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一度は訪れたい、ナポリ湾の絶景プローチダ島観光

2022 12/07
目次

プローチダ島とは

プローチダ島のコリチェッラ地区(撮影:ユーラシア旅行社)

ナポリ湾、港から約20kmの沖合に浮かぶプローチダ島。島には古代よりギリシャ・ローマ人が暮らした形跡も発見されています。しかしながら、同じくナポリ湾に浮かぶカプリ島がローマ皇帝の余生を過ごした地になり、景勝地として今日まで人気を集め続けているのに対し、プローチダ島はそこまで観光客も多くなく、古き良きイタリアの島風景が息づく場所です。1950年代のカプリ島が舞台の映画『イル・ポスティーノ』が実際には当時の面影を残しているプローチダ島で撮影されたのも頷けます。
近年はノスタルジックな風景に加え、カラフルな家並みとユニークな建築が連なるコリチェッラ地区の絶景も人気で南イタリアの旅でも人気スポットの一つになっています。

映画『イル・ポスティーノ』
1950年代、政治的な問題で祖国チリから逃れざるを得なかった実在の詩人パブロ・ネルーダが身を寄せたカプリ島。その島で出会ったマリオという青年との交流を描いた1994年イタリア制作の名作映画です。

プローチダ島への行き方、アクセス

プローチダ島への足は船です。便数もそれなりにあり、ナポリ港から水中翼船で約35分、大型のフェリーで約60分です。プローチダ島に近いポッツォーリ港からも船が出ています。

ナポリ港からのフェリー(撮影:ユーラシア旅行社)

プローチダ島のみどころ

テッラ・ムラータ地区と展望台

右側の丘がテッラ・ムラータ地区(撮影:ユーラシア旅行社)

プロチーダ島を訪れたら、誰もが目指すのが島の東部の丘テッラ・ムラータ地区ではないでしょうか。港から歩くと上り坂で30分程度かかるので、タクシーの利用がおすすめです。丘の上にはサン・ミケーレ修道院が建ち、その手前側にある砲台跡からこのページの初めに掲載されているコリチェッラ地区のカラフルな家並みを収めた絶景写真が撮影出来ます。

コリチェッラ地区の眺め(撮影:ユーラシア旅行社)

コリチェッラ地区

コリチェッラ地区(撮影:ユーラシア旅行社)

カラフルな家並みがシンボルのプローチダ島の中心地区。17世紀頃に形成された漁村に起源を持ち、今でも漁師たちが活躍する町です。家並みはカラフルなのだけではなく、よく見ると建築様式もそれぞれにユニークな形を持っており、見ていて飽きる事がありません。海岸線沿いにはカフェやレストランもあり、ゆっくり散策しながら食事やお茶をするのも良いでしょう。

コリチェッラ地区(撮影:ユーラシア旅行社)

イル・ポスティーノの舞台

ロケ地にもなったレストラン(撮影:ユーラシア旅行社)

名作『イル・ポスティーノ』のロケ地にもなったカフェレストランは現在も営業しており、観光客の人気を集めています。内部には映画関連の展示も並んでおり、『イル・ポスティーノ』の世界に触れる事が出来ます。

映画関連の展示も(撮影:ユーラシア旅行社)
メニューにあるナポリ周辺の名物料理溺れだこ(撮影:ユーラシア旅行社)

三輪タクシー

三輪タクシー(撮影:ユーラシア旅行社)

細い小路が連なるプロチーダ島の足として重宝されているのが、三輪タクシーです。港からコリチェッラ地区を始め、坂もすいすい上って島中のスポットにスムーズにアクセスする事が出来ます。

その他

プローチダ島の小路(撮影:ユーラシア旅行社)

プロチーダ島では、コリチェッラの海外通りと共に内陸側の小路にも足を延ばしてみましょう。静寂の中で絵になる通りがたくさんありますので、思い思いに歩いてみるのも面白いです。

プローチダ島の小路(撮影:ユーラシア旅行社)

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