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奇岩の絶景と祈りの洞窟の地 カッパドキア(トルコ)

2020 12/08
目次

カッパドキアとは

自然が生み出した不思議な大地の景観が広がる、トルコ中部のカッパドキア地方。この独特の地形は、数億年前の火山活動によって、火山灰や溶岩の堆積と風雨による侵食の相互作用で生み出されました。
また、この地は古くからの人々の営みの舞台でもありました。世界で初めて鉄器を使用したヒッタイト王国の中心地だった他、ローマ時代には迫害を逃れたキリスト教徒が洞窟を掘って住居や教会を作り、祈りの生活を送っていたのです。

自然のダイナミックな景観と人々の営みの歴史の深い場所であることから、1984年、自然遺産と文化遺産が組み合わさった「複合遺産・ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群」として、世界遺産に登録されました。

今日では、洞窟を改装して客室にしたホテルが数多くあり、カッパドキアならではの滞在を楽しむことができます。洞窟というと不便な印象を受けるかもしれませんが、多くの洞窟ホテルには空調やバスルーム、インターネットなどの設備が完備され、快適な洞窟ライフをお楽しみ頂けます。この記事の後半では、おすすめの洞窟ホテルをご紹介します。

世界に類をみない絶景と、ここでしか味わえない洞窟ホテル滞在体験。人生で一度は訪れたいカッパドキアの多彩な魅力をお伝えします。

カッパドキアの場所は

ヨーロッパとアジアの境界に位置する国、トルコ。カッパドキアは、国土の大部分を占めるアナトリア半島の中部に位置しています。

カッパドキアへのアクセスは、イスタンブールから国内線に乗り継ぐ空路と、夜行バスを使う陸路がありますが、陸路は10時間前後の大移動となりますので、空路移動(所要1時間30分弱)がお勧めです。カッパドキアの近くにはネヴシェヒル空港とカイセリ空港の2つの国内線空港があり運航スケジュールが異なりますので、国内線を予約する際は、混同しないようにご注意下さい。各空港からホテルまでの移動はシャトルバス(事前予約が必要)の利用や、旅行会社を通じて送迎車を手配する方法があります(タクシーはシャトルバスに比べても割高になります)。

カッパドキア観光の必見スポット3選

パシャバーの「妖精の煙突」

パシャバーの「妖精の煙突」(撮影:ユーラシア旅行社)

不思議な景観が多いカッパドキアでも、特にインパクト抜群なのがパシャバー地区の奇岩「妖精の煙突」。きのこの「かさ」の部分はまるで後から載せたように見えますが、これは、火山活動により異なる地質の土壌が層を成して堆積され、風雨による浸食が加わることで形成されたもの。昔、農民がここで妖精に出会ったという伝説から名付けられたそうですが、自然が生み出した不思議な光景は、現代でも幻想的な雰囲気を漂わせています。

ローズバレー

ローズバレー(撮影:ユーラシア旅行社)

せり立った波が固まったかのような奇岩が並ぶローズバレー。ピンク色がかった岩の色が薔薇の花に見えることからその名で呼ばれています。ここは、カッパドキアの中でも随一の夕日鑑賞スポット。奇岩が織りなす陰影が時の経過と共に刻々と色合いを変え、夕日を受けた時、一枚の絵のような美しい姿を表します。

洞窟教会

教会内部のフレスコ画(撮影:ユーラシア旅行社)

古代ローマ時代に異教とされ、迫害されたキリスト教の修道士たちがこの地に逃れ、岩を掘り抜いて教会や住居とし、世の喧騒を離れた祈りの生活を送りました。洞窟教会の壁に描かれた数々のフレスコ画は、直射日光や風雨にさらされにくい環境のために保存状態がよく、今でも色鮮やかな姿が残されています。

ギョレメの野外博物館をはじめ、複数の洞窟教会がありますが、修復等で閉館していることもあるため、最新情報の確認を忘れずに。

おすすめ洞窟ホテル3選

【ギョレメ地区】
ギョレメはかつてキリスト教徒たちが暮らした地域で、現在ではカッパドキア観光の一大拠点として、数多くのホテルに加え、スーパーやレストラン、カフェなどが揃う便利なエリアに発展しています。

ギョレメ地区からの展望(撮影:ユーラシア旅行社)

Cappadocia Cave Suites

地面から突き出したキノコ岩と一体化した外観が特徴的なカッパドキアケーブスイーツは、部屋ごとに異なるアンティーク調の内装が素晴らしいホテルです。トルコを象徴色である赤を活かした装飾が白い岩壁に映え、洞窟ホテルならではの居心地のよい空間を演出しています。また、ギョレメ中心部から徒歩数分の高台に立地しており、共有のテラスからは美しい街並みを一望できます。ホテルでリラックスして夕日を鑑賞したい方にもおすすめです。

Anatolian Houses

アナトリアンハウスは、中世の古城のような佇まいが特徴の洞窟ホテル。自然の構造を活かし、全ての部屋が異なる間取りや内装で飾られています。同行者と部屋を分けて宿泊するときは、部屋を比べ合うのもお勧めです。また、ユニークなのが「ワインの泉」と呼ばれる、ひねるとワインが出てくる蛇口。冬期は使えないことがありますので、お酒好きな方は要注意!ギョレメの中心から歩いてすぐの便利な立地も高ポイントです。

【ウチヒサール地区】
カッパドキアの中でも特に高い場所にあるウチヒサール。岩山をくりぬいて作られた城砦で有名で、奇岩地帯を一望できるため、近年開発が急速に進んでいる地域です。

岩山をくりぬいて作られたウチヒサール城砦(撮影:ユーラシア旅行社)

Museum Hotel

一流のホテルやレストランだけが加盟できるフランスのRelais & Châteaux(ルレ・エ・シャトー)にトルコで唯一加盟している、カッパドキアでも有数の高級ホテル。この地にあった遺跡を活かして建設されたホテルで、部屋ごとに異なるこだわり抜いたアンティークで彩られた内装は、その名の通り、美術館の中に滞在しているような体験をさせてくれます。またそのプールからはカッパドキアの絶景が視界いっぱいに広がり、ウチヒサール滞在ならではの体験を楽しめます。

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