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連絡手段は水牛車、海を渡って由布島へ(沖縄)

2022 6/23
目次

由布島とは

由布島へ渡る水牛車(撮影:ユーラシア旅行社)

由布島は、西表島の東側の沖合約500mの位置に浮かぶ周囲2kmの小島。元は西表島の川から流れ出た土砂が堆積して出来た島です。西表島のマラリアを避けるために、感染地域外であった由布島に人々が拠点を定めたのが人が住み始めた歴史の始まりでした。特に20世紀に入ってからは黒島や竹富島からの移住者が多かったそうです。水牛もこの頃に耕作用に持ち込まれ、数も増えていきました。
しかし1969年に島を襲った台風によって壊滅的被害を被った為、住民は対岸の西表島美原地区に移り住みました。そんな中で由布島に残った西表正治氏が目指したのは、島の植物園化。こつこつと熱帯植物を植え続け、島ごと亜熱帯植物楽園として完成させました。元々農業用だった水牛も観光客を乗せる水牛車に転用し、今では西表島観光でも1,2を争う人気観光地にまで昇り詰めました。

由布島への行き方、アクセス

西表島の主要港である大原港からは車や路線バスで約20分で西表島側の水牛車乗り場に到着します。そこからは水牛車に乗って約10分で海を渡ります。

水牛車に乗って海を渡る

客待ちの水牛車(撮影:ユーラシア旅行社)

かつてテレビのCMでも一世風靡した電柱が連なる海を水牛車が進む光景は今も尚健在です。潮位が低ければ歩いて島に渡る事もできますが、水牛車にゆっくり揺られて行くのが由布島の楽しみの一部でしょう。御者による由布島や水牛の話、さらに三線の唄などここならではの体験ができます。

海を渡る水牛車(撮影:ユーラシア旅行社)

由布島で訪れたいスポット4選

引用元:由布島公式サイト

島の周囲は約2km、島内は徒歩で全てのみどころを回る事が出来ます。西表正治氏の夢が結実した島ごと植物園の姿をゆっくりご堪能下さい。

由布島入口(撮影:ユーラシア旅行社)

水牛の池

水牛の池(撮影:ユーラシア旅行社)

島に入ってすぐに現れるのが水牛の池です。日中は主に非番(?)の水牛がのんびりと過ごしている姿が見られます。たまに仔牛を育てている母親の個体もいたりでほっこりとさせてくれる場所です。ちなみに由布島の水牛は元々台湾から連れてこられたアジアスイギュウです。

将来を担う子牛(撮影:ユーラシア旅行社)

蝶々園

オオゴマダラ(撮影:ユーラシア旅行社)

様々な花が咲く温室の中で大量に飛び回る蝶。特に日本最大級の大きさを誇るオオゴマダラは是非見つけましょう。沖縄の県蝶でもあり、さらにオオゴマダラの黄金の繭も見つけられたら、幸運が訪れると言われています。他にも多数の蝶が飛んでいます。

黄金の繭(撮影:ユーラシア旅行社)

マンタの浜

マンタの浜(撮影:ユーラシア旅行社)

島の東側に広がるマンタの浜。由布島の東側に浮かぶ小浜島との間を通るヨナラ水道が”マンタウェイ”と呼ばれる程マンタがよく回遊する場所である事から、ヨナラ水道に面したこの浜はマンタの浜と呼ばれるようになりました。晴れた日には絶景が広がります。

ブーゲンビリヤガーデン

ブーゲンビリヤガーデン(撮影:ユーラシア旅行社)

島の一番北側に位置するブーゲンビリヤガーデン。ブーゲンビリヤは冬の前後にピークを迎えますが、温室で管理されているので、一年を通してお花を愛でる事ができます。

亜熱帯植物

亜熱帯植物が生い茂る島内(c)663highland(CC BY-SA 3.0)

西表正治氏が植え続けた様々な亜熱帯植物が島内で見学できます。ヤシ、マングローブ、ナンヨウスギ、オオベニゴウカン等一年を通して植物やお花を楽しむ事が出来ます。

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