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欧州の極北、4ヶ国を跨ぐラップランド地方

2021 10/08
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ラップランドとは

夏の間太陽は沈まず、冬の間は太陽が昇らない時期、北極圏(北緯66度33分以北)に位置しており、スカンディナヴィア半島の北部の地域、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド及び、ロシア連邦のコラ半島にまたがる地方です。ラップランドはサンタクロースの住む場所、オーロラの名所として知られています。またラップランドではフィンランド語、サーミ語、スウェーデン語がよく使用されております。サーミ語はスカンディナヴィア唯一の原住民であるサーミ人が使用している言語です。

サーミ人とは?                                              ラップランド地方に住んでいるトナカイ遊牧民のことを指します。サーミ人の言葉はサーミ語ですがスウェーデン語、フィンランド語、ノルウェー語、ロシア語などをほとんどの人が話すことができます。もともとは狩猟や遊牧をおこなう民族でしたが、現在、ほとんどのサーミ人が街で定住生活をしています。サーミ人が現在の地に住み着いたのはおよそ2000年以上前と言われており、この地最古の文化を築いたコムサと呼ばれる民族の子孫とも言われています。

ラップランドへの行き方、アクセス

今回はラップランドの入り口の街とも呼ばれるロヴァニエミのアクセス方法を紹介します。ロヴァニエミへの直行便はないため、ヘルシンキで乗り換えになります。日本からヘルシンキまでは約9.5時間〜11時間の所要時間です。ヘルシンキからロヴァニエミまでは列車で約1時間で移動することができます。

ラップランドの魅力

サンタクロースの故郷、ロヴァニエミ

ラップランドの首都であるロヴァニエミは人口、約6万人でラップランド地方の行政、商業の中心地となっています。ケミ川とオウナス川の合流点に位置しており、ラップランド入り口の街、そしてサンタクロースの故郷として世界中から観光客が訪れます。ロヴァニエミではサンタクロースの家、サンタクロース郵便局、お土産物などが集まったサンタクロース村で実際にサンタクロースと記念撮影をすることができたり、郵便局ではクリスマスの切手を購入することも可能です。また1年のうち200日にも上るといわれるオーロラを8月中旬から4月初旬まで鑑賞することができます。

オーロラを見るには?                                         暗くて空が澄んでいること、街灯などの光のない場所であることが条件です。ロヴァニエミでは街の中心付近でもアークティック・ガーデン(ArcticGarden)やオーナスバーラの丘の上などがオーロラスポットになっています。

オーロラの神話                                               サーミ人の伝説によるとオーロラは北極ギツネが雪原を走り、その尻尾で舞い上がった粉雪が火花となり夜空に現れた光だとされています。そのため、オーロラはフィンランド語で「狐火」を意味する「Revontulet」(レヴォントゥレット)と呼ばれ不思議なパワーがあるとされています。またオーロラの下で結ばれた男女には子宝が授かると信じられ、子供は運や健康、美貌に恵まれるといった言い伝えも残っています。

撮影:ユーラシア旅行社

ノルウェー北部最大の都市トロムソ

ノルウェー北部の北極点に位置しており、夏の白夜、冬のオーロラなど北極点ならではの自然体験もできます。ハイキングコースもあるストールシュタイネン山への登山も楽しむことができ白夜での真夜中の太陽を山頂から眺めることもできます。またサーミの人々の歴史、ノルウェー北部の歴史を詳しく展示したトロムソ博物館に足を運ぶのはいかがでしょうか。

ヨックモック

スウェーデンの首都ストックホルムから北へ約800kmに位置するヨックモック「 Jokkmokk」はサーミ語で「川が曲がるところ」という意味を持つ言葉です。冬にはオーロラが鑑賞できるほか約400年も続いているサーミのウインターマーケットも魅力の一つです。また歴史、民俗学、自然など、各テーマごとに見応えのある空間を作り出してサーミについて展示しているサーミ博物館を訪れてみてはいかがでしょうか。この博物館では普通の観光地では購入することが困難なサーミの伝統的な工芸品や書籍などを購入することができます。

ー補足ー                                               シガールというお菓子で有名な日本の洋菓子メーカー「ヨックモック」の社名の由来は、創業者の藤縄則一さんがヨックモックに訪れた際、地名の持つ響きと自然に囲まれた美しい場所であることを知り、日本人になじみやすいようにヨックモック(YOKUMOKU)を社名にしたのだとか。

撮影:ユーラシア旅行社

フィンランドNo1オーロラスポットのサーリセルカ

フィンランドのラップランド最北の場所に位置しており、人口は350人と小さな町ですが冬になるとオーロラや冬のアクティビティで観光客が多く訪れます。ロヴァニエミよりサーリセルカは2度経度が高い北緯68.4度に位置するためオーロラが見やすくなり、スノーリゾート地でもあるので昼間はスキーやトナカイのソリなどのアクティビティを楽しむことができます。またサーリセルカの近くにはウルホケッコネン国立公園があり、ここではハイキングやトラッキングを楽しむことができ、夏の夜空には真夜中の太陽、冬の夜空にはオーロラが輝いています。

撮影:ユーラシア旅行社

サーミ文化中心の町イナリ

ラップランド最大の湖があるイナリ湖畔にある小さな町で緯度は北緯69度に位置しています。サーミ文化中心の町としてサーミ博物館「シーダ」、サーミのラジオ局、サーミの伝統的な工芸品を取り扱っているショップなどがあり、サーミ文化に触れるには最適な場所と言えます。またラップランド最大、フィンランドで3番目に広い湖であるイナリ湖はハイキングや釣りなどを楽しむことができるほか、オーロラ鑑賞の穴場名所としても知られています。

イナリ湖(撮影:ユーラシア旅行社)

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