

カニとウニ/Bar Sport

カニとウニ(撮影:ユーラシア旅行社)

Bar Sport以外のお店でも比較的人気のあるカニとウニですが、Bar Sportの物は特に美味です。左のカニは、カニの身とミソを混ぜてカニの甲羅に詰めたもの、右のウニはウニをホワイトソースに混ぜ、ウニの殻に盛ったメニューでどちらもあっという間に平らげてしまいます。

Bordaberri(ボルダベッリ)

ボルダベッリの外観(撮影:ユーラシア旅行社)

旧市街中心部に位置するボルダベッリは人気店ながら他の店とは一線を画し、ピンチョをカウンターに並べず、黒板メニューをオンデマンドで提供するスタイルです。

牛ホホ肉の煮込み/Bordaberri

牛ホホ肉の煮込み(撮影:ユーラシア旅行社)

仕入によってメニューが変わる事も多いボルダベッリにおいて比較的いつでもある看板メニューがこの牛ホホ肉の煮込みです。肉は柔らかく、様々な旨味がしみ込んだ逸品です。

ショートパスタのリゾット/Bordaberri

ショートパスタのリゾット(撮影:ユーラシア旅行社)

サンセバスチャンでは、一部の店で提供されるアサリのリゾットも人気ですが、逸品として知られるのがボルダベッリのショートパスタを利用したリゾットです。クリームソースとの相性もよく、味わいもさっぱりしていて箸休めや締めの逸品にも最適です。

Bergara(ベルガラ)

ベルガラの外観(撮影:ユーラシア旅行社)

バルの人気店の多くが旧市街に集中する中、新市街に位置している名店がベルガラです。近代ピンチョス発祥の店と言われ、美食の街サンセバスチャンの礎を築いた店の一つです。

ベルガラの店内(撮影:ユーラシア旅行社)

カニのカクテル/Bergara

カニのカクテル(撮影:ユーラシア旅行社)

ベルガラの名物メニューであるカニの身をすりつぶしてソースと混ぜたカニのカクテルは絶対食べたいメニューです。濃厚な味が堪りません。

アンチョビとピーマン添え/Bergara

アンチョビのピーマン添え(撮影:ユーラシア旅行社)

ベルガラには一通りのピンチョスが揃っていて外れはありませんので色々頼んでみるのが良いでしょう。アンチョビとピーマンのピンチョスも美味です。

Ganbara(ガンバラ)

ガンバラの店内(撮影:ユーラシア旅行社)

旧市街中心部に位置するガンバラは、新鮮な素材を取り揃えてカウンターに並べ、特にキノコ料理に定評があります。座席中心で価格も他の店より少し高めですが、料理のクオリティは高いです。

ポルチーニ茸のソテー/Ganbara

ポルチーニ茸のソテー(撮影:ユーラシア旅行社)

ガンバラの看板メニューが高級キノコであるポルチーニ茸をシンプルに調理して味付けしたソテー。最初にそのまま味わい、後で上に載っている卵黄を混ぜて食べるのがおすすめです。

ゲルニカピーマン/Ganbara

ゲルニカピーマン(撮影:ユーラシア旅行社)

通常カウンターにも並んでいるバスク地方独特のピーマンがこのゲルニカピーマンです。軽く焼いて少し塩コショウを振っただけのシンプルな調理ですが、日本のピーマンとしし唐の間の味でお酒との相性が抜群です。

Casa Urola(カサ・ウロラ)

カサ・ウローラ(撮影:ユーラシア旅行社)

ピンチョスの世界大会で優勝し、日本の三重県にも支店がある名店カサ・ウロラ。旬の素材と洗練されたソースの組み合わせは世界中の人々を魅了し続けています。

ホタテのクリーム煮/Casa Urola

ホタテのクリーム煮(撮影:ユーラシア旅行社)

カサ・ウロラの看板メニューはホタテです。濃厚なクリームソースにのりを散りばめたホタテはリピートする人も多い逸品です。

イワシと魚卵/Casa Urola

イワシと魚卵(撮影:ユーラシア旅行社)

こちらはマリネしたイワシと魚卵の組み合わせ。シンプルですが、どちらも深い旨味が口の中で広がります。

La Cepa(ラ・セパ)

ラ・セパは街を代表する生ハムの名店として名を馳せ、毎晩人気のお店です。店内に入ると生ハムが大量にぶら下がっています。

生ハム/La Cepa

たっぷり生ハム(撮影:ユーラシア旅行社)

La Cepaに来たらこれを食べずには帰れません。イベリコ豚の生ハムは塩味もそれ程強くなく、どんどん食べられます!

イワシ、生ハム、チーズ/La Cepa

イワシ、生ハム、チーズ(撮影:ユーラシア旅行社)

アイスクリームのように盛られたクリームチーズとイワシ、生ハムのバランスが最高な一品です。

La Vina(ラ・ヴィーニャ)

ラ・ヴィーニャ(撮影:ユーラシア旅行社)

バスクチーズケーキ発祥の店として知られる“La Vina、ラ・ヴィーニャ”はチーズケーキ専門店、或いはお菓子屋さんをイメージされるかもしれませんが、実はサンセバスチャンに数多くあるバル・レストランの一つです。他のお店と同じように、中に入るとピンチョスが並んでいる立ち飲み席があり、奥には座席のあるレストランになっています。

バスクチーズケーキ/La Vina

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バスクチーズケーキ(撮影:ユーラシア旅行社)

言わずと知れた看板メニュー。ホールではなく、一切れ、二切れ単位でも注文可能です。詳細は下記記事をご参照ください。

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グリル野菜の生ハム載せ/La Vina

ラ・ヴィーニャのピンチョ(撮影:ユーラシア旅行社)

比較的スタンダードなメニューが多く並び、いずれもさすがのクオリティです。

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