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まるで絵画の世界、湖畔の宝石ハルシュタット(オーストリア)

2020 10/27
目次

ハルシュタットとは

絵のような美しさが広がるハルシュタット(撮影:ユーラシア旅行社)

世界で最も美しい湖畔の街と称されるハルシュタット。オーストリアの景勝地を代表するザルツカンマーグート地方の最奥、ダッハシュタイン山塊の麓に位置しています。街の面積は約60km²、人口は1,000人にも満たない小さな町。1997年には「ハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」として、ユネスコ世界遺産に登録。ハルシュタット湖のほとりから山の斜面にまで家々が建ち並んでおり、まるで絵画の中に入り込んでしまったかのような美しい景観を楽しむことができます。ため息が出るような美しい自然景と中世の面影が漂う街並みを同時に堪能することができるのも、ハルシュタットの魅力の一つ。

ハルシュタットへのアクセス

ハルシュタットへのアクセスは、レンタカーなどでの車移動もしくは鉄道と船の乗り継ぎで行くことができます。
車(レンタカー)移動の場合:ウィーンから約290km、約3時間40分。ザルツブルクから東へ約73km、約1時間20分。
鉄道移動の場合:首都ウィーン中央駅やザルツブルクから「ÖBB(オーストリア連邦鉄道)」に乗って、ハルシュタット駅まで移動。所要時間は、ウィーン中央駅~ハルシュタット駅まで最短で約3時間30分、ザルツブルク中央駅~ハルシュタット駅まで最短で約2時間15分。ハルシュタット駅は、ハルシュタット旧市街の湖を挟んだ対岸にあります。そのため、駅から徒歩1分の船着き場へと移動し、そこで船に乗り換え、湖を横断すること約10分間で旧市街へと辿り着きます。また、ウィーンやザルツブルクから平日に移動する場合は、移動する時間帯によって途中で1~2回乗り換えが必要。ウィーンからは週末のみ、ハルシュタット駅までの直通電車が運航されますが、いずれにしても事前に確認が必要です。

ハルシュタットで訪れたいお勧め 7選

ハルシュタット湖

ハッとさせられる青さをたたえる湖(撮影:ユーラシア旅行社)

ハルシュタット旧市街のすぐ横に面するハルシュタット湖。表面積は8.55㎢、水深は最も深いところで125mと言われています。天気のいい日には湖の底が見えるほど透明度が高く、アルプスからの雪解け水が流れ込むため、水温は年中低いまま。湖に面する家々や教会が湖面に映し出される光景は、非常に幻想的。湖畔沿いにある散策路で街から少し離れた場所から、もしくは遊覧船にて街を遠望することもオススメ。

マルクト広場

こじんまりとした街の中心にもほっこり(撮影:ユーラシア旅行社)

マルクト広場は、旧市街の中心部にある広場。広場の中央にある彫像が立つ噴水を取り囲むように、窓辺に花を飾る可愛らしい家やレストラン、お土産屋などが並んでいます。パステルカラーの建物が並び、まるでおとぎの世界に迷い込んだかのような雰囲気を味わうことができます。

ハルシュタット・ルーテル教会

高くそびえる鐘楼が目印(撮影:ユーラシア旅行社)

ハルシュタットの湖畔の写真に必ずと言っていいほど映っている、ハルシュタットのシンボルマークともいえるルーテル教会。船着場にほど近い場所に建つプロテスタントの教会で、1785年に建てられました。高く天に伸びる鐘楼が特徴的で、内部はやはりプロテスタントの教会だけあって、こじんまりと質素な内装になっています。

カトリック教区教会

裏路地散策をしながら辿り着くのも楽しい(撮影:ユーラシア旅行社)

マルクト広場から細い路地に入り、階段を昇ると見えてくるのが、12世紀に建てられたカトリック教区教会。高台に位置するこの教会からは、ハルシュタットの湖と街並みを見下ろせます。教会内部では、後期ゴシック様式の煌びやかな祭壇画を見ることができます。

納骨堂(バインハウス)

カトリック教会の裏手に建っているのが、12世紀に建てられた納骨堂(バインハウス)。12世紀当時は、狭いハルシュタットでは土葬用の墓地の敷地が十分になく、埋葬後10~20年後に墓から遺骨を取り出し、次の遺骨を埋葬していました。そのときに取り出された遺骨が、この納骨堂に納められました。納骨堂の中には、現在1,200個の頭蓋骨が納められており、その約半数には美しい模様が描かれています。描かれた模様には、「樫の葉=名声」「月桂樹=勝利」「蔦の葉=生命」「薔薇=愛情」といった意味が込められています。

岩塩坑

美しい湖畔と街並みの他、ハルシュタットで訪れるべき注目スポットが、岩塩抗。ハルシュタットは、先史時代から岩塩の採掘で繁栄した街で、「ハル」=塩、「シュタット」=場所を意味しています。
ケーブルカーに乗って山上へ行き、15分ほど歩くと岩塩坑見学の建物が見えてきます。ここで内部見学ツアーに参加することができます。内部には当時の様子がそのまま残されており、まるでタイムスリップしたかのような冒険気分に。また、実際の道具や、作業の様子を再現した蝋人形の展示も見ることができます。そしてこのツアーのハイライトが、作業員が坑道を降りるときに使っていたという木製の滑り台!猛スピードで先の見えない暗闇に向かっていくスリルが堪りません。最後は出口まで、トロッコ列車に乗って移動します。

世界遺産展望橋(スカイウォーク)

世界遺産展望橋からの眺め(撮影:ユーラシア旅行社)

地上約360メートルにある世界遺産展望橋。山の斜面から展望台が迫り出し、眼下には青い湖、カラフルな街並み、壮大な山々といったハルシュタットの美しい景色が広がっています。宙を浮いているかのような感覚が味わえ、スリルと爽快感が抜群です。岩塩坑へ向かうケーブルカーで登ったところのすぐ右側にあります。

スリルも味わえる展望!(撮影:ユーラシア旅行社)

聖体行列

聖体祭では、湖面がにぎやかに(撮影:ユーラシア旅行社)
花で美しく装飾された船(撮影:ユーラシア旅行社)

聖体行列は、聖体節の祭日に行われる華やかな行列で、カトリックの大祭の一つ。世界各地で行われる行事ですが、ハルシュタットでは1623年から聖体行列が行われています。
その日、教区教会で朝のミサが終わると、行列が教会を出発してマルクト広場を通り、湖へと向かいます。ハルシュタットでの聖体行列の特徴は、湖面上で行われる船での行列。行列の中心となるのが、花で美しく装飾された2隻の船。1隻には教区牧師や聖歌隊などが乗り、聖体や教会旗を運びます。もう一方は塩山坑夫の音楽隊が乗り込む船です。その周りには村人たちの乗った小舟が連なって、一緒に行進を行います。村人たちも美しい民族衣装で身を包み、華やかな光景が広がります。
観光客も船やボートに乗って行列に参加することができ、貴重な経験で心に残る思い出になることは間違いありません。

四季おりおりの美

秋も心震える美しさ(撮影:ユーラシア旅行社)

空と湖の青さと周辺の緑が美しい夏の時期も素敵ですが、山の木々が色づき、紅葉になるとまた異なる姿を見せてくれるハルシュタット。雪が降り、一面が白くなった冬は、夏や秋とは異なる物語が想像させられます。

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